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飽食王宮ペリディェーザ、愚かな獣と王の試練編
29.無知と無垢*
しおりを挟む「へ~、人族ってどこもかしこもやーらかいんですねえ」
誰かの手が、若い感じの軽薄な声と共に俺の太腿の裏を掴む。
その感触にビクッと反応した俺を面白がってか、どこかの複数人が笑った。
完全に面白がられている。そう思うと恥ずかしくて、もうすぐにでも逃げ出してしまいたかった。だけど、この状況じゃどうしようもない。
腕を掴まれて、好き勝手に上げられたり降ろされたりしている。
でも、それを強制している手は乱暴で、それが兵士達の獣らしい本性を現しているみたいで、もう少し力を入れられたら腕が折れてしまうのではないかと心配になる。
それがまた俺の体を緊張させて、体が動かなくなってしまっていた。
だけど、彼らはこちらの様子などお構いなしに、次々と手を伸ばしてくる。
「男メスなんぞ、食うにも困るほど硬い者ばかりかと思っていたが、なるほど。これは昔話でよく御馳走だと言われるわけだ」
「ええ、でも滋養があるって迷信っしょ? 戦竜殿下の眷属にしていただいてる俺達ならともかく、フツーは食事と同じ扱いだって」
「ンなもん食えばわかるだろ」
獣人族の昔話では、人族を「ごちそう」だと言っているのか?
そ、そんなの完全にヤバい昔話じゃないか。いやでも同じ獣人族を当たり前のように狩って喰らう彼らからすれば、人を喰うのはその延長戦なんだろう。だから、ここに俺が居ても平然と食う食わないの話をしてるんだ。
そうして、俺の肉付きを確かめるみたいに……複数の手が、色んな所を掴んで、力も強かったり弱くしたりして揉んでいる。
――――性的に見られるより、マシかもしれない。
そう思うと少し頭が冷静になったけど、でも怖い事に変わりは無かった。
また“あの時”の事を思い出してしまいそうで体が勝手に震えそうになる。……男に囲まれて変な事をされそうになったのなんて、それこそあの時が初めてじゃないのに……それでも、思い出すのは精神が限界に来ていたあの時の記憶だ。
同じ“兵士”という存在に囲まれて、体を好き勝手にされていることが、どうしても“あの時”を思い出してしまって……何も言えず、震えを我慢するので精いっぱいになってしまっていた。
だけど、そんなこっちの事情なんて獣人の兵士達は知らないわけで。
「しかし……体液ったってコイツ汗かいてないじゃないっすか。いいニオイはするけど、これじゃ味見のしようがないんでは?」
「バカ、そう言う時はコッチ使わせんだよ」
そう言いながら、俺の目の前にいた藁色の狼耳をしたオッサンが手を伸ばしてくる。どこに触れるのかと思っていたら、迷わずに俺の縮こまっている急所を握った。
「うあっ! やっ……ぁ……っ」
「お、ずいぶんと可愛い声出すじゃねえか。メスだろうが、やっぱ男は男だな。ココを弄れば簡単に反応しやがる。ほらほら、汗も早く出しちまえよ」
乾いた指で輪を作られ簡単に抑え込まれてしまったソコは、根元から先端ギリギリまで軽く何度も扱かれて敏感に反応してしまう。
だけど、指の動きは乱暴そのもので恐ろしい方が勝ってしまい、俺はいつ大変な事になるかと涙目になってしまった。
「ひ、ぐ……ぃ、ぃあっ……そ、そこ、乱暴にしない、で……っ」
とにかく、やめてほしい。
そうは思っても、声がうまく出ない。情けない声しか出ず、それどころか抑えていた震えも我慢出来なくなってしまって、恥ずかしさを覚えながらも必死に訴えた。
けれど、そんな俺の不格好な懇願は……兵士達には、別の意味に受け取られてしまったようで。
「うあぁっ!? やっ、な、なんでそこっ……ケツ揉むっ、ぁっ、揉まないで……っ!」
「オイオイこれでまだ乱暴か? 未熟なメスの扱い方はわかんねえなぁ」
乱暴とかそう言う問題じゃない……っ!
