私の愛する人【完結】

真凛 桃

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16話 友達

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家に帰ったテソンは、夕食を作って寿美子の帰りを待っていた。
21時過ぎ、寿美子が仕事を終えて帰って来た。

「おかえり」

「ただいま…」

寿美子は一言そう言うと、黙ってシャワーを浴びに行った。
(シャワー浴びたら、平常心でいよう…)

15分後、シャワーを浴び終えてリビングに戻った。

「夕食、作ってくれたんだね。ありがとう」

「うん。食事が終わったら少し話そう」

「…うん」

玄関のチャイムが鳴った。

「今頃、誰だろ…」

テソンは玄関を開けに行く。
来客は、ジョングムとセジュンだった。
2人のことが心配で様子を見に来たのだ。

「チィーッス」

「ヤッホー」

「2人とも突然どうしたんだよ?」

「4人で飲みたいな~と思って!ワイン持ってきました~」

「…あっ、そう…」

2人をリビングに通した。

「スーミちゃん‼︎」

「ジョングム!セジュンさんも!今日はどうしたの?」

「スミちゃんと飲みたくて」

「あ、食事中だったんですか?」

「今から食事するところだったんだ」

「僕たちのことは気にせず食べて下さい。でも美味しそ~。ちょっとつまんでもいいっすか?」

「どうぞ食べて下さい」

「じゃ、ワインつぐね~」

(赤か…ま、いっか)

「ジョングムから聞きました。何か色々あったみたいですね…まぁ、生きてると色んなことありますよっ」

「アンタは黙ってて。それより2人はちゃんと話したの?」

「まだ…食事終えて話すつもりだった」

「そうだったの⁈邪魔しちゃったかな?」

「そんな、邪魔だなんて」

「そうだよ。俺たちのこと心配して来てくれたんだろ?」

「はい!」

「だから、アンタは黙っててってば」

「、、、」

「スミちゃんごめん!スミちゃんがテソンの実家に行ったこと、テソンに話しちゃった…」

「え…」

「そのことで、今日スミときちんと話したかったんだ」

「テソン兄!その…ロックホテルの娘と…その…キ…キ…」

「キスでしょ‼︎」

「う、うん…一体どんな展開でそんなことになったんですか⁈」

「どんな展開って…」

テソンは寿美子の顔色を伺う。

「もちろんテソン兄のことは信じてますよ。ただ、何でキ、キスを…」

「俺は隠さず正直に話すけど、相手が酔って1人で歩ける状態じゃなかったから、タクシーに乗せようとしただけ…そしたら急に向こうがしてきたんだよ!」

寿美子はテソンの母親から見せられた写真を思い出して、イライラしていた。

「酔ったからって、テソンはそこまでしてあげるの?さっさと1人で帰ればよかったじゃない!」

「帰ろうとしたら腕掴まれて、そのまま相手が倒れたから…」

「大体テソンは優しすぎるんだよ!だから簡単に唇奪われるのよ!」

「何だよ、それ‼︎」

「テソンの唇は私のものなのに…」

「…スミ。ごめん…」

ジョングムとセジュンはニヤニヤと笑いながら2人を見ていた。

「もう心配しなくていいみたいね」

テソンと寿美子の会話を聞いた2人は安心して帰って行った。














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