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聖獣王国ベーマス、暗雲を食む巨獣の王編
8.拳を合わせりゃ相手が分かる……らしい
しおりを挟む獣人が、ところかまわず、暴れてる。
……つい一句読んでしまったが、たぶんこれを提出したら職員室に呼ばれるな。
いやそんなこと言ってる場合か。
つーか街に入って一秒でこんなヤカラ感溢れる光景見たら、誰でもこうなるよね。現実逃避したくなっちゃうよね!? 俺はなる。てかなんなの。なんで人族の居留地みたいな街の大通りで獣人が暴れてるの。ここって人族にとっての「出島」みたいなところじゃないの?
俺がヒイコラ言いながら詰め込んだ日本史の授業の知識を総動員していると、さらに事態は悪化して、ウサギ獣人お兄さんと猿獣人お兄さんは殴り合いを劇化させていく。なんでそんな戦うんですか。
ど、どうしよう。これ止めた方が良いよな。いやでも獣人族ってんなら弱肉強食だし下手に止めたらまた変な問題になるかも。ど、どうしよう。
クロウなら何か良い収め方を知っているだろうかと見上げると、相手は俺の表情を見て何かを察したのか、俺に答える――――でもなく、何故か急にずんずんと喧嘩をしている獣人達の方へ歩いて行くではないか。
えっ、えっ、ちょ、ちょっとなにしてんのクロウ!
「おいクロっ……」
「あーツカサ君おさえておさえて」
「おわっ、ちょっ……なんで止めるんだよ、っていうか外で抱き着くな!」
「良いから良いから~。ん~、お風呂に入りたてのいーにおい~」
誰のせいで二度も風呂に入ったと思ってんだと無精髭だらけのチクチクしたほっぺを引っ張りながら逃れようとするが、俺の頑張りむなしくクロウはゴツいメイドさん姿のままでズンズンと喧嘩している奴らの方へ行ってしまう。
強いクロウが返り討ちにあうなんて事は無いと思うけど、でもやっぱ流れ弾くらいは喰らってしまうんじゃないだろうか。喧嘩の仲裁に入ってくれる人がそんなことになるなんて俺はイヤだぞ。
でもせめて二人掛かりなら……。
「やめときなって。ツカサ君前も僕達の間に入ってボコボコになったじゃない」
「心読むのやめてくださる?!」
なんでこいつは毎回俺の心の声を的確に読み取るんだよ。
解りやすいとか言われたけど、こんなことを考えてるとかわかんないよね普通!?
マジでブラックは心が読めるんじゃないの……と、そんなことに気を取られていると。
「おい。通行の邪魔だ。そのへんでもうやめろ」
あっ……クロウが二人の前で仁王立ちを……。
そんな堂々とした態度で大丈夫だろうかと思っていると、案の定喧嘩していた二人はゴツメイドなクロウを見てギャアギャアと騒ぎ立てる。
「んだテメェ!? しゃしゃって来てんじゃねーぞ殺されてぇのか!!」
「こちとら魂に則って正々堂々喧嘩売ってんだよ! 邪魔するならテメェも覚悟できてんだろうなァ!? あ゛ァン!?」
……二人ともふさふさのケモミミを持っているのに、なんでこう普通にヤカラっぽいんだろうか……。ケモミミが好きな俺だが、しかし男のケモ耳にだけは興奮出来ん。
あのウサ耳とキツネザルみたいなもふもふの猿耳を持っていて、どうしてあんなにヤンチャムーブが出来るのか……ケモミミは人を幸せに出来る部位なのに。
自分達よりもちょっと大きなクロウに突っかかる二人だったが、雄々しいメイド服のクロウは臆する事も無くこっくりと頷いて拳を見せた。
「オレが勝ったら喧嘩をやめてもらおう。人族の前でくだらない言い争いなど、お前達は獣人族の面汚しだ。その性根を今一度叩き直してやる」
「なにをぉ~!?」
「その言葉聞いたぞ!! テメェも喧嘩でボコボコにして――――」
……やる……と、遠目の場所にいた俺達でも確かにその言葉を聞いた気がするのだが……ゴッという音が聞こえたと思ったら、地面に頭から突っ伏している獣人二人と軽く拳を見せているクロウの姿が目の前に……。
あれっ、いつの間にこんなことに。
秒で終わり過ぎててちょっとどうなったか解らないんですけど。
「チッ……ザコめ……どうせなら熊公に泡の一つでも吹かせろっての」
「こらブラック! っていうか、クロウ勝ったのか……一瞬で……」
