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交易都市ラクシズ、綺麗な花には棘がある編
3.馬車の中1
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「……というワケで、ダチの家から近かったのでちょっと出て来たんですよ」
「ですよってお前な……それじゃ、ヘタしたら数日で戻らなきゃいけなくなんだろ。つーか、見知らぬ土地で夜中に出歩く奴があるか!」
卓袱台と座布団、少し離れた所に山積みの書物の群れ。その書物が積まれたエリアの上には、無数のスクリーンが浮かんでいる。
そんなチグハグな物だけがある、境目のないどこまでも続く白い空間。
前に来た時よりも私物がちょびっとだけ増えているが、キュウマが言っていた通りようやく力が回復して来たようだ。分身を降臨させたパワーは確かだったらしい。
これなら、この真っ白な空間もいずれ部屋らしくなるなぁ……なんて思いつつ、キュウマにここに来るまでの事をダイジェストで説明していた俺だったのだが――――話し終わるなり、相手は容赦なく手刀を見舞って来たのだ。
ぐ、ぐおお……痛い……。何だこれは。
こっそり抜け出してきたってのに、なんでそう怒るんだ。
「ちょ……ちょっとぐらい良いじゃん……! ヒロも母さんも寝てたし……」
「他人の家でいきなり行方不明になったら、そのヒロって奴もお前の母親も心配するだろーがっ!! もうちょっと考えてこっち来いやお前はっ!」
「う、うううごめんなさい」
二人とも眠りが深いのでちょっとぐらいは大丈夫だと思ってしまっていたが、慎重型のキュウマからすればそれも「大それたこと」だったらしい。
そりゃ、そうだけど。心配するかなって思ったけどさ。
でも、俺……ちょっとぐらいなら、会えるかなって……。
「……やっぱり俺……帰った方が良い……?」
「…………コッチに来たかったんだろ。理由はしらんけど」
「うん……」
鬱陶しそうにそう言われて、俺は首ごとコックリと頷く。
……なんか女々しくて嫌だったんだけど、でも、どうしても……急に、その……。
「はぁあー……。お前、マジであのオッサン好きなんだな……」
「ぐえっ!?」
ボソッとそう言われて思わず喉がギュッっとなってしまったが、そんな俺を見て、キュウマは深々と溜息を吐く。おいお前もか。今日は色んな奴から溜息を吐かれてる気がするんだが。というか何故そんな態度になるんだと眉根を寄せていると、相手は俺の事を面倒臭そうな顔で見て口角を引き下げた。
「……あのな、古式ゆかしい日本男児が悪いとは言わんが、好きなら好きでビシッとしてんのも男の甲斐性だぞお前。好きなら好きでモジモジせず堂々としてろや」
「う……うぅ……お恥ずかしい限りで……」
「まあ、性格云々の問題もあるんだろうが……そんだけ会いたいならちったあ優しくしてやれよ。甘やかされたいタイプは放置しすぎると離れてくぞ」
「う゛ッ」
そ、それを言われるとイタい……。
いや、ブラックが心変わりをしそうとは言わないけど……誰だって、相手に求めている事を拒否され続けたり、ずっと我慢させられるのはキツいだろうし。
それに俺、ブラックを甘やかすって約束しといて、前回はその……添い寝した程度だったし……そんな事を毎回続けてたら、本当に愛想尽かされるかもしれん。
