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scene 9 もう1つののシンデレラ物語
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「えっ?」
礼美は、まさか自分に向かって言っているとは思わなくて、何を言って
いるの?と、ポカンとしていると、エラは礼美のことを、嬉しそうに
突っついて、
「礼美さん!何かいいことが、あるんだって!」と声をかけると、
「よかったわね!」
ニコニコとしました。
「えっ?えっ?どういうこと?」
わけがわからず、礼美は落ち着きのない目で、大家さんの顔を見ると…
深く濃いブラウンの瞳が、礼美の顔を食い入るようにして見ると、
「そのうち、わかるわ」とだけ言いました。
何だかモヤモヤした占いですが、余計な言葉を挟む前に、
エラの方へ向き直ると、
「事情はわかったわ。なるべく早く連れていらっしゃい」
うなづきながら、言いました。
それにしても不思議なのは…本人の顔を見ていないのに、
なんだかすでに見えているかのように、エラに向かって、
ハッキリと言ったので…
エラは大きくうなづきました。
礼美と共に、エラの出て行こうとすると、ふと大家さんは、
今思いついた、という顔で、エラの背中に声をかけます。
「あなた…近い将来、きっと大きな選択を強いられるわ」
エラはビックリとして、ピタッと足を止めます。
振り向くエラに向かって、まっすぐに大家さんは、
「何を選ぶかは、あなた次第…
でも、あなたの人生を大きく変えるわ!
一時の感情に流されないように、ちゃんと結論をだしなさいね」
そうしてポケットを探り、封筒を差し出しました。
礼美は、まさか自分に向かって言っているとは思わなくて、何を言って
いるの?と、ポカンとしていると、エラは礼美のことを、嬉しそうに
突っついて、
「礼美さん!何かいいことが、あるんだって!」と声をかけると、
「よかったわね!」
ニコニコとしました。
「えっ?えっ?どういうこと?」
わけがわからず、礼美は落ち着きのない目で、大家さんの顔を見ると…
深く濃いブラウンの瞳が、礼美の顔を食い入るようにして見ると、
「そのうち、わかるわ」とだけ言いました。
何だかモヤモヤした占いですが、余計な言葉を挟む前に、
エラの方へ向き直ると、
「事情はわかったわ。なるべく早く連れていらっしゃい」
うなづきながら、言いました。
それにしても不思議なのは…本人の顔を見ていないのに、
なんだかすでに見えているかのように、エラに向かって、
ハッキリと言ったので…
エラは大きくうなづきました。
礼美と共に、エラの出て行こうとすると、ふと大家さんは、
今思いついた、という顔で、エラの背中に声をかけます。
「あなた…近い将来、きっと大きな選択を強いられるわ」
エラはビックリとして、ピタッと足を止めます。
振り向くエラに向かって、まっすぐに大家さんは、
「何を選ぶかは、あなた次第…
でも、あなたの人生を大きく変えるわ!
一時の感情に流されないように、ちゃんと結論をだしなさいね」
そうしてポケットを探り、封筒を差し出しました。
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