「まあ気配からして歴然の差があったからなぁ。クロウの旦那に勝てるようなヤツってのは、この街にはいないだろう。ここはか弱い種族の逃げ場だし」
お前は悪役かとツッコミたくなるレベルの悪口を言うブラックを諌める俺に、ナルラトさんが解説してくれる。なるほど、クロウとあの二人では強さが圧倒的に違うからすぐ決着がついたんだな。
しかし「か弱い」って、あの獣人二人もすごく強そうでしたけどね……。
一般人の人族が絡まれたらまず太刀打ちでき無さそうな相手なのに、それでもこの国の基準では「か弱い」になってしまうのか。どうなってんだこのバイオレンス大陸。
俺は強さを求めるタイプではないので、ちょっと恐ろしくなってしまうが……ともかく、喧嘩が酷くなる前にクロウが治めてくれて良かったと思おう。うん。
深く考えたらこの先ずっと顔が青くなってなきゃいかん。
出来るだけ暴力には関わらないようにしようと強く誓っていると、クロウがいつも通りの平然とした無表情で帰って来た。
「兎や猿がオレに歯向かうなど五百年早い。オレに喧嘩を売ろうなど片腹痛いことだ。まったく……内乱のせいでどいつも理性を失っているな」
「今のテメェは人族の耳で変装してるだろうが。内乱のせいじゃないと思うがね。それとも熊だとバレたかったってのか?」
イヤミなブラックの発言に、クロウはキョトンと目を瞬かせたが、自分のモミアゲの部分に取り付けた「つけ耳」を思い出したのか、ああと声を漏らして頷いた。
「ムゥ、そういえばそうだった。人族なら侮られても仕方がない」
「く、クロウ……」
……そう言えば、獣人族も神族と同じく人族を見下しているんだっけ。
獣人族の場合は「軟弱で、そこらへんのザコモンスターにも劣った種族」みたいな筋肉的考え方をしているらしく、そのため人族は獣人にとっては嘲笑の対象なのだそうな。神族は人族に対して愚か者を見るような感じだったけど、獣人は「人族って弱くて無様だなープークスクス」と思っているということだ。
しかも、獣人族はその……人族を普通に喰うので、まあ……うん。
「なんかその……逆恨みとかしてこない? 夜中に襲われて俺が間違ってモグモグされちゃったりしない? 大丈夫?」
クロウとかブラックは自分で自分の身を守れるくらい強いから心配してないけど、俺は違う。いつまで経ってもブラックにつつかれる程度の軟弱ボーイなのだ。
自分でボーイというのもアレだが、しかし本当なんだから仕方ない。
そんな俺じゃあ、仮に夜襲されたとしたら完全にとばっちりを食うじゃないか。
二人は良いけど俺は攻撃されたら思いっきり吹っ飛ぶんだよ。アンタらが回避した流れ弾がやってきて腕が吹っ飛ぶ可能性もあるんだぞ。
あの二人を止めたのは偉い事だが、俺は情けない負傷をするのだけはゴメンだ。いやこんなこと考えてる時点で情けないんだが、痛い思いしたくないじゃん。
本当に大丈夫なんだろうなとクロウを見上げると、相手は頷く。
「むっ、心配ないぞツカサ。話し合いや喧嘩を始める前なら分からんが、今のように決闘を申し込んだ時に行う約束は、基本的に反故にされない。猿人族だろうと兎人族だろうと、獣人である誇りがあるからな。今のはお互いに決闘する事を了承して、完膚なきまでに負けたのだ。あの二人は今後オレ達に歯向かう事は無いだろう」
「……双方合意の上で戦ったら、丸く収まるってこと?」
イマイチわからなくて簡単にまとめると、クロウはそうだと頷く。
どうやら合っていたようだ。そんな俺の言葉に、クロウは付け加えた。
「獣人は基本的に交渉を決闘や戦争で行う。全力で戦い、勝ち負けがはっきりした方が後腐れもないし、頭の悪い種族でも優劣が理解出来るからな。それをこの大陸で何千年と続けてきた。自分より力が弱いと明らかに分かる種族……例えば穴兎人族などとは対話も図るが、基本はそういう感じだ。まあ、国同士となると戦争での交渉が難しい場合もあるが」
「んん……戦争が正当な交渉手段だなんて、なんかホント別世界だなぁ……」
俺の世界じゃ戦争は酷いだけだし、人が死んで良い事なんてなにもない。
だからみんなやりたくないしやらせないようにしようって言っているのに、獣人の国ともなると、それがただの交渉手段になってしまう。
