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第6章 禁断の花園
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(しまった!ワナだったのか?)
まさかそこまでは、考えが及んでいなかった珠紀は、今度こそ本当に、
その場に尻を落とした。
「キミ…置いて行かれたんだねぇ~大丈夫なの?」
クククと笑いながら言うので…そうなったのは、誰のせいよ、と
珠紀は思うけれど、言い返すことが出来ない。
はぁ~とため息をつくと、
ついていないなぁ~とつぶやいた。
ようやく体のこわばりが取れ、おそるおそる立ち上がると、
男は花壇のブロックに腰をかけて、珠紀の様子をじぃっと見ていた。
「キミ…ボクのこと、怖くないの?」
むしろあっさりと男がそう言うので、珠紀は頭を振り
「怖くないです。
だって…人間でしょ?」
淡々と珠紀が言う。
「ははっ!君って、ホント、ユニークだなぁ」
男は楽しそうに笑う。
それからぐぃっとあごを突き出し、
「キミ…知らないの?
このホテルに巣くう…魑魅魍魎のことを」
からかうように、目を細めて珠紀を見るので、
「なんのことですか?」
そう言い返しながらも、ようやく先輩たちが何を企んでいたのかが、
段々とわかってきた。
「えっ…」
言葉につまり、困った顔をする珠紀に、男はさらに楽しそうに笑う。
「おやおや、キミ、だまされたのか?
可哀そうにねぇ」
わざと憐れむように、こちらを見る。
その顔は、仮面とフードですっぽりと隠されていたけれど…
頬の辺りに、醜いケロイドの痕が、チラリと見えた。
ほんの一瞬なので、よくはわからないけれど…
顔も手足も、素肌が見えないように、すっぽりとマントでおおわれている。
なんでここまで徹底して、自分の姿を隠すのか…と疑問に思っていたけれど、
男はそんなこと、少しも気にしていない様子だった。
まさかそこまでは、考えが及んでいなかった珠紀は、今度こそ本当に、
その場に尻を落とした。
「キミ…置いて行かれたんだねぇ~大丈夫なの?」
クククと笑いながら言うので…そうなったのは、誰のせいよ、と
珠紀は思うけれど、言い返すことが出来ない。
はぁ~とため息をつくと、
ついていないなぁ~とつぶやいた。
ようやく体のこわばりが取れ、おそるおそる立ち上がると、
男は花壇のブロックに腰をかけて、珠紀の様子をじぃっと見ていた。
「キミ…ボクのこと、怖くないの?」
むしろあっさりと男がそう言うので、珠紀は頭を振り
「怖くないです。
だって…人間でしょ?」
淡々と珠紀が言う。
「ははっ!君って、ホント、ユニークだなぁ」
男は楽しそうに笑う。
それからぐぃっとあごを突き出し、
「キミ…知らないの?
このホテルに巣くう…魑魅魍魎のことを」
からかうように、目を細めて珠紀を見るので、
「なんのことですか?」
そう言い返しながらも、ようやく先輩たちが何を企んでいたのかが、
段々とわかってきた。
「えっ…」
言葉につまり、困った顔をする珠紀に、男はさらに楽しそうに笑う。
「おやおや、キミ、だまされたのか?
可哀そうにねぇ」
わざと憐れむように、こちらを見る。
その顔は、仮面とフードですっぽりと隠されていたけれど…
頬の辺りに、醜いケロイドの痕が、チラリと見えた。
ほんの一瞬なので、よくはわからないけれど…
顔も手足も、素肌が見えないように、すっぽりとマントでおおわれている。
なんでここまで徹底して、自分の姿を隠すのか…と疑問に思っていたけれど、
男はそんなこと、少しも気にしていない様子だった。
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