いくらブラックの思いが真っ直ぐだと言っても、誰だって追いかけ続けられるワケじゃないもんな……それに、恋人って、お互いを尊重するモンって聞くし……。
………………俺は、ぶ、ブラックに会いたくなったからって、色々な都合も考えずに異世界に来てるってのに、またアイツに我慢させてるのは……やっぱダメだ。
キスくらいは自分から出来るように頑張ってたつもりだが、も、もっと頑張らないと。今回は、その、俺が「来たくなった」ってだけで予定にない行動したんだし。
う、うん。よしやるぞ。よし、俺だって男だ。野郎を甘えさせてやるぐらいの甲斐性が無いと、立派な大人の男なんて言えな……
「いや待てよ、男が男を甘えさせる甲斐性とは……?」
「あーもーハイハイ、どうでも良いから落とすぞ。そこらへんの面倒臭い事は馬車の中で話し合いしてろ」
俺が悩んでいると言うのに、キュウマはウンザリしたような顔で言いながら、卓袱台の隣にワームホールのような穴を開く。
そこを覗き見ると、馬車の中で向かい合って座っている光景が見えた。
「あれっ、もう直接ブラック達の所に跳べるようになったの!?」
思わず顔を緩めてキュウマを見やると、相手は実に照れ臭そうに頬を掻きながらそっぽを向いた。
「座標指定を簡略化しておいた。これで、お前がこっち側に来る時だけは、遠い場所に飛ばされる心配は無い。……とは言え、他人の家に上がり込んでるんなら、今度は数日間ぐらいしか余裕ねーからな」
「ごめん……本当ありがとな、キュウマ」
己の軽率さに反省しつつもそう言うと、キュウマはいつの間にか持っていた何かの本で俺の頭をポコンと軽く叩いた。
「そう思ってるなら、今度は慎重にこっち来い。……まあ、お前もアッチの世界ではストレスが溜まってるんだろうし……来んなとは言わんから」
「……! おう!」
元気よく返すと、照れ臭いのかキュウマは顔を背けて「しっし」と手で払う。
だが、それが照れ隠しな事ぐらい俺でも解っている。そう言うトコは尾井川やシベと同じリアクションで、ほんと親近感がわくよ。
本当にキュウマは良い奴だ。完全ノーマルで美少女ハーレムを作っていたコイツにとって、俺とブラックの関係は理解しがたいものだろうに……それでも親身になって考えてくれてるし、何よりなんだかんだで優しい。
口調は乱暴だけど、そう言う所は俺の親友の尾井川と似ていた。
キュウマも尾井川と同じで、優しさを見せようとすると照れてしまうタイプらしいけど……ハーレム状態だった沢山の奥さん達にはどう接してたんだろうか。
今度ゆっくり出来る時間が有ったら訊いてみよう。
「なに考えてんだ、さっさとそのヘンなシャツ着替えて行って来いよ」
「あ、そだ。着替えるんだったな」
気が付けば背後にある簡易試着室に入り、早速着替える。
ブラックとクロウがいる様を見ては、もうゆっくりしてもいられない。折角来たんだし、数日間だけでもコッチで心を整えなきゃな。
あと、それと……出来れば、ずっとブラックと一緒にいたいと、いうか……。
「っ……! そっ、そんなっ、そんなこと思っ、ああああ何考えてんだ俺えええ」
「うるせえ! さっさと用意して行け!」
着替え途中でベルトも通しただけだったのだが、キュウマが業を煮やしたのか俺の体を引っ張ってムリヤリ引きずり出すと、そのままワームホールに……っておいい!
