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第11章 新しい仲間たち
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「まだ歓迎会、してないもんねぇ」
がぜんマイコが乗り気になったようだ。
「ね、大家さんを呼ぶ?」
「ひよりちゃん親子は?」
「中田さんは?」
楽しそうに、待子を通り越して、レイコさんとマイコが話し込んでいる。
そのムードに入り込めずに、待子は遠慮がちにうつむき加減で、
「あのぉ~サラさん、呼んでもいいですか?」
おそるおそる、という感じで聞いてみる。
「サラさん?」
ここの住民以外の名前だったので、念頭になかったようで、
2人は一瞬黙り込み、目を見合わせている。
その微妙な空気に耐えかねて…
(あ、またまずいことでも、言ったのかなぁ?)
急に不安になってきた。
「まぁ、いいんじゃない?」
「大家さんの関係者だし」
再び2人は話し込んでいる。
この調子だと…待子の親友の杏子を呼んでも、怒られたりしない
のではなかろうか…とふいに思う。
「あなた…バイトは?」
レイコさんはすぐ傍らで、うなづいているマイコに向かって言う。
「バイト?あぁ、いつでも辞められるし」
やけにアッサリと、マイコは言う。
「それはダメよ!そんなんだから…ストーカーに目を付けられるんでしょ」
どうやらここでは、マイコのストーカーのことは、結構有名らしい。
さらに今度は待子の方に向かい、
「あなた…バイトしてるんだっけ?」
ついでのように、待子に向かって聞いていた。
がぜんマイコが乗り気になったようだ。
「ね、大家さんを呼ぶ?」
「ひよりちゃん親子は?」
「中田さんは?」
楽しそうに、待子を通り越して、レイコさんとマイコが話し込んでいる。
そのムードに入り込めずに、待子は遠慮がちにうつむき加減で、
「あのぉ~サラさん、呼んでもいいですか?」
おそるおそる、という感じで聞いてみる。
「サラさん?」
ここの住民以外の名前だったので、念頭になかったようで、
2人は一瞬黙り込み、目を見合わせている。
その微妙な空気に耐えかねて…
(あ、またまずいことでも、言ったのかなぁ?)
急に不安になってきた。
「まぁ、いいんじゃない?」
「大家さんの関係者だし」
再び2人は話し込んでいる。
この調子だと…待子の親友の杏子を呼んでも、怒られたりしない
のではなかろうか…とふいに思う。
「あなた…バイトは?」
レイコさんはすぐ傍らで、うなづいているマイコに向かって言う。
「バイト?あぁ、いつでも辞められるし」
やけにアッサリと、マイコは言う。
「それはダメよ!そんなんだから…ストーカーに目を付けられるんでしょ」
どうやらここでは、マイコのストーカーのことは、結構有名らしい。
さらに今度は待子の方に向かい、
「あなた…バイトしてるんだっけ?」
ついでのように、待子に向かって聞いていた。
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