中年で汚いおっさんニートが出産子育てする話し

沖田きょう

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おっさんニート初授乳1

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「んっん~♪ おやまあどうしたね? 田中くん」

「谷さんがいきなり意味不明な事を言い出されたんです」

「意味不明な事? 夢の住人なら俺に話を合わせろよ!」

「田中くん、何か不安にさせるような事でも言ったんじゃないかね?」

「うっせー! 何言ってやがる。某、顔の付いた機関車のアニメにでてくる局長みたいな顔と腹しやがって!!」

オギャア、オギャア、オギャア

「失礼します。谷さん、今日から赤ちゃんと同室ですよ」

俺と看護士の田中とトップ○○卿が騒いでいると、ベテランぽい看護士が赤ん坊を入れたコットを押してやって来た。

「何を朝から騒いでるんです? 田中さん、あなた203号室の青木さんの点滴まだ替えてないでしょ? 院長先生も今日は午前中にカイザー入ってましたよね?」

オギャア、オギャア、オギャア、オギャア

「さあ、二人とも自分の仕事に戻ってくださいな」

ベテラン看護士がそう言うと二人は急いで俺の部屋から出ていった。俺はまだ状況が飲み込めていないのに。

「では早速、おっぱい出してくださいな」

「んっ?」

「おっぱい出してくださいね」

「はい?」

「だから、おっぱい出してね。赤ちゃんに授乳するから」

オギャア、オギャア、オギャア

元気に泣く赤ん坊を抱きながら、45歳のおっさんニートにとんでもない事を言う看護士。でも看護士の後ろにある姿見に映った自分を見てやっと俺は気付いたのだ。

俺が俺じゃなくなっていると言う事に・・・

俺はとっさに自分の頬っぺたを力一杯つねった。痛い! しっかりと痛い・・・

「ほら、赤ちゃんお腹減って泣いてますよ。失礼しますね」

そう言うと看護士は入院着のボタンを外しはじめた。俺は放心状態でされるがままだ。

「さあ、おっぱいでちゅよ。それ!!」

「はぁン!」

ああ・・・・・・45歳きもオタニートの俺が今、赤ん坊におっぱいを吸われている。
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