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10話 不安
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次の日、仕事が終わった寿美子は、久しぶりにジョングムと会った。
「久しぶり!スミちゃん」
「久しぶり!元気だった?」
「とりあえず乾杯!」
「乾杯ー」
「もう!こっちに来てたなら連絡してよぉ!ビックリしたよ。テソンと一緒に住んでるなんて」
「ごめんね…」
「でも、テソンと上手くいってよかったね❤︎」
「うん❤︎」
「このままゴールインするんだろうな~❤︎テソンは責任感強いから。スミちゃんをこっちに連れて来た以上、そのつもりだと思うし…」
「そうなれば嬉しいけど…ねぇひとつ気になることがあるんだけど」
「何?」
「テソンのご両親って、ジョングムは会ったことある?」
「あるよ。ずいぶん前だけど、お母様の誕生日会に招待されたからね」
「そうなんだ、どんな人?よくドラマでは学歴こだわったり、厳しいイメージあるから…ドラマの世界だけならいいんだけど…」
「ああ…そうだね~。テソンの実家はお金持ちだし、そういうとこあるかも知れないな、特に母親は厳しいかも…」
「そ…っかぁ…」
「でもテソン、もう2年位実家には帰ってないよ」
「え⁈どうして?」
「何度かテソン、お見合いさせられようとして、その度テソンは行かなかったから…特に母親が激怒して、それからテソンは帰ってないよ。テソンもしたくないお見合いさせられる位なら帰らないって言ってた」
「そうなんだ…」
「やっぱり親のことは気になる?」
「うん。私そんな学歴ないし、日本人だし。一緒に住んでるって知ったらショック受けるだろうな…」
「うーん…でもテソンはスミちゃんが一番だし大丈夫だよ!まぁ、スミちゃんの気持ちも分からないこともないけど…」
「ごめんねっ、久しぶりに会ったのに私の話ばっかりで。ところでジョングムはいい人いないの?」
「え~、いい人ね~、私こういう性格だから女としてみてもらえないしね~」
「そんなことないでしょ!全くいいと思う人はいないの?」
「いないこともないけど…」
「えー、誰、だれ⁇ホンユさん?」
「ホンユはちょっと違う…」
「じゃあ誰?同じ業界の人じゃないの?」
「セジュン知ってるよね?ペクセジュン」
(キャー‼︎マジか‼︎)
「もちろん知ってるよ!ジョングムとも何度か共演してるよね。めちゃくちゃいいと思う!!」
「いいな~と思うだけよ!」
「いや、でも、すごくお似合いだと思う。ジャクソンのドラマの時も本当にカップルみたいだったし!ペクセジュンはかっこいいし性格も良さそう!」
「ただ、アイツは私には興味ないよ。若い子がいいんじゃない?」
「そんなことないよー‼︎」
「え、何で?」
「あ、、ただ…ペクセジュンは年上の方が合ってそう…」
「そーかなぁ?ま、別にどうでもいいんだけどね」
「でも誰から見ても2人はお似合いよ!世間からもそう思われてると思うし、いいと思うんだけどなー」
「あまりそんなふうに言われると意識しちゃうからやめて~」
(そっか…意識させちゃえばいいんだ。しかしセジュンさん知ったら喜ぶだろうな~)
「ドラマで何度もペクセジュンとキスしたでしょ❤︎」
「もういいってば…」
あっという間に4時間が経ち、2人はほろ酔いで店を出て家に帰った。
寿美子がリビングに入ると、テソンはテレビをつけたままソファーで寝ていた。
寿美子はテソンの上に飛び乗った。
「うわっっ、ビックリした!」
「ふふ、ただいま」
「スミ、おかえり」
「こんなとこで寝てたら風邪ひくよー」
「う、うん。今何時?」
「1時だよ」
「もうそんな時間か…楽しかった?」
「うん!テソン、私すごいこと聞いちゃった!」
「何?」
「ジョングムにいい人聞いたら、セジュンさんだって」
「マ、マジで⁈」
「うん。しかもセジュンさんと同じこと言ってた。セジュンは私には興味ないって」
「お互いそう思ってるってことか…」
「すごく言いたかったけど、セジュンさんに口止めされてたから我慢した…」
「でもこのままだと2人は先に進めないよね。セジュンに言わせようか?」
「いいかも!今度4人で会おうよ」
「そうだね」
「それと…」
テソンの両親のことが気になっていた。
