異世界日帰り漫遊記!

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神殿都市アーゲイア、甲花捧ぐは寂睡の使徒編

24.悪夢の顕現

 
 
「なに……これ……」

 さっきまで、俺の目には白い建物の並ぶ大通りが見えていた。

 その大きな道を紫の巨人がふさいでいて、そんな相手を逃がすまいと冒険者達がかこんでいる光景が存在していたんだ。
 間違いない。今まで、確かにそうだった。そのはずだったんだ。
 だけど、今俺が見ている光景は……そんなものとは全く違っていた。

 ――――怒号、悲鳴、恐怖からの絶叫。

 今まで聞いた事が無いほどの叫び声が、方々ほうぼうから耳に飛び込んでくる。
 思わず耳をふさごうとするけど、体は動かない。
 けれどきっと耳を塞ごうがこの悲鳴は無理矢理に頭の中に入り込んで来ただろう。無意識にそう思わせる物が有った。

 いや、そう思うのは……見ている光景が、あまりにも言葉通りだからなのか。

 薄く紺色に光る禍々まがまがしい曇天どんてん、重い雲の隙間から差し込む光とも思えないような毒々しい原色の紫色に染まった光が目に痛い。
 その、重苦しく目をそむけたくなるような空の下。そこには、散り散りに割れた地面と――そのわずかな地面の上で苦しみもがいている多くの冒険者達がいた。

 しかし彼らはただ苦しんでいるだけではない。
 冒険者達は誰ひとり起き上がれずにのた打ち回り、そのうえ亀裂の隙間から這い出てきた紫色の触手にぐるぐるに巻かれて捕えられている。

 そして、まるで拷問でもされているかのように絶叫し続けているのだ。どうなっているのかは解らないけど……あの触手は、人の体を握り潰すほどの恐ろしい怪力なのだろうか。

 まるで、海から現れるクラーケンの触手みたいだ。
 でも、全ての人を捕えているその触手は、生き物と言うよりも人間を捕えるための無機質な縄のようだった。しかし生き物じゃないとしても、全ての冒険者達を捕えるほどの無数の触手なんてゾッとしない。

 こうなると、イカどころかイソギンチャクの触手のようだった。
 だけど、何でこんな事に。そもそもここは何なんだ?

 荒涼としてて限りのない大地は、地平線以外何も見えない。その先には光も無く、遠くを見れば見るほど闇が増しているようで恐ろしい。下を見れば亀裂の奥にマグマが光っていて、黒と赤のコントラストは恐ろしい以外に言いようが無かった。

「っ……って、俺も捕まってんじゃん……!」

 気が付けば、俺もあの触手に腕と足を捕えられ、海苔巻のりまきのようになっていた。
 ああそりゃ動けないはずだ。歴戦の冒険者達が逃げられずに叫んでいるのに、俺が逃れられるはずもない。

 暗めの薄ピンク色である触手は、何度見ても気味が悪い。段々と圧迫感を感じて「じゅる、じゅる」と妙に湿しめり気を帯びた音が聞こえて来るが、怖がってはいけないと俺は首を振った。……何が起こったか解らないけど、とにかく今がチャンスだ。

 みんな巨人の事を気にしていない……というか、それどころじゃない。
 それに、ここは街ではないようだ。俺がここから何とか抜け出せたら、巨人を誘導して誰にも迷惑が掛からない場所へ連れて行けるかもしれない。

 そうしたら、巨人……ネレウスさんを元に戻す手段もゆっくりと考えられる。
 彼に理性が残っていたんだとしたら、まだ間に合うかも知れない……って、肝心の紫の巨人はどこに行ったんだ。
 やっとその事に気付いて辺りを見回す、と、不思議な事に今まで見えていなかった真正面に大きな体が現れて、急に耳をつんざく叫び声が聞こえてきたではないか。

「――――ッ!!」

 思わず手が耳をふさごうと動くが、体はさっきより動かなくなっている。

「ッ……!?」

 触手が増えているワケでもないのに、何故。
 考えようとするが、叫び声で上手く考えがまとまらない。咄嗟とっさに再び見上げた巨人は、俺と同じように無数の触手に手と足を固定され、どうにか逃れようとしてなのか体を乱暴に動かしていた。それでも、触手はほどけない。

 それどころかさらに強く巨人を捕えているようで、動くたびに叫び声を上げて、ついにはひざから崩れ落ちてしまった。

 ……何が、起こってるんだよ。どうしてこんなことになってるんだ?
 巨人の足止めには成功してるけど、この状況は一体なんなんだよ。
 みんなどうして苦しんでるんだ。あの触手から毒を流し込まれてるのか。それとも触手の締め付けが酷く苦しいのか。だったら、どうして俺は無事なんだ。
 解らなくて頭が混乱して来る。そもそも、ここはどこなんだ。考えて不安になるたびに、俺を締め付ける触手が力を強めているようで怖くなってきてしまった。

 今は軽く痛みを覚える程度ていどだけど、今後どうなるか解らない。絞殺されてしまうんだとしたら、早く脱出しなきゃ。でも、曜術を使おうとしても何故か心が動かない。叫び声に頭の中を掻き乱されて、だんだんと自分が何をやってるのかすらも解らなくなってきた。俺は、俺達はどこにいるんだ。何でこんな事になっている。

 えっと、俺は巨人を助けて、その前に自分が脱出して、でもどうやって脱出する。何をすればいい。どうやって助けたら良いんだ。
 そもそも、この場所はどこなんだ?

