私の愛する人【完結】

真凛 桃

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11話 新たなカップル

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1週間後、テソンの家に、ペクセジュンとジョングムを招いて食事をした。
セジュンにはジョングムが来ることを伝えているが、ジョングムはセジュンが来ることは知らない。
18時、ジョングムが先に着いた。

「お邪魔しまーす!」

「いらっしゃい」

「そこに座って」

「ありがとう、すごいご馳走!2人で作ったの?グラス4つあるけど…もう1人誰か来るの?」

「あ…それが…」

タイミングよくチャイムが鳴り、テソンが玄関に迎えに行った。

「えっ?誰、誰なの?ホンユ?」

「ジョングム、あのね…」

セジュンが入ってきた。

「セジュン⁈」

「や、やぁ…久しぶり」

「俺が誘ったんだ。久しぶりにリオンとリジンと飲みたくて…」

「そうだったの⁈ちょっとスミちゃん、こっち来て…」

ジョングムは寿美子をリビングの隅の方へ連れていく。

「スミちゃん、セジュンが来ることを知ってたの?」

「うん…」

「言わないでね!この前私が言ったこと。別にセジュンのこと何とも思ってないから‼︎」

「ふふふ…分かってる、言わないよ」

そして2人はリビングに戻った。

「何コソコソ話してんだよ」

「ちょっとね…本当久しぶりだね~セジュン」

「そっ、そうだね~」

(大好きなドラマのメンバーだ❤︎幸せ❤︎)

「スミさん、この前は遅くまでお邪魔しました」

「いいえ、全然。楽しかったです」

「え⁈スミちゃん、セジュンに会うの今日が初めてじゃなかったの?」

「う、うん。この前セジュンさんとジョンジュさんが来て4人で飲んだよ」

(そうだったんだ…なるほどね…だからあの時セジュンのことを推してたのね…スミちゃんったら)

「ジョングムは最近仕事はどうなの?ドラマはないの?」

「テソン!それがね、来月からドラマの撮影するのよ!」

「へぇー、どんなドラマ?」

「私も聞きたいー」

セジュンは密かに耳を傾ける。

「それがさぁ~私にしては珍しくドロドロ系なのよ」

(ドロドロ系⁈)

「そっち系かー。主演は誰?」

「それが…私なの~」

「えーっっ!」

「ジョングムが主人公のドロドロ系⁈観てみたーい!でもそんな内容だったら激しいラブシーンとかあ…るの?…」

セジュンの顔を見てハッとする寿美子。

「あるのよー。むしろラブシーンばっかりでさぁー」

セジュンは思わずビールを一気に飲み干して、ソファーに移動した。

「おい、セジュンどうした?」

「ちょっと横になりたくなった。ジョングムの相手は誰だよ」

「初共演なんだけど、何とイミン!ホンイミンだよ」

セジュンは頭を抱えた。

(イミンさんなんて、イケメンでジョングムより少し年上で独身じゃないかよ~)

「まだ先だけど、始まったらセジュンも観てよねー!」

「ドロドロ系は苦手だから絶対観ない!」

「何よそれぇ、チェッ」

横になってたセジュンが戻ってきてワインを飲み出した。

「あー、今日はお酒が進むなー」

「セジュン?もうちょっとゆっくり飲もうか…あまり強くないだろ」

「きっと楽しいからお酒が進むのよ」

ジョングムはセジュンのグラスにワインを注ぐ。

「テソン兄は、この先どうするんですか?」

「どうするって?」

「スミさんとですよ」

「それ、私も聞きたい!」

「ちゃんと考えてるよ」

「ほ、本当⁈」

「ほ・ん・と‼︎」

「ねっ、スミちゃん言ったでしょー」

「いーな、いーな」

「アンタも恋人くらい作ればいいのに。若い子いっぱいいるでしょ」

「若い子に興味ないし」

「そ、そうなの?」

「俺は…俺は…」
「俺は…ジ…ジョ…」

セジュンはテソンと
寿美子を横目で見ている。空気を読んだテソン。

「あ!スミ!コンビニに行こう!ワインがない!」

「そ、そうね!買いに行こ」

テソンと寿美子はセジュンに気を使って、家を出た。

「ワインって…まだ何本もあるのに」

セジュンは大きく息を吐いた。


コンビニで買い物した2人はゆっくり歩いて帰る。

「セジュンさん、ちゃんと言えたかなぁ」

「まさかあのタイミングで言い出すとは…酒の勢いだな」

「セジュンさんの気持ちさえ、ジョングムに伝われば意識するだろうし…今後会っていくうちに進展するでしょ」

「そうだね。会うキッカケは俺たちが作ってもいいしね」

2人が戻り、リビングに入ると…
目の前の光景に目を疑った。

「おかえり~」

セジュンとジョングムはベッタリ寄り添ってる。

「…え??」 

「ど、どうしたの?」

「俺たち❤︎」

「付き合うことになりましたぁ❤︎」

(進展、早っ)

「セジュンってば、私のことずっと好きだったんだって❤︎私ったら全然気づかなかった❤︎」

「まさかジョングムも俺のこと気にしてくれてたとは思わなかったよ。俺たち想い合ってたなんて❤︎」

「よ、よかった…おめでとう」

「ほっ本当、よかった」

「それにしても、2人ともベッタリし過ぎじゃない?」

「そーですか?❤︎」

恋人同士になった2人は仲良く帰って行った。

「とりあえずよかったね」

「すんなり行き過ぎてビックリしたけどね」

「テソン…この先も私のことちゃんと考えてるって言ってたけど、そうなの?」

「もちろん。俺、スミのこと本気なんだけど、これからもずっとスミと一緒にいたい…」

「テソン…」

「スミは?俺と同じ気持ち?」

「もちろんだよ。ずっとずっとテソンと一緒にいたい。ただ…」

「ただ?」

「この前ジョングムに聞いたんだけど、テソン実家に2年くらい帰ってないって」

「あ…うん」

「このままずっとご両親と会わない訳にはいかないでしょ。テソンが私なんかと付き合ってるって知ったら、どう思うだろう…」

「私なんかって…スミは俺の自慢の彼女だよ。何でそう思うの?」

「学歴も大したことないし、日本人だし…」

「関係ないよ!ジョングムから俺の親が厳しいこと聞いたんでしょ?」

「…うん」

しばらく沈黙が続いた。

「俺の親に会ってみる?」

「え…」

「このままじゃいけないし、ちゃんとスミを紹介したい。確かに俺の親…特に母親はうるさいかも知れない。もしかしたら嫌な思いさせてしまうかも知れないけど…俺がそうさせないから」

「私なら大丈夫。会ってみたい」

「わかった。じゃあ次の休みの日に行こう」

(テソンがいれば大丈夫。ずっと実家に帰っていないテソンの方が勇気いるはずだから…)





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