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第2章 あなたはだぁれ?
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(えっ?まさか…直してくれるの?)
魔法使いというのは、本当なのか?
柚は期待した。
そもそもケンカの原因は、このガラスの靴なのだ。
すると…
「この靴には、まだ魔法の力が残っているのよ。
ちゃんと直したいのなら…
一度、こっちの世界に、来てもらわないとねぇ」
考えてもみないことを、おばあさんが言い出した。
「えっ?おばあさんが、直せるんじゃあないの?」
だって…魔法の靴なんでしょ?
柚は思わず、噛みつくように言う。
(何よぉ~やっぱり、ウソなの?)
そうすると…急に不安になってくる。
「あら~私はひと言も、直せるなんて、言っていないわよ」
のらりくらりとした言い方で、柚の追求をかわした。
「え~っ!」
それは、困ったことになった!
柚は慌てる。
まさか、そんなことになるなんて…
考えもしなかったからだ。
(この人…本当に、魔法使いのおばあさんなの?)
先ほどのことは忘れて、とにかく家に帰ろう、と思う。
「あら、帰るの?」
すかさずおばあさんが、声をかけてくる。
ギクリ…と、柚が立ち止まる。
「いいけど、帰り道、わかるの?」
まったく平然とした態度で、そう言うので、何だか柚は
シャクに思えた。
魔法使いというのは、本当なのか?
柚は期待した。
そもそもケンカの原因は、このガラスの靴なのだ。
すると…
「この靴には、まだ魔法の力が残っているのよ。
ちゃんと直したいのなら…
一度、こっちの世界に、来てもらわないとねぇ」
考えてもみないことを、おばあさんが言い出した。
「えっ?おばあさんが、直せるんじゃあないの?」
だって…魔法の靴なんでしょ?
柚は思わず、噛みつくように言う。
(何よぉ~やっぱり、ウソなの?)
そうすると…急に不安になってくる。
「あら~私はひと言も、直せるなんて、言っていないわよ」
のらりくらりとした言い方で、柚の追求をかわした。
「え~っ!」
それは、困ったことになった!
柚は慌てる。
まさか、そんなことになるなんて…
考えもしなかったからだ。
(この人…本当に、魔法使いのおばあさんなの?)
先ほどのことは忘れて、とにかく家に帰ろう、と思う。
「あら、帰るの?」
すかさずおばあさんが、声をかけてくる。
ギクリ…と、柚が立ち止まる。
「いいけど、帰り道、わかるの?」
まったく平然とした態度で、そう言うので、何だか柚は
シャクに思えた。
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