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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編
29.人は表情のみで語らず
しおりを挟む「…………」
何を話してるんだろう?
耳を澄ませてみたけど、何も聞こえない。
ガラスにぺったりくっついて良い物かと思ったが、アドニスは特に何も言う事は無く俺が近付いても何も言わなかった。どうも理解が出来ないが、これもたぶん曜術……なのかな。だから、俺達が触れても平気らしい。小声なら会話も大丈夫そうだ。
それなら遠慮なくとガラスに引っ付いて左右を確かめると、左方向の奥には何かの檀上が見えた。俺達が練習している舞台よりも小さくて、体育館にあるステージ程度の大きさだ。ガラス向こうの部屋は舞台とは別の部屋なんだろうか。
いや、でも……この【ゾリオン城】はどうも普通の城じゃないからなぁ。
ローレンスさんの動き一つで舞台の客席が広間になっちゃったし、特別なルートを通ると不可解な場所に通路や部屋が表れたりするし……。
もしかすると、ここも「舞台」が変化して出来た物なのかも知れない。
ううむ……本当に内部構造が謎すぎる。こりゃ地図を作ってもいざってときは使い物にならなそうだ……こんな王宮ばっかりなら、そりゃ誰も襲わなそう。
やっぱりファンタジーな世界って色々デタラメだよなぁ……なんて思いつつ、ガラスにべったりくっついて壇上を見ていると――――きっちりとした服装の誰かが舞台の袖から出て来た。途端に、大勢の貴族達が拍手で出迎える。
相変わらず音は聞こえていないが、この感じだとローレンスさんかな。
目を凝らしてやってきた人を確認すると、そこには確かに国主卿としての正装に身を包み、しっかりと王冠を被っているローレンスさんの姿が在った。
おお……なんかこうして見ると普通に威厳ある王様だな……。
あの漫画とかでよく見るモフモフがついた赤いマント的な物とか軍服っぽい豪華な装飾がしてある服とか、まさに「王様」って感じだ。
俺が着るとちんちくりんも良いとこだろうけど、ホント似合う人が着ればとんでもなく格好いい服になっちまうんだなぁ。
そんな事を思いつつも、何やら話しだすローレンスさんを見ていると、俺の背後からブツブツと何やら声が聞こえてきた。
なんか近いぞ。この声はブラックか。何を呟いてるんだ?
耳を澄ませると、どうやらローレンスさんの言葉を読んでいるようだ。
どうやって……と思ったけど、たぶん読唇術ってヤツかな?
ブラックは色々出来るし、やれてもおかしくないよな。話の内容を俺に聞かせようとしているのかも知れない。それはありがたいな。
厚意に甘えて背後からの副音声に耳を澄ませながら、周囲の貴族を確認していると、ローレンスさんは大体こういう事を言っているのだと把握出来た。
――――どうやら、ローレンスさんは貴族達に対して今回の祝宴が「何故行われるのか」を改めて説明していたらしい。
ブラックの読唇術によると、数日前の貴族同伴夕食会でちょろっとだけ話しに出ていた【学術院】で“最優秀学士賞”というなんかすんごい賞を貰った一般の人を祝宴で労おうねってことを今一度説明していたようだ。
【学術院】ってのは、曜術やその他の高度な学問を修める場所だ。
俺のイメージでは大学のようなところだが、ブラックや他の人の話を聞く限りでは、曜術に秀でた子や頭の良い人だと年齢関係なくそこへ入学できるらしく、曜術師ともなると術の基礎を覚える為に必ず入学を推薦されるらしい。
ともかく、大学兼曜術師の学校みたいなとこなんだろうな。
なので、そんなところで凄い賞を貰ったらそりゃ国中で祝うよなって話で……。
…………俺の世界で言うと、ノーベル賞的なものなんだろうか?