なんでこの状況で無関係なケツを揉んでくるんだ、っていうか、誰が揉んでるの。
解らない、兵士なのはわかるけど、でも無数の指が両方の尻肉を掴んで上に持ち上げながら揉んだり、さ……左右に割り開いて、見るもんじゃない所を曝したり、ソレを何度も繰り返したりしてて、そっちが気になって、何人がやってるのか、誰がなんの目的でやってるのかも分からない。
「やだっ、やっ、ぁっ、み、見ないで……っ、そこ関係ないぃ……っ!」
「関係あるだろ、へへ……オスのニオイをたっぷりつけられてるくせに、可愛いメス穴してんだなぁお前……。開いたらヒクヒクしてんぞ、見られて嬉しいのか?」
「違っ……も、もうやだ、勘弁して下さい……っ」
背後から誰かにそう言われて、もう我慢出来なくなり閉じた足に力を籠める。
俺の急所は相変わらず狼耳のオッサンにゆるゆる扱かれてるし、は、恥ずかしい所を大勢に見られてて、もう耐えられそうにない。
殿下に「力を見せて見ろ」と言われたけど、こんなことしなくてもいいはずだ。
大勢の前で裸にされて、恥ずかしい場所を見られるくらいなら、掌を切って血をドバドバ出した方がマシだ。その方がいい。絶対良いに決まってる。
なのに、許して欲しいと言ってるのに、兵士達は許してくれなくて。
それどころか、尻に力を入れて必死に抵抗しようとしている俺にイラついたのか、手が前どころか横や後ろから伸び、足に絡みついて来た。
「おいコラ足閉じるなっ、体熱くなってんだからもう少しで汗出るだろ!? もっと足を開いて発情しろ! メス穴見られて感じてんだろお前はっ」
「やっ、あ……あぐっ、う、ぅううう……!!」
めいっぱい力を籠めてるのに、足がいう事を聞いてくれない。
たくさんの大きな大人の手が俺の足を掴んでて、どんなに踏ん張って力を籠めようとしても、どんどん左右の足が離れて行く。
「~~~~っ……!」
「おっ、良い感じに開いたな。これで良い感じに股ぐらのニオイも嗅げるぞ」
「あは……いやぁもうたまんなくなってきましたね、ただのちんちくりんかと思ったら、発情すると美味そうなニオイ出すじゃないですかこのメス……」
「ヘヘ、このメスきっと辱めが好きなんだな。別の群れのオスに略奪でもされて、屈服交尾がヤミツキになっちまったのかな?」
勝手な事を言う。誰がメスだ、誰が屈服交尾がヤミツキだ。
そんな変な設定を俺に追加するな、これは恥ずかしくて体が発熱してるだけだし、前を弄る指にだって俺は全く屈服してない。全裸でも、耐えてる。
し、尻を開かれて全部観察されるのだって、メスじゃなくて、こんなの……っ。
こんなの……っ。
「あっ! 泣いた、泣いてますよ隊長! 一番汁イッちゃってくださいよ」
「そうかぁ? んじゃ遠慮なく……」
「ひっ……!」
横から知らない男の顔が近付いて来る。
反射的に固まると、兎耳をした細身のオッサンが俺の顎を捕えて舌を出してきた。
初対面の相手、しかもオッサンのそんな顔なんて見たくなくて目を閉じたが……眦に、ぬとりと何かが触れて来て濡れた感触を残しながら離れたのを知り、カッカする体の表面にぞわりと鳥肌が立つのを感じた。
み、見たくない。これ以上何かされてるのを見るのが耐えられない。
だけど、もう、前も後ろも、へ、変な感じになってきて。
そんなの違うって思ってるのに、快楽に弱いどうしようもない俺の下半身は、知らんオッサンに指で強引に扱かれても徐々に反応してしまっている。
体がまた恥ずかしい気持ちを勘違いして、興奮だと思い込んでるんだ。
だからこんな、ぶ、ブラックでも、クロウでもないのにこんな、知らない奴に……っ。
「これは……おお……」
横から大人の男の声が聞こえる。
少し驚いている声。だけど、すぐそれに「おお」という歓声が被った。
何が起こっているのか、わからない。目を開けたくない。
だけど……見なかったら、何だか余計に後悔するような気がして。
水で滲んだ目をそっと開けて、俺の涙を舐め取ったらしい相手を見ると――
「……!」
大地の気の光が、黄金の光が見える。
その光が兎耳のオッサンの体を淡く包んでいて、包帯からはみ出ていた赤黒い痣が、見る見るうちに癒えて行く姿がそこに……――――
……って、こ、こんな……あれ……俺、別に相手に気を送ってないのに、なんで。
こんなだったっけ。涙を舐めただけで治るような威力だったっけ……!?