 分からなくて、体も動かないままにただ固まっていると――叫び声で掻き消されていたはずの、触手がうごめく音が、やけに大きく聞こえてきた。

「ぅっ……え……っ」

 体を捕えていた触手がまるで蛇の腹のようにうねり始める。
 ぐちゅぐちゅと嫌な音を立てながら俺の体を押したり緩めたりして来る触手の群れに困惑していると、俺に巻き付いている触手とはまた別の物が、ゆっくりと目の前にせり上がって来た。

「なっ……なに……」

 透明な汁がしたたっている、よく解らない触手。
 まさか毒液かと思って息をんだ俺の目の前で、それが急に歪み始めた。

 ぐねぐねと粘土ねんどのように大きく形を変え始めるソレは、俺の視界をおおうほどに大きく広がって、いくつかに分かれ始める。分裂したその触手の体は変にぼこぼこと隆起し始めて、人間の形のようになって行った。

 人間。まさか、人間になって俺を殺そうとでも言うのか。
 思わず息を呑んだが……確かな形にり、まるで本物の人間のように色付いた物は……俺が思っても見ない存在になっていた。

「あ……ぁ……なん、で……」

 この姿は、知っている。
 特徴的な革製の鎧に身を包んだ、屈強な男達。下卑た笑みに顔を歪めながら、俺を品定めするみたいな視線を送っていた、あの……。

「ひっ……ッ……ぃ……いやだ……く、くる、な……っ」

 思い出したくない。思考が、正体を探るのをこばんだ。
 それと同時に俺の意志など関係なく足が後退し始める。

 体が逃げようと動くのに、触手のせいで逃げられない。
 目の前に居たのは触手のはずだったのに、なんで兵士達がこんな場所に居る。
 「触手が見せている幻影だ」と俺の中の冷静な部分は言うが、体の方は勝手に震え出して力が入らなくなってしまっていた。

 ……自分じゃ乗り越えたとばかり思っていたのに、なんでこうなるんだ。
 あのプレイン共和国の【工場】で兵士達に辱めを受けた事が、ここまで自分をおびえさせるなんて思っても見なかった。

 忘れたはずだったのに、いざ対峙するとこんなに怖いなんて。
 あの兵士達と同じ格好で近付いて来て、俺を辱めようという顔をしながら手を伸ばされると、どうしようもなく怖くて仕方無かった。けど、俺は動けるはずも無くて。

「い、やだ……っ、いやだ……!」

 無数の手が伸びて来る。
 触手をほどこうとしたけど、いつのまにか俺の手足を拘束するだけになっていた触手は俺を離してくれない。逃げたいのに逃げられなくて、恐怖がどんどん体を支配していって、涙があふれて来た。でも、誰も許してはくれない。

 兵士達がまわりを取り囲んで俺の視界をおおくす。
 大きな手が、いくつもの手が俺のあごや体に貼り付いて、ゆっくりとまさぐってくる。
 体が恐怖に震えて、下卑げびた息を吹きかけられるたびに顔が勝手に歪んだ。

「うっ……ぅぁ……あぁ、あ……っ」

 服の中に手が入り込んでくる。怖い、いやだ、ブラックの手じゃない。
 気持ち良くない、怖い、怖いよ。いやだ。もうあんなの二度としたくない。
 でも逃げられない。逃げようと思っても頭がぐちゃぐちゃで、どうしてこんなことになっているのか解らなくて、ただ「怖い」としか思えなくなる。

 体を這い回る手は、俺の意志なんて全く気にせず乳首を引っ張ったり下着の中に入って来ようとする。足を動かして牽制けんせいしようと思っても、手足を拘束されて動かす事すらも出来ない。抵抗すらも俺には許されていなかった。

「ぅ……っ、く……っ……」

 足を閉じても、下着の中にゆっくりと入ってくる手は逃げてくれない。
 涙をこぼしながら目を細めて歯を食いしばっていると、兵士の中の一人がゆっくりと俺の耳元に顔を近付けて来た。
 何をするのかと強張った俺に、相手はわざと息を吹きかけるように笑って。

