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おっさんニートと一緒に退院_2
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夜間授乳で寝不足なはずなのに、退院当日の朝はいつもより清々しかった。赤ん坊は当初の予定よりも入院が長引いたので退院診察ついでに1ヶ月検診も今日行う予定になっていた。
「んっん~♪ 出生時から身長3.5cm、体重約1kgの増加。黄疸無し順調だねぇ」
「でもお尻が赤い気がします」
「これはオムツかぶれだねぇ。まあ薬を出す程じゃないから、余り強く拭かないようにして良く乾かしてあげるといいよ。ほら、こんな感じで。ふー、ふー」
そう言うとトップ○○卿はオムツを外して赤ん坊のお尻に息を吹き掛けた。想像してみて欲しい、高年期の禿げたおっさんがひたすら自分の赤ん坊の尻に息を吹き掛ける光景を目の当たりにした母親の心情を・・・。
(やれっ! 今だ! ブビッとやるんだ!!)
ブビッ、ブリュリュリュッ
(よしっ!)
「うわっ!!・・・んっん~♪・・・ぺろり・・・」
「いやあああああああァァアア!!」
思った以上に検診が長引いてしまった。病室で荷物をまとめていると親父とおばあちゃん、そして叔母さん(親父の妹)が迎えに来てくれた。
「ほら見て美保さん、素敵なベビードレスでしょう? 真紀ちゃんが作ってくれたのよ。さっそく悠人ちゃんに着せてみましょう」
俺は叔母さんが大好きだ。洋裁学校に通っていた叔母さんは子供の時に良く手作りの服や小物をプレゼントしてくれた。美人で優しい叔母さん。いつか叔母さんのような人と結婚したいと思っていた。
「退院おめでとうお義姉さん。お義姉さんにも授乳服を作って来たの」
(やっぱり優しい・・・)
「あら、あらあらまあまあ素敵な菊柄のワンピースだこと。流石真紀ちゃん、センスがいいわぁ」
「そうだ美保りん、美保りんもこのワンピースを着て退院しようよ」
「待ってお義姉さん。私、カチューシャも作ってきたわ」
「あら、あらあらまあまあ素敵な三角のモチーフだこと。流石真紀ちゃん斬新なデザインだわ」
「美保りん良かったね。暫く妹も我が家に泊まって身の回りのお手伝いをしてくれるってさ」
「気を使わないでねお義姉さん。私が来たからには、お義姉さんは家事だけしていればいいわ。朝食は必ず7時半に、夕食は19時半にお願いね。私の洗濯物は皆ときちんと分けてアイロンもかけてね。プライベートを侵害されるのは嫌だから2階の一室を使わせて貰うわ。休日は彼氏が来るから彼氏の分の夕食もお願いね。彼氏が帰った後はベッドのシーツの交換を忘れないで。子守り料は月2万だけでいいわ、家族だからまけてあげる」
「流石僕の妹、プライスダウンで超優しい――――!」
(おばさ―――――ん!?)
この3人が朝早くに来たせいで元木の赤ちゃんに会えなかった。でもきっと4ヶ月検診で会えるはず。残念だけど退院受付を済ませて皆で帰る事にした。
「美保りん、荷物これで全部かい?」
「みんな積んだよ」
「よ―――し! 5人で我が家に帰るよ! 皆、車に乗って」
ガチャッ
「あれ!?」
(叔母さん乗ってる、自分の車で来たんじゃなかったの? チャイルドシートがあるから俺の乗る場所無いじゃん)
「ごめんあそばせ美保さん、この車4人乗りなのよ。オホホホホ」
「もうママったら、うっかりさんなんだからぁ」
「オホホホホホホホホホホホホ」
「アハハハハハハハハハハハハ」
「んっん~♪ 出生時から身長3.5cm、体重約1kgの増加。黄疸無し順調だねぇ」
「でもお尻が赤い気がします」
「これはオムツかぶれだねぇ。まあ薬を出す程じゃないから、余り強く拭かないようにして良く乾かしてあげるといいよ。ほら、こんな感じで。ふー、ふー」
そう言うとトップ○○卿はオムツを外して赤ん坊のお尻に息を吹き掛けた。想像してみて欲しい、高年期の禿げたおっさんがひたすら自分の赤ん坊の尻に息を吹き掛ける光景を目の当たりにした母親の心情を・・・。
(やれっ! 今だ! ブビッとやるんだ!!)
ブビッ、ブリュリュリュッ
(よしっ!)
「うわっ!!・・・んっん~♪・・・ぺろり・・・」
「いやあああああああァァアア!!」
思った以上に検診が長引いてしまった。病室で荷物をまとめていると親父とおばあちゃん、そして叔母さん(親父の妹)が迎えに来てくれた。
「ほら見て美保さん、素敵なベビードレスでしょう? 真紀ちゃんが作ってくれたのよ。さっそく悠人ちゃんに着せてみましょう」
俺は叔母さんが大好きだ。洋裁学校に通っていた叔母さんは子供の時に良く手作りの服や小物をプレゼントしてくれた。美人で優しい叔母さん。いつか叔母さんのような人と結婚したいと思っていた。
「退院おめでとうお義姉さん。お義姉さんにも授乳服を作って来たの」
(やっぱり優しい・・・)
「あら、あらあらまあまあ素敵な菊柄のワンピースだこと。流石真紀ちゃん、センスがいいわぁ」
「そうだ美保りん、美保りんもこのワンピースを着て退院しようよ」
「待ってお義姉さん。私、カチューシャも作ってきたわ」
「あら、あらあらまあまあ素敵な三角のモチーフだこと。流石真紀ちゃん斬新なデザインだわ」
「美保りん良かったね。暫く妹も我が家に泊まって身の回りのお手伝いをしてくれるってさ」
「気を使わないでねお義姉さん。私が来たからには、お義姉さんは家事だけしていればいいわ。朝食は必ず7時半に、夕食は19時半にお願いね。私の洗濯物は皆ときちんと分けてアイロンもかけてね。プライベートを侵害されるのは嫌だから2階の一室を使わせて貰うわ。休日は彼氏が来るから彼氏の分の夕食もお願いね。彼氏が帰った後はベッドのシーツの交換を忘れないで。子守り料は月2万だけでいいわ、家族だからまけてあげる」
「流石僕の妹、プライスダウンで超優しい――――!」
(おばさ―――――ん!?)
この3人が朝早くに来たせいで元木の赤ちゃんに会えなかった。でもきっと4ヶ月検診で会えるはず。残念だけど退院受付を済ませて皆で帰る事にした。
「美保りん、荷物これで全部かい?」
「みんな積んだよ」
「よ―――し! 5人で我が家に帰るよ! 皆、車に乗って」
ガチャッ
「あれ!?」
(叔母さん乗ってる、自分の車で来たんじゃなかったの? チャイルドシートがあるから俺の乗る場所無いじゃん)
「ごめんあそばせ美保さん、この車4人乗りなのよ。オホホホホ」
「もうママったら、うっかりさんなんだからぁ」
「オホホホホホホホホホホホホ」
「アハハハハハハハハハハハハ」
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