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第3章 夢のカケラ
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もしかして、家のすぐ近くではないか…と思って、暗がりを透かす
ようにして、やっぱり見覚えのない、山の景色だ。
一体どうしたら、いいの?
柚はすっかり、心細さで泣き出したくなる。
このまま…家に帰れなくなってしまうのだろうか?
ママには、もう会えないの?
そんな不安で、胸が押しつぶされそうになる、
(もしかして、まだあのおばあさんが、見ているのかもしれない)
一縷の望みをかけて、大きな声で、泣き出したいのを、必死で
こらえる。
(ここから、出られなくなってしまったら、どうしよう?)
そう思うけれど…
『これから出会う人と、仲良くしなさい』
おばあさんの言っていた、この言葉を信じるしかなかった。
「ダイジョーブ、ダイジョーブ」
柚はとにかく、繰り返しつぶやく。
とにかく何も考えずに、スタスタと歩く。
ポカンと何もない空間を、どの方向が正しいのかもわからない。
ひたすら、まっすぐに歩く。
すると…ようやく、広場のような空間に出て来た。
(もしかしたら、誰かいるかも?)
柚は少しだけ、救われたような気持ちになった。
ようにして、やっぱり見覚えのない、山の景色だ。
一体どうしたら、いいの?
柚はすっかり、心細さで泣き出したくなる。
このまま…家に帰れなくなってしまうのだろうか?
ママには、もう会えないの?
そんな不安で、胸が押しつぶされそうになる、
(もしかして、まだあのおばあさんが、見ているのかもしれない)
一縷の望みをかけて、大きな声で、泣き出したいのを、必死で
こらえる。
(ここから、出られなくなってしまったら、どうしよう?)
そう思うけれど…
『これから出会う人と、仲良くしなさい』
おばあさんの言っていた、この言葉を信じるしかなかった。
「ダイジョーブ、ダイジョーブ」
柚はとにかく、繰り返しつぶやく。
とにかく何も考えずに、スタスタと歩く。
ポカンと何もない空間を、どの方向が正しいのかもわからない。
ひたすら、まっすぐに歩く。
すると…ようやく、広場のような空間に出て来た。
(もしかしたら、誰かいるかも?)
柚は少しだけ、救われたような気持ちになった。
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