「今度こそ頭が狂ってメス奴隷になるぐらい犯してやるよ……」

 そう、あざけるように俺の耳に吹き込んだ。

「ぅ、あっ、あぁあああ!! いやだっ、離せっ、はなせえええ!!」

 その言葉に耐え切れなくなり、叫んだ。
 ――――同時。

「ツカサ君!!」

 良く知った声が一気に耳に届いて、急に体が後ろへ引っ張られる。

「やっ、あっ、あああ! いやだっ、離せっ離せ離せ離せええ!!」

 手足が自由に動く。やっと逃げられる。
 兵士達に捕まりたくない一心で手足を振り回し、兵士の居ない方向へと逃げようと身をよじると、背後から強く拘束された。いや、これは違う。抱き締められたんだ。
 なんで。どうしてあんな奴らが。嫌だ、あんな奴らに抱き締められたくない。

「落ち着いてっ、ツカサ君落ち着いて!! 僕だよっ、僕がいるから!!」
「――――ッ!! ッ、ァッ、あっ……ッ…………!!」

 逃げたくて、視界をぐるぐると回す。
 紫の空は青くなっていて、目の前は叫ぶ冒険者達が…………
 ぼうけん、しゃ…………。
 …………あれ……空が、青い……。青くて……あれ……ここ……街……?

「あ…………ぇ……」

 触手が、ない。そう言えば兵士も……いない……。
 なんで。俺、だって、今まで地獄みたいなところに……。

「ツカサ君……」

 背後から声が聞こえて、体がくるりと後ろを向かされる。
 すると、正面に赤くうねった長い髪が見えて、上を向くと――すぐに肌色が視界をおおって、口をふさがれた。

「んむっ!? んっ……ん、ぅ……」

 いや、これは塞がれたんじゃない。これは……キス、だ……。
 キス……そうか、これ、ブラックだ。ブラックが俺を抱き締めてキスしてるんだ。
 じゃあ俺、助かったのか。兵士達から逃げられたのか?
 もう、あんな思いをしなくて済むのかな。

「ああ……ごめん、ごめんねツカサ君、本当にごめん……っ」

 唇を離したブラックが、泣きそうな表情で俺を見つめて何度もほおひたいにキスをして来る。まるでブラックの方が怖い思いをしたみたいで、その顔を見ると……なんだか俺の方が冷静になって来てしまった。
 とにかく……もう、大丈夫……なんだよな……?

「ブラック……」

 名前を呟いて見上げると、ブラックの顔はより一層歪む。
 だけど、その菫色すみれいろの瞳だけは……何故か、宝石のように光をはらんで輝いていて。
 いつもと違うその不可思議さに目をしばたたかせていると、相手は俺の肩口に顔をうずめ強く抱きしめて来た。

「ごめん……怖い思いさせて……本当に、ごめんね……」
「…………ブラック、どうした……?」

 撫でようと頭に触れると、ブラックはビクリと体を震わせた。
 ……いつもの反応と違う。本当におびえてるみたいだ。
 何が起こったのか分からないけど、ブラックが俺を抱き締めてるってことは、今はもう安全なんだよな? だったら、ブラックを安心させてやらなくちゃ。

「大丈夫……大丈夫、だから……」

 もう良いんだ。アンタが助けてくれたし、そばにいてくれる。
 だから、もう怖がらなくたっていいんだ。

 そう思いながら綺麗な赤い髪を撫でると、肩口に押し付けているらしい高い鼻が、ずびりと嫌な音を立てた。やっぱり、泣いてるんだろうか。
 ブラックもあの地獄みたいな風景が怖かったのかな……でも、頑張って俺を助けてくれたんだから、謝る事なんて何もないのに。

「ブラック……助けてくれて、ありがとな……」

 俺、本当に大丈夫だよ。そんなにヤワじゃないんだから、心配すんなよ。
 恥ずかしい所を見せてしまったけど、ホントに大丈夫なんだからな。

 そうブラックをはげますと、相手はぐしぐしと水音を漏らしつつ、やっとこさ肩から顔を外して姿勢を戻した。わっやっぱり泣いてる。ったくもう、デカい図体の中年なクセして、本当泣き虫なんだから……。

 泣くなよと涙を親指でぬぐってやると、ブラックは申し訳なさそうに眉を下げた。

「ツカサ君……怒ってない? 怖くない? ぼく……僕は、さっき……」
「ん?」
「僕……僕の、術のせいで……ツカサ君を、怖がらせたのに…………」

 俺を、怖がらせた?
 それって……えっと……どういうこと?

 答えが分からずに目を丸くして首を傾げた俺に、ブラックは再び情けない顔をすると、しかられた子供のように目を泳がせて小さく呟いた。

「だって……僕の術のせいで……ツカサ君まで、あんな目に遭ったから……」













※だいぶ遅れて申し訳ないです(´;ω;`)ウッ
 
 
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