俺が異世界人だからか、何だか理解が追いつかなかった。
……でも、この世界て基本的にみんな打たれ強いし、獣人って半分はモンスターの性質を持っているワケだから、むしろ戦う事の方が自然なのかもな。
俺達の世界の理を当然と思い、異世界で「間違っている」とは言いたくない。
この世界の獣人達からすれば、それが一番いい方法なんだ。でなければ、大陸で獣人が千年以上も生き残っているはずもないもんな。
ただその……俺は、そこまで強くないので遠慮したいなと……。
…………もし決闘を申し込まれても、対話に持ち込めるようにしておこう……。
そんな事にならないのが一番いいのだが、と思いつつ、俺達はとりあえず安心してナルラトさんが紹介してくれるという宿に向かう事にした。
「はー……これでやっと普通の服に着替えてのびのび出来るんだねえ」
人族が行き交う大通りを歩きながら、ブラックが手を伸ばして伸びをする。
そう言われると確かに不思議と解放感が有って、俺も一緒に背筋を伸ばした。
確かに、ここからは俺もフツーの冒険者だ。
もうお客さんに気を使う必要もないし、なんなら冒険し放題だ。時間を気にせず街の中を散歩する事だって自由だぞ。ふふふ、そう思うと楽しくなってきた。
今なら何でも出来そうだな。
獣人の国の美味いモンをたらふく食ってもいいんじゃないか?
いつもはお金が心配になってしまうが、今回は心配無用だ。なんたって、この俺にはメイドさんの時に貰ったおこづかいがあるからな!
実は船を降りる前、共同支配人(船のオーナーのこと)さんから、厨房支配人が俺から没収していたチップを返して貰ったのだ。……あのチップって俺が貰っていい物だったんだと驚いたが、それはともかく。ブラックから貰った分を返しても、商人さん達から貰ったのが結構残っているのである。
なので、あとでこの街の市場に行って、久しぶりに買い物を楽しみたい。獣人達の国では何が食べられているのかも知っておきたいしな!
ふふふ、そう考えるとなんだかワクワクして来たぜ。
「んじゃ、まず宿に行きましょうか。今回の宿は俺がおごらせてもらいますよ。船の中では、色々とお世話になりましたからね。準備も必要でしょうし、予備日も考えて……一週間ほど取っときますから」
そう言いながらネズミのしっぽをゆらゆらさせるナルラトさんに、ブラックは訝しげな顔をして疑わしいと目を細める。
「えらく気前がいいな。何か企んでるんじゃないか?」
「や、やですねえ旦那、感謝の気持ちですって! あっ、そうそう、宿には専用の酒場が併設されてますんで、静かにたっけえ酒が飲み放題ですよ! そっちのほうも手配をしておきますんで、是非とも!」
ナルラトさんたら解りやすいごきげん取りを……でもそんなことを言ったら、疑り深いブラックは更に疑惑を深めてナルラトさんの事を疑っちゃうのでは。
こじれる前に何とかした方が良いだろ――――
「酒が飲み放題!? クソまずいワインじゃなく、ウイスキーとかの美味い酒が飲み放題? なにそれ最高じゃないか! どこどこ、早く行こうその宿!」
「いやお前なに釣られてんだよ! どんだけお酒好きなんだ!」
「酒は人を狂わせるのだ。オレも早く飲みたいぞ、早く案内してくれ」
ああ、目を輝かせるオッサンに続き、クロウまで期待にふんふんと鼻息荒くしてるじゃないの。なんでこのオッサン達は二人して酒が大好きなんだろう。
いや俺だって飲ませて貰えれば好きになれると思うんだけど、でもコイツらは俺に滅多に酒を飲ませてくれないしな……ぐぬぬ……。
でもこうなったらもう仕方ない。
二人とも宿に到着したら速攻で酒場に行きそうだし……その間手持無沙汰だから俺は市場でも行ってみようかな。
この大陸でロクショウみたいなモンスターを連れ歩いて良いのかまだナゾだし、とりあえず街を回って見て大丈夫そうだったら、ロクを懐から出してあげよう。
クロウやナルラトさんは「考えた事もなかった」とか言って首を傾げてたから、ここは俺自身が見回って確かめておかないと。
人気のない場所ばかりじゃロクも退屈だろうし、だったら行動あるのみだ。
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