Pure love 〜純粋な恋愛〜【完結】

真凛 桃

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38 ずっと大好きです…

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「ホテル行くの…?しかもここ高級ホテルだよな?」

「レストランを予約してるんです。行きましょう」

「マジか」


レストランに入るとコース料理が次々出てきた。


「乾杯しましょう」

「お前飲めよ。オレ運転するから」

「大丈夫です…部屋とってますから。今日はここに泊まりましょう」

「マジでっ⁈」

「はい。だから気兼ねなく飲みましょ」

「じゃ…オレ払うから。ここも高いだろうし。ホテル代も…」

「大丈夫ですよ。いつも陸さん出してくれるし今日は僕に任せて下さいっ!」

「和…本当に大丈夫なのか?」

「はいっ」

「わかった。ありがとう…和」


食事を終えた2人はそのままホテルの部屋に行った。


「お~!いい部屋じゃん」

「ですねっ」

「何でスーツなのかわかったよ。さすがにさっきのレストランは私服じゃ入りづらいもんな」

「はい…すみません。休みの日にまでスーツ着させて…」

「いいって…嬉しかった。まさかここまで予約してくれてたなんて驚いたよ」

「喜んでくれたならよかったです‼︎」

「初めは静岡と千葉行って無謀な計画してるなとは思ったけど…夕日といいレストランの時間といい…ちゃんと考えてたんだな」

「ハハハ。思い通りになってよかったです」

「本当にありがとう」


陸が和にキスにようとすると和は慌てて冷蔵庫に向かった。


「なっ…何か飲みますっ?ビールありますよっ」 

「えっ…あ…うん」

「はい、どうぞっ」

「ありがとう…」

「二次会、乾杯!」

「おっ…おう」


さっきオレを避けたよな…?
いや…気のせいか…


「ところで陸さん…仕事好きですか?」

「いきなり何だよ」

「好きですかっ?」

「好きだよ。和が…」


えっ…


「しっ…仕事ですよっ」

「わかってるよ。仕事は好きだよ。服が好きだからな」

「そうですか。陸さんセンスいいですもんねっ」

「それに今の会社にはお世話になってるからな」

「そうですか…陸さんには今の会社すごく合ってると思います。頑張って下さいね」

「お前もな。一緒に頑張ろうぜ」

「、、、、」

「返事は?」

「…はい」

「よーし…いい子いい子」


陸さん…


和は陸にキスをした。


えっ…


「ふっ…風呂にでも入ってくるかなっ」

「一緒に入ります?」

「えっっ⁈なっ…何言ってんだよ」

「冗談ですよっ」

「ハハ…じゃ先に入ってくるわ」


いざアイツからキスしてきたら照れるなっ…
しかも一緒に風呂入るだなんて…
裸も見たことないのにっ…
心臓が飛び出そうだった…


結局は長く浸りすぎて、のぼせて出てきた。


「陸さん、長かったですね」

「ああ…次、入ってきていいぞ」

「はーい。行ってきまーす」


アイツ…やけに明るいな…
今日は長時間運転したせいか風呂に浸りすぎたな…
でも和はオレの為にプラン考えてくれて…
ホテルまで…オレって幸せ…


5分後。


「あがりました~」

「えっ?早っっ‼︎もうあがったのっ⁈」

「はいっ!早く陸さんに会いたくてっ」


かっ…可愛い…


「ちゃ…ちゃんと浸ったかっっ?」

「はいっ。どうしたんですか顔赤いですよ」

「そうかっ?」

「フフッ…照れてるんですねっ」

「照れてなんか…ないよ」

「陸さん…可愛いですね~」


和は陸の頭をポンポンした。


なっ…何だっ…
和からされると調子狂う…


「そろそろ寝ましょうか?」

「うっ…うん」


ベッド2つか…寝るのは別々だよな…


「じゃ、オレこっちでいい?」

「はい。じゃ僕もっ」

「えっ…一緒のベッド?」

「え…いつも一緒に寝てるじゃないですか」

「そうだけど…」


何かいつもと違うベットだから緊張するなぁ…


「嫌ですか?」

「嫌じゃないよっ」


2人へ同じベッドに入った。


「じゃ…照明消すぞ」

「はい」


和は陸の腕を自分の首に回した。


「和…どうした?」

「え…何がですか?」

「何か今日は積極的というか…いつもと何か違う」

「そうですかね~気のせいですよ」


気のせい…?そうかな…
でも…和からこられると嬉しい…


「和、今日はありがとな。オレの為にここまでしてくれて…嬉しいよ」

「そう言ってくれて僕も嬉しいです」

「来週は温泉でゆっくりしような」

「、、、、」

「和…?」

「あっ…はい」

「会社には居づらいけど…オレたち何も迷惑かけてないし堂々としていよう」

「、、、、」

「オレが和を守るから」


陸さん…


和の目からは涙が溢れていた。


「和?寝たの?」

「…いいえ」

「何があっても和を守るからな」

「…陸さん」

「ずっと…これからもずっと…好きです」

「…オレもだよ」


陸は力いっぱい和を抱きしめた。


「これからもずっと一緒にいような」

「……は…い」


和は溢れそうになる涙を必死で堪えた。

しばらくすると陸は眠った。


陸さん…好きです…たまらなく…好き…
だから…僕…
僕…ごめんなさい…


堪えていた涙が溢れ出し、和は陸にそっとキスをして部屋を出て行った。



これが陸を守る為の和の決断だった。





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