発明とかそういう感じじゃなさそうだけど、規模的にはそれっぽいよな。
まあ……要するに凄い偉業だから貴族総出で祝おうねって事らしい。
しかもそんな栄誉を普通の一般人が受賞したってんだから、そりゃびっくりだ。
ローレンスさんが「頑張ったね」って祝ってあげたくなるのも当然だと思う。だって、この世界の人は字なんていらねえ! なんて勢いがまかり通るからな。
教育水準とかはよく分からないけど、あんまり読み書きが重要視されていない世界だからなのか、学べる施設が有っても字が書けない人は結構多い。
学ぼうと思えば学べるからってのもあるんだろうけど、そう言うのを考えると、本当に普通の人が貴族や王族を押し退けて最優秀賞てのは凄いよ。
うーむ、しかしローレンスさんも立派な人だよなあ。
ローレンスさんの娘さん……つまりお姫様も在学しているという話だったのに、それでも親バカを発症しないで祝福するなんて。
これが漫画なら「下民風情が!」とかなっててもおかしくないだろうに。
それに、貴族の人達も見ている限りでは別に嫌がってもなくて、普通に祝福してる感じだし……上の人に分別があると、従う人達もこうなるのかなぁ。
俺も将来ビッグな男……には成れないかも知れないが、リーダーになる時はもしかしたら有るかも知れないので、見習いたいものだ。
――――なんてコトを思っていたら、不意に後ろから低い声が聞こえてきた。
「祝福、ねえ……。本当かどうか怪しいもんだ」
呆れたような声に振り向くと、ブラックはヤケに不機嫌そうな顔をしている。
意外と至近距離に居た事にちょっと驚いてしまったが、ブラックは己のイライラした気持ちを抑えようとしているのか俺をぎゅっと抱きしめて来た。
「お、おいなんだいきなりっ!」
「ツカサ、しーっ」
「しーは解ってるけど急にっ」
っていうか近くにいるならクロウも止めてくれよ!
いくらこの部屋が殺風景と言っても、まだアドニスが居るんだからな。いつもの事だと呆れられるかも知れないが、それが恥ずかしいからイヤなんだってば!
つーかなんでいきなり抱き着いたんだよ。
べ、別にイヤとかじゃないけど、やるんならせめて部屋とか誰も居ない所でぎゅっとして欲しいっていうか……っ!
「ハァ……相変わらず場所を弁えない振る舞いですねえ……」
「うるさいクソ眼鏡。羨ましい癖に」
「貴方のその肉欲に素直な浅ましい性格は羨ましいですね。悩みが少なそうで」
「殺すぞクソ眼鏡ぇえええ」
「わーっどーどー!!」
落ち着くために俺を抱き締めたんだろうに、なんで余計にイライラしてんだよ。
変に騒いで向こう側に気付かれたらどうする、と慌ててブラックのチクチクした無精髭だらけの頬を両手で必死に揉むと、ブラックはすぐに頬を緩めた。
……ひ、人前でこんな事をやっていると思うと恥ずかしいが、今は状況が状況だし背に腹は代えられん。とにかくブラックを落ち着かせないと。
そう思って真面目にブラックをあやしていると、ようやく相手も冷静になってくれたのか、俺を抱き締めながら一旦ガラスから離れた。
いや、落ち着いたんなら話して下さいませんかねお前さん。
「ふふ……まあとにかく、目ぼしい話はこれで終わったみたいだな」
「全部ちゃんと聞いたのかブラック」
「うるさい殺すぞ駄熊。ちゃんと聞いたわ。あとは祝宴の内容程度だし、王様の前で私語なんぞ以ての外だから貴族どもの話もなかったしな」
それはお前も確認してるだろう、とブラックがクロウを睨むと、クロウは獣人特有の凄い聴覚を持つ熊の耳でしっかり外の話を聞いていたのか、その通りだと無表情でこっくり頷いた。……ブラックとクロウがいたら、ホントに何でも筒抜けだな。
「…………ちょうど陛下も退出なさいましたね。後は各々の貴族が行動するでしょうから、そこのところの監視は別の者に任せるとして……ツカサ君、どうでしたか? 誰か記憶にあるような顔はあったでしょうか」
アドニスがそう聞いて来るのに、俺は今更ながらに目的を思い出す。
そ、そういえば俺も一緒に付いて来たのは貴族達の顔を確認しておくためだったんだっけ……舞台の上から目視も出来ないし、別の方法で確かめるしかなくなったので、とりあえず顔だけでもって事でここに来たんだわ。
ブラックがなんだか妙にピリピリしてるから、すっかり忘れてしまってたよ。
だけど……一応貴族達の顔を一人一人しっかり見てみたのに、見覚えがありそうな顔は無かったな。ピンとくるような感じもしなかったし、引っかかりも無かった。
ホントにただ初対面の美人な人達だなぁってだけで……。
…………となると、俺的には関係ない人たちってことなんだよな?
