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第3章 夢のカケラ
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そこは、大きな公園のようなところだ。
遊具はないけれど、だだっ広い空間で、とにかく休憩しよう…と、
柚はベンチを探す。
すると…噴水のような所に、見知らぬ男の人が、座り込んでいるのが見えた。
(えっ?)
てっきり、女の人がいるのだろう…と、
勝手に柚は、そう思い込んでいた。
だが当てが外れて、声をかけるのを、ためらう。
それでもおそるおそる近付くと、頭を抱え込んで、座っていた男の人が、
フッと顔を上げて、こちらを向く。
「あっ」
目が合うと、柚は思わず立ち止まる。
(まさか、本当に、人がいるなんて…)
実のところ、誰もいない、と思っていた。
どうしよう?と立ち止まる。
その人は、うつろな目をして、ボンヤリと視線を泳がせている。
けれどもゆっくりと、柚に視線が定まると
「やぁ」と声をかけてきた。
遊具はないけれど、だだっ広い空間で、とにかく休憩しよう…と、
柚はベンチを探す。
すると…噴水のような所に、見知らぬ男の人が、座り込んでいるのが見えた。
(えっ?)
てっきり、女の人がいるのだろう…と、
勝手に柚は、そう思い込んでいた。
だが当てが外れて、声をかけるのを、ためらう。
それでもおそるおそる近付くと、頭を抱え込んで、座っていた男の人が、
フッと顔を上げて、こちらを向く。
「あっ」
目が合うと、柚は思わず立ち止まる。
(まさか、本当に、人がいるなんて…)
実のところ、誰もいない、と思っていた。
どうしよう?と立ち止まる。
その人は、うつろな目をして、ボンヤリと視線を泳がせている。
けれどもゆっくりと、柚に視線が定まると
「やぁ」と声をかけてきた。
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