「キュウマお前えええ!」
「帰って来る時は、菓子折り用意しとけよー」
そう言いながら穴から俺を覗き込むキュウマ。
俺はもういっぺん文句を言おうと思ったのだが――。
「どぅわっ! ツカサ君!?」
「ツカサ!」
「ふぎゃっ」
急にガラガラと車輪を動かす大きな音が聞こえてきたと思った瞬間、俺の体は何か微妙に柔らかくて硬い物の上に落ちる。
ちょっとした衝撃で思わず声を上げてしまったが……どうやらブラックが乗っている狭い馬車の中にはちゃんと入り込めたようで、目の前にはガタガタと揺れる馬車の天井がしっかりと見えていた。
「あは……こ、こんな早く帰って来てくれるなんて……! まだたったの二日ぐらいしか経ってないのにっ!」
そんな俺の視界に、急に横からオッサンの顔が割り込んでくる。鮮やかな赤い髪と、綺麗な菫色の瞳。まさに雄の色気が在ると言っても差し支えないがっしりとした輪郭と無精髭は、至近距離では少々刺激が強すぎる。
と、いうか……あの……今回は、その顔に何故だか凄く会いたくなったせいで……実際に、ま、目の当たりにすると……その。
「う、うぅう……」
「どしたのツカサ君」
「た……頼むからちょっと離れて……」
……会いたかったはずなのに、なんか、顔が見れない。
そもそも何故会いたかったのかと疑問が湧いて来るのだが、しかしその事に答えを出すヒマも無く衝動に突き動かされるままコッチに来てしまったのだ。そんな浮ついた状態だったからか、いざブラックに出会うと、どうにも相手を直視できなかった。
だけど、そんな事情など知らないブラックは、俺の態度に「どして? どして?」とか言わんばかりに子供っぽく目を丸くして顔を更に近付けて来る。
高くしっかりした鼻が顔に触れそうなくらい近くて、なんかもう、耐えられない。
「ツカサくぅん」
「わっ、わかったっ、解ったからあのっ、い、今は落ちつける時間くれっ、頼む!」
「今日のツカサは一段と恥ずかしがり屋だな」
ぐうっ、く、クロウにも横から痛い事を突かれてしまっているっ。
でも仕方ないじゃんか、俺だって自分の気持ちがよく分かんないんだから。
いくら好きだからって、急に会いに行きたくなるなんてやっぱ変じゃん。ちょっと待てば会えるのに、我慢出来なくなるなんて恥ずかしい。それに、いざ会いに来たらそんな自分が妙に軽薄な奴に思えて、居た堪れなくなるんだ。
だって、ぶ、ブラックとクロウにだって都合があるし、現にいま俺が来たから馬車が更に狭くなっちまって最悪だし。それに、俺ってば怒られるような事して異世界に来てるってのに、そんなワガママな行動をしてまでブラックに会いに来てるなんて……自分で自分の行動がみっともない。
それくらいワガママやったんだから、ちゃんと甘えろよなんて自分でも思うんだが、しかしいざブラックと顔を合わせたら……なんか……なんかっ、こう……!
「あ~、ツカサ君耳まで真っ赤」
「っ!? み、見んなバカっ!」
ああああ、押しかけたのは俺なのに、なんでこんなこと言っちゃうんだ。
今日の俺変だ、絶対変! な、なんでだ。やっと周囲の興味も薄れてきたし、ヒロの家に看病に行ったくらいしかやってないのに。なのに、何でこんな風になる。
素直に受け入れてやれって言われたばっかりなのに、俺って奴は……!
ああもうブラックの顔が見られないっ。
「んふ……ふ、ふふ……ツカサ君たら、そんな可愛い顔しちゃって……」
「ツカサ……」
んん。あれ、なんか体が浮き上がってるぞ。
いや違う、これはブラックの腕が俺を抱え上げているんだ。俺ってば、ブラックの腕にキャッチされてたんだな。う、うう、申し訳ない……って、いやそうでなく!
「あっ、あ、ちょ、ちょっと待ってブラック、そのっ」
「だぁめ……ツカサ君が悪いんだよ……? すっごく欲求不満でイライラしてたのに、そんな時にちょうど僕の腕の中に落ちて来ちゃうから……」
「ふぁ……っ」
顔を横から手で戻されて、真正面にあるブラックの顔を見るハメになる。
だけど、頬をぎゅっと押すブラックの指が触れている事にすらもう、俺はドキドキして心臓が痛くなってしまっていて。
「まだ当分馬車の中に居なきゃいけないんだから……ツカサ君が、僕のイライラ……抑えてくれるよね……?」
また、ブラックの顔が近付いて来る。
すぐ傍にクロウがいるのに、こんな状態でイチャつくなんて冗談じゃない。クロウだって、狭い馬車の中でそんなものは見たくないだろう。
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だから、いつもなら、やめろと言って引き剥がしていたはずなのに。
「ツカサ君……」
体が、動かない。
嬉しそうなブラックの声を聴くと、拒む事すら出来なくなってしまっていた。
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