「何?」
「ううん、何でもない。シャワー浴びてくるね」
(今度さりげなく聞いてみよう)
「久しぶり!スミちゃん」
「久しぶり!元気だった?」
「とりあえず乾杯!」
「乾杯ー」
「もう!こっちに来てたなら連絡してよぉ!ビックリしたよ。テソンと一緒に住んでるなんて」
「ごめんね…」
「でも、テソンと上手くいってよかったね❤︎」
「うん❤︎」
「このままゴールインするんだろうな~❤︎テソンは責任感強いから。スミちゃんをこっちに連れて来た以上、そのつもりだと思うし…」
「そうなれば嬉しいけど…ねぇひとつ気になることがあるんだけど」
「何?」
「テソンのご両親って、ジョングムは会ったことある?」
「あるよ。ずいぶん前だけど、お母様の誕生日会に招待されたからね」
「そうなんだ、どんな人?よくドラマでは学歴こだわったり、厳しいイメージあるから…ドラマの世界だけならいいんだけど…」
「ああ…そうだね~。テソンの実家はお金持ちだし、そういうとこあるかも知れないな、特に母親は厳しいかも…」
「そ…っかぁ…」
「でもテソン、もう2年位実家には帰ってないよ」
「え⁈どうして?」
「何度かテソン、お見合いさせられようとして、その度テソンは行かなかったから…特に母親が激怒して、それからテソンは帰ってないよ。テソンもしたくないお見合いさせられる位なら帰らないって言ってた」
「そうなんだ…」
「やっぱり親のことは気になる?」
「うん。私そんな学歴ないし、日本人だし。一緒に住んでるって知ったらショック受けるだろうな…」
「うーん…でもテソンはスミちゃんが一番だし大丈夫だよ!まぁ、スミちゃんの気持ちも分からないこともないけど…」
「ごめんねっ、久しぶりに会ったのに私の話ばっかりで。ところでジョングムはいい人いないの?」
「え~、いい人ね~、私こういう性格だから女としてみてもらえないしね~」
「そんなことないでしょ!全くいいと思う人はいないの?」
「いないこともないけど…」
「えー、誰、だれ⁇ホンユさん?」
「ホンユはちょっと違う…」
「じゃあ誰?同じ業界の人じゃないの?」
「セジュン知ってるよね?ペクセジュン」
(キャー‼︎マジか‼︎)
「もちろん知ってるよ!ジョングムとも何度か共演してるよね。めちゃくちゃいいと思う!!」
「いいな~と思うだけよ!」
「いや、でも、すごくお似合いだと思う。ジャクソンのドラマの時も本当にカップルみたいだったし!ペクセジュンはかっこいいし性格も良さそう!」
「ただ、アイツは私には興味ないよ。若い子がいいんじゃない?」
「そんなことないよー‼︎」
「え、何で?」
「あ、、ただ…ペクセジュンは年上の方が合ってそう…」
「そーかなぁ?ま、別にどうでもいいんだけどね」
「でも誰から見ても2人はお似合いよ!世間からもそう思われてると思うし、いいと思うんだけどなー」
「あまりそんなふうに言われると意識しちゃうからやめて~」
(そっか…意識させちゃえばいいんだ。しかしセジュンさん知ったら喜ぶだろうな~)
「ドラマで何度もペクセジュンとキスしたでしょ❤︎」
「もういいってば…」
あっという間に4時間が経ち、2人はほろ酔いで店を出て家に帰った。
寿美子がリビングに入ると、テソンはテレビをつけたままソファーで寝ていた。
寿美子はテソンの上に飛び乗った。
「うわっっ、ビックリした!」
「ふふ、ただいま」
「スミ、おかえり」
「こんなとこで寝てたら風邪ひくよー」
「う、うん。今何時?」
「1時だよ」
「もうそんな時間か…楽しかった?」
「うん!テソン、私すごいこと聞いちゃった!」
「何?」
「ジョングムにいい人聞いたら、セジュンさんだって」
「マ、マジで⁈」
「うん。しかもセジュンさんと同じこと言ってた。セジュンは私には興味ないって」
「お互いそう思ってるってことか…」
「すごく言いたかったけど、セジュンさんに口止めされてたから我慢した…」
「でもこのままだと2人は先に進めないよね。セジュンに言わせようか?」
「いいかも!今度4人で会おうよ」
「そうだね」
「それと…」
テソンの両親のことが気になっていた。
「何?」
「ううん、何でもない。シャワー浴びてくるね」
(今度さりげなく聞いてみよう)
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