ああわかんない、最近やってなかったから分かんない。
いや、これ、もしかしてこの前ブラックとえっちしたから、それで……そ、そんな、でもアレは数日前の話で……!
「うわ! マジだ、マジすごい人族の男メス!」
「戦竜殿下のお恵みに感謝だなあ! 涙でこれなら、血や子種汁だとコレと比べ物にならねえくらいすげえんじゃねえの!?」
「凄げぇ、おいっ、俺が先だ!」
「汗ばんでんだろ、オレにも舐めさせろっ」
熱気が近付いて来る。
ギラギラした目が迫って来る。顔に影が掛かるぐらいに近寄って来られると、もう人と言うよりも本当に獣しか見えない。だけど怖さを感じようとしても、俺の挙動を遮るかのように、次々に心臓が飛び上がるような事をされて。
「うあぁっ!? やっ、やだそこに顔埋め……っ」
「ああもうたまんねえ……っ、ワキいかせろっ」
「俺脇腹な」
「切り込み役に譲るわ。ってか早く次いかせろっ、子種汁絞ってやろうぜ」
何勝手な事言っ……ひぃいっ!!
わっ、ワキっ、脇腹舐めっ、あっ、あぁあっ、やだやだやだワキ舐めるなくすぐったいバカばかばか! ひぐっ、い、ぃああっいろんなとこ舐められてるっ、息するっ、ひ、ひっつけないでっやだ、やぁああ! こ、股間に顔うずめらっ……――
「やぁあああっ!! やだ、やらぁっ! そこ舐めひゃいれっ、ひぁ゛っ、う、うぅう!」
お尻に顔突っ込むなあっ!! なんでそんなっ、い、いやだっ、舐めないでっ、何でそんなとこ舐めっ、あ、あぁあああっ、やだやだやだしないでっ、そんなっ、も、許してこんなのやだぁあっ!
「うまっ、うわぁこんなメスの肉食えないなんて拷問だなぁ~」
「俺人族のメスに対する認識改めるわぁ」
「あはっ、こっ、これすげえっ、力湧きまくりじゃん!」
「おいお前もう傷治ってるだろ! 早く交代しろよ!」
「うわぁ、抱きゃぁどんだけ食えるんだろうなぁ~……」
「おいっ戦竜殿下の御手付きだぞ、滅多な事を言うんじゃない!」
声が耳に入ってくる。
恥ずかしい、好き放題されて、い、いろんなとこ舐められて、それなのに恥ずかしいせいで、体が熱くなって汗も何もかも溢れて来て……っ。
「ひぐっ、ぅ、うぅぅ、あぁああっ、も゛っや゛っ、ぁああ゛……!」
舐められてる、恥ずかしいとこ全部もうっ、う、ううう、やだ、こんなのしたくない、変なのに、こんなのおかしいのに、なんで汗出てくるんだよぉ……!
