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26 恋バナ
しおりを挟む忘年会当日、二次会の為4人で陸と和の住むマンションに行った。
乾杯!!
4人はワインで乾杯をした。
「しかし…いい部屋だな。ここにお前ら一緒に住んでるんだろ」
「まっ…まぁな」
「大村ってそんな金に困ってんの?うちの会社そんな給料悪くないと思うけど」
「あっ…まぁ…色々と」
「オ…オレも助かるし。家賃も半分になるしさ」
「ふーん。オレは女だったらいいけど男と住むのは勘弁だな~」
「でもこの広さならオレはいいかも」
「そうか?会社でも一緒…家でも一緒は相手が女でも嫌だわ…それが男だろ…あ~嫌だ」
広川の奴…相変わらず嫌な奴だ…
それに比べて和は何ていい子なんだ…
嫌な顔せずずっとニコニコしてる…
「佐田っ?ワインもう1本開けていいか?」
「あっ、うん」
そして2時間経ちみんないい感じに酔ってきて恋愛話を始めた。
「安井は彼女と上手くいってんの?」
「まぁね」
「もう付き合って長いんですか?」
「3年かな」
「安井は今29だっけ?彼女は?」
「同じ29だよ」
「じゃあ…お互いにいい年だし結婚の話とかしてるんだろ?」
「彼女は早く結婚したいみたいだけど…オレはまだしたくなくてさ」
「そうなんですね」
「まぁ…結婚したら自由がなくなるからな」
「広川は結婚したくないの?っていうか彼女いないの?」
「いねー。もう5年くらい…別に女なんていらないし」
「ふーん…寂しいね~佐田と大村は?」
「僕は…いません。佐田先輩は少し前までいましたよねっ」
「えっ…」
「佐田に彼女いたの?」
「いましたよねってことは別れたの?」
「うん」
「へえーそうなんだー。どのくらい付き合ってたんだ?」
「えっと、1週間?2週間だったかな」
「なんだそれっ」
「早っ…何で付き合ったんだよ?」
「それは…まぁいいじゃないかっ」
「佐田も30だろ。何かもったいないよな」
「そうか?」
「誰か紹介しようか?」
「えっ…いいよ」
「遠慮すんなよ」
「いいって…」
「ワインッ‼︎」
「びっくりしたぁ」
「どうした大村っ」
「あっ…えっと…お2人ともワイン注ぎましょうか…」
「あっ…ああ」
「ありがとう」
和…話しそらす為にわざとだな…
ったく…可愛い奴め…
「紹介するなら大村にしろよ。まだ若いんだし遊びたい年頃だろ」
なっ、何っ⁈
「そうだな。大村…可愛い顔してるし女に好かれそう。大村っ紹介しようか?」
「えっ…」
「紹介してもらえよ。この際何人か紹介してもらって何股かかけちゃえば?」
「ダメだっ‼︎」
「え…」
「何だっ?」
「どうした佐田っ」
「あっ、おっ…大村は彼女できたら仕事が疎かになりそうだし…今は彼女作るよりも仕事に専念したいって…言ってたよね?」
うわっ…オレ…何でこんな嘘を…
「そうなのか?大村」
「はっ…はい」
「おもしろくない奴だな~」
「まぁ…それなら仕方ないけど。彼女欲しくなったらいつでも言えよ」
「ありがとうございます」
「どんな人がタイプなんだよ」
「タイプ…ですか?」
一瞬、和と陸は目が合った。
「一緒にいて落ち着く人かな…この人と離れたくない…ずっと一緒にいたい…支えてあげたいって思える人です」
か…和……
「何だそれ。お前女みたいだな」
「…すみません」
「いいじゃん。大村と付き合う人は幸せだよ」
陸はニヤニヤしながら頷いていた。
「佐田…きもちわりーぞ」
「あ~酔ってきたみたいだな~」
「オレも酔ったな~。あー誰かとキスしてぇー」
「キ…キス?」
「安井は酔ったらキス魔になるみたいなんだ」
「えっ…」
「もちろん彼女にだからな。お前らは随分キスしてねーだろ。あっ、佐田は最近まで彼女いたんだったな」
クソッ…否定できない…
「オレはもう随分してないけど…大村もか?」
「えっ…はっ…はい」
「お前たち欲求不満にならないの?キスもご無沙汰だなんて…」
キス…和とオレは飲み会の時しただけで…
付き合ってからはしてない…
というか考えてもいなかった…
でも付き合ってるし…和はキスしたいのかな…
うわー…想像しただけで恥ずかし過ぎるって…
「そんなのどうでもいいし…なっ?大村」
「…はい」
和は寂しげな表情で返事をした。
和…もしかして…
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