いやでもこの世界は顔を完全に変えられる人もいるだろうし、声を聞けばピンとくるかもしれないしな。断定するのはまだ早いだろう。
だけど、顔を見た限りでは別に何も無かった事は報告しておかねばならない。
「顔だけじゃ何とも言えないけど……でも、ピンとは来なかったかな」
「違和感も有りませんでしたか」
「うん。記憶に引っかかる顔は無いみたい。でも、声を聞けば違うかも知れないし、顔も変装してたら俺には分からないからな……」
素直にそう言うと、アドニスは少し考えるような仕草をして、再度俺を見た。
「そうなると……やはり、近付いて確認するしか方法は無さそうですね」
「でも、俺が近付くとバレちゃうんじゃない? 相手は俺を知ってるワケだし」
仮にデジレ・モルドールの関係者ってダケの人だったとしても、俺の特徴を聞かされている可能性もあるから、むやみに近付くのは危険だよな。
いくら金髪のヅラを付けてるからって、俺の体格や輪郭は変えられないんだし。
しかし、近付く方法を思い付いているらしいアドニスは、任せなさいと言わんばかりに微笑んで見せた。
「なに、別にむずかしい事じゃありませんよ。……君と私が密接な関係にある事は、件の事件の首謀者も知らないはずです。ですから、本番の日に私が彼らに挨拶をしに行く時に付いてくればいい。もちろん変装をして、ね」
確かに、俺とアドニスが仲間であると言う情報は限られた人しか知らない。
オーデル皇国での事件もアドニスが解決した……事にして貰ってるし、俺達が会うのはいつもシアンさんやローレンスさんなどの地位の高い人たちを通じてだ。
つまり、普通の貴族には俺達が仲が良いという情報は届いていないはず。
もちろん、そう言う人達がそんな情報を漏らすはずも無いだろう。
だったら俺がアドニスにひっついて、挨拶回りの時に相手を確認すればすんなりと話が通りそうだけど……だったらソレを最初に提案して欲しかったな……。
今更ながらに演劇をやるという事の是非を考えて悲しくなってしまったが、しかし、これはローレンスさんのオネガイなので俺達に拒否権はなかったのだ。
まあ、そこを考えると今までの練習が無駄に思えそうなのでやめておく。
ともかく、アドニスのその提案は確かに確実に相手を調べられるけど……その場合俺はどういう変装をする事になるんだろうか。
「……ま、また金髪のヅラを被るのか……?」
恐る恐るそう言うと、アドニスはニヤリと妙な笑みを見せた。
「安心して下さい。そんな無粋な格好なんて私はさせませんよ」
趣味を疑われますからね、という言葉に俺はホッとする。が、反対に俺を抱えているブラックと、横に控えていたクロウは何やらアドニスに突っかかり始めた。
「お前……まさか変な衣装をツカサ君に着せるつもりじゃないだろうな」
「ツカサの肌を衆目に曝すのは承服しかねるぞ」
なにを言ってるんだコイツらは。アドニスがアンタらみたいな事をするワケないじゃないか。腐っても世界最高の薬師さまだぞ。人前で仮装大会なんてしないだろう。
そう思い、宥めようと思ったのだが。
「気に入るようなら差し上げても構いませんよ?」
「お前まさかっ、本当だろうな! お前このまあそれならいいか!」
「いや何喜びながら怒ってんのアンタ!」
ちょっとブラック何言ってるのか分からないんですが。
っていうかアンタ、俺に変な格好させるなと言っておいて、自分好みの衣装なら貰う気マンマンじゃないですかやだー!!
「まあ見てて下さい。見苦しい格好はさせませんから」
「ちょっ、あ、アドニスお前……変な衣装じゃないよな!? な!?」
思わず声が出てしまうが、アドニスはウンともスンとも言わない。
ただ、俺を見て胡散臭い笑みでニッコリと微笑むだけだった。
→
※ヒィ…ちょっと遅れて帰って来たので遅くなってしまいました
(;´Д`)すみません…
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