「おっ、やっと肉棒が半勃ちになってきたな。汗だけでこんだけうめえんだから、コレが出て来たらどうなるか楽しみだ」
「つーかニオイが反則っすよ、こんなんご馳走鼻先に置かれてる状態っすよ!」
「あ~……やべえ、俺ちょっと勃ってきたわ」
同じ音の台詞ばかり聞こえる。「俺も俺も」って、どういう意味だ。
もうわかんない。恥ずかし過ぎて心臓がどくどく言ってて痛い。顔が熱すぎて炎が噴き出しそうで、わざと脇以外のヘソとか胸のすれすれを舐められるたび体がビクッとなるのが恥ずかしくて、涙が出て来て止まらない。
なんでこんなに反応してしまうんだ。違うのに。気持ち良いんじゃないのに。
なのに俺、なんでっ、なんでこんな恥ずかしいことされて……っ。
「そこまで!!」
「――――――……っ」
俺の体を這いずり回っていた生暖かいものが、ぴたりと止まる。
何か、鋭い声が聞こえた気がする。
でも俺は今までのことで体がいう事を聞かなくなっていて、俺の体を拘束していた手が離れると同時に、その場にへたりこんでしまった。
そんな俺を、また誰かが腕を掴んで引き上げる。
「あ゛……」
「全員、傷は癒えただろう。これ以上舐め回す必要がどこにあるんだ?」
聞き覚えのある声が、近くで聞こえる。
ひくひくと勝手に動く体で何とか深呼吸して、俺は周囲をやっと確認した。
兵士達が、俺の周りで固まって俺の上を見上げている。
さっきの声のヤツが俺を引き上げてるからそうしてるんだ。
これ……この、さっきの声は……ああ、そうだ、怒りんぼ殿下……。
「も、申し訳ありません殿下……」
「……まあ良い。コイツのニオイに当てられたら、そうもなろう。お前らの興奮は健全なオスの証だ。……しかし、休養中に発情されても困る。我らファルシュ・バーンが、誇りある立場を守れんとなれば国の恥だ」
「は、ははっ……仰る通りでございます……!」
「人族のメスごときに冷静さを欠くようでは、次の鍛錬で命を落とすぞ。眷属化による万能感に酔いしれるのは良いが、ハメを外さんようにしろ」
コイツは連れて帰る、と言って、殿下は裸のままの俺を兵士の輪の中から引き摺り出す。気が付けば、彼らの包帯から見えていた傷は綺麗に消え去っていた。
…………ほんとに、こんなことで……。
「チッ……ヨダレだらけで手が汚れる。洗い場まで布を纏ってろ」
「うぷっ」
シーツのような白い布をかぶせられて、俺は慌ててもがく。
だが俺が顔を出すのを待ちきれなかったのか、やっと外が見えたと思ったら今度は体が浮き上がった。い、いや違う。殿下が俺をまた小脇に抱え上げたんだ。
だけど今は触られたくない。
無意識に体が震えて来てしまう俺に、殿下が不機嫌そうに顔を歪めた。
「我慢しろ。俺が連れて行くなど、前代未聞だぞ。この礼はしてもらうからな」
そう言って、殿下は俺をどこかへ連れて行こうと歩きはじめる。
たぶん、洗い場というところに連れて行ってくれるのだろうとは思う。
けど、徐々に冷静なアタマになってきた俺は、頭の中で呟いた。
…………この礼はって、アンタが全部やらせたんだろうが……!
「……うう……っ」
あんなコトをさせといて、そのうえ恩に着せるような事を言うなんて。
昔の事を思い出すくらいちょっと怖くなったし恥ずかしかったのに、ブラック達に何も言わずに勝手に連れて来たのはアンタなのに、それなのになんて言い草だ。
さっきとは別の意味で頭がカッと熱くなる。
だけどそうすると、体がまたさっきの無数の舌の感触を思い出してしまって。
……それに体がまた震えてしまった俺に、殿下が呟いた。
「……泣くな。悪かった。お前がそこまで身持ちの硬いメスとは知らなかったんだ」
「え……」
「…………軟弱者の“ワレン”のメスのくせに、あんな事で泣くとは……」
なんか、ブツブツ言ってる。
でもワレンって……なんだっけ。聞いた事がある気がするけど思い出せない。
何か確か、群れの形態とかだった気がするけど……ああもう、なんか目が変だ、鼻がズルズルする。違う、これはさっきの怖いので泣いてるんじゃなくて、頭があんまり熱いから、冷却しようとして目から水が出てるだけで。
だから、泣いてなんてなくて……っ。
「ああもう泣くな!! クソッ、オスみたいな見た目のくせしてなんでメスなんだ……! メスになんぞ手をあげることも出来ん……!」
うるさい、俺は男だ、殴るなら殴れ!
そういうのが余計に俺を傷付けるんだよばかー!!
あーもーやだ、このオッサンもう全部やだー!!
「ううううう……!」
「泣くなと言ってるだろうが! 交尾済みのくせにガキかお前は!!」
うるさいうるさい、もうこうなったら泣かせろ、ギャン泣きさせろ!
あんたが全部悪いんだからなもおおおお!
怖いのと解放された安堵と怒りでもうワケがわからなくて、涙がこぼれてくる。今の自分が情けないなんて思う暇も無くて、俺はただ泣いて、力任せに俺を抱えるデカい体を拳で殴り続けたのだった。
……たとえポカポカと間抜けな音しか出なくても。
→
※ツイッターで言うてた通り遅くなりました(;´Д`)
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