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第1章
アリスティア邸にて
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「とりあえず拠点を探さないとな・・・」
「それなら【アリスティア邸】にむかうといいよー!宮古があんないしてあげる!」
「お、また異世界から来た人間か。」
そう言ってやってきたのは白髪の少女。
「私はギーゼラ。ようこそ、薫」
ギーゼラと名乗る少女と握手を交わす薫。
それを楽しそうに見守る宮古。
「宮古ちゃんも一緒だったんだね。それなら私も護衛させてもらうよ」
「お、おう・・・」
「とりあえず薫は喋り方を女の子に変えた方がいいよ。怪しまれるからね」
「おう・・・じゃなくて、うん・・・」
「そうこう、そんな感じ。それじゃ行こうか」
そう言って歩き始めるギーゼラと宮古。
慌ててついて行く薫なのであった。
アリスティア邸に着くと、洋風の建物が目に入った。
「ここだよー!じゃあ宮古はおうちにかえるね!ばいばーい!」
大きく手を振る宮古。
「う、うん・・・」
余りにもアッサリとした別れに戸惑いながらも軽く手を振って宮古を見送る。
「おや、宮古ちゃんは帰ったんだね。ここがアリスティア邸だよ。ガードナー財閥のお嬢様が暮らしてるんだ。私の顔パスで何とかなるから安心してね」
そう言うとスタスタと歩いていくギーゼラ。
門を通ると青髪の大きな魔女帽子を被った少女と、白髪の少女が話し込んでるのが見えた。
「うん?アリスティアちゃん、お客様だよ」
青髪の少女がそう言うと、アリスティアと呼ばれた少女はギーゼラ達の方を向く。
「こんにちは、ギーゼラさん、見知らぬお方。当家へようこそおいでくださいました。」
深々とお辞儀をする少女。
「私はアリスティア・ガードナーと申します。」
「俺・・・じゃなくて私は明美 薫。よろしくね」
そう言って握手を交わす薫とアリスティア。
「アリスティアちゃん、彼女に一部屋貸してやってくれないかい?」
「ん?別に構わないですよ」
「お嬢様。・・・お客様をお連れでしたか。失礼致しました」
そう言ってドアを開けてやってきた赤髪の少女。
「構わないよ、気にしないで。彼女は涼風 このみ。当家に使えている使用人です。」
「話は聞いていたので分かります。お部屋をお貸し致します。着いてきてください」
コツコツとヒールを鳴らして歩く少女。
それについて行く薫とギーゼラ。
「お客様もいることだし、僕はそろそろお暇するよ」
青髪の少女が薫達を見送った後、アリスティアにそう告げる。
「はい、またお話しましょうね、マーリンさん」
「うん、またね」
そう言うとマーリンと呼ばれた少女は光の粉となって姿を消した。
「こちらのお部屋をお貸し致します。ご自由に使ってください。なにかご不明点等ございましたらお気軽にお呼びくださいませ。それでは失礼致しましす」
そう言って深々とお辞儀をするこのみ。
ギーゼラはこのみと話があると言って別れた。
部屋に入ると、アンティークな部屋が視界に入る。
見るからにふかふかそうなベッドにアンティーク調の置物や家具。
洋館そのものであった。
とりあえず窓を開けて換気がてら外の空気を思い切り取り込む。
そよそよとした優しい風が吹いていた。
ベッドに飛び込むと、案の定ふかふかだった。
靴を脱いでしばらくゴロゴロとしていると、ノックの音が聞こえてきた。
「薫様。お食事の用意が出来ました。食堂にご案内致します」
「はーい」
ベッドから起き上がり、靴を履いてドアを開ける。
すんとした佇まいで待っていたこのみ。
「お待たせしました。案内お願いします」
「かしこまりました。こちらでございます」
コツコツとヒールを鳴らして歩くこのみと、それに続く薫。
「こちらでございます」
食堂に着くと、先に来ていたギーゼラが軽く手を振る。
広い食堂に大きなテーブル。
いかにも豪邸の食堂であった。
「今からお料理をお持ち致しますので少々お待ちください。」
深々とお辞儀をすると、このみは厨房の方へ戻って行った。
「薫、この世界について軽く説明するよ。まずこの世界は魔界から侵攻を受けています。魔王を何とかすればいいんだけど魔法が聞かなくてね・・・」
はぁ、とため息をつくギーゼラ。
「魔王を何とかねぇ・・・俺戦闘力ねぇぞ?」
「薫、言葉言葉。」
「あっ、そうだった。なれないなぁ・・・」
「別に倒せとは言わないよ。君の話術で丸く収めてくれるなら本望だよ」
「話術でねぇ・・・」
うぅん、と唸る薫。
「薫は言葉を翻訳する能力を持っているんだろう?アンスリアから聞いたよ」
「アンスリア様と聞いて!!」
バァン!と勢い良くドアを開けて来た紫髪の少女。
「アンスリア様ある所に私あり!このニコラエヴナ、アンスリア様のためなら喜んで薫ちゃんを応援するわ!」
「ちょっと待って、誰!?」
「見て分からない?アンスリア様の将来の相手(自称)、ニコラエヴナよ!話はアンスリア様から聞いたわ!」
「は、はぁ・・・」
若干引き気味の薫とギーゼラ。
「とりあえずは食事ね!私は神だから必要ないけど、一応貰うわ!いいわよね、使用人さん?」
「ニコラエヴナ様、突然のご訪問はお控え下さいと以前申しましたが・・・」
「だってアンスリア様の話が出たんだもの。仕方ないじゃない。」
「よくありません。・・・とりあえずお食事は用意しておきます」
「ありがと~!」
そう言うとこのみは厨房へ戻って行った。
しばらくニコラエヴナの話を聞くと、アンスリアはこの世界の要となる存在らしい。
この世のものとは思えない美しさだ、とニコラエヴナは熱く語るがその度に軽く引いていた。
その少し後、料理が運ばれて来る。
「本日のお食事は魚の煮付けとポテトサラダ、ご飯に味噌汁、デザートにアイスクリームを用意しております」
豪華な食事かと思ったら案外質素な食事であった。
おそらく来たばかりの薫を思っての事だろう。
各々食事を始めると、無言の時間が続く。
「・・・そういえば魔王ってどんな感じなの?」
ふと思ったのか薫がそう問いかける。
「傍若無人、無慈悲で名高い魔王だよ。」
ギーゼラがそう答える。
「あのアンスリア様でさえ苦戦する相手よ・・・!ただの人間にどうにかできるのかしら?」
小馬鹿にしたように問いかけるニコラエヴナ。
「・・・何とか頑張ってみる。」
ボソリと呟く薫。
その後は無言の食事となった。
デザートのリンゴのアイスを食べ終えると、各々部屋に戻る。
薫はベッドに飛び込むと、すやすやと寝息を立てて眠り始めるのであった。
「やぁ、おじゃまするよ」
夢の中。
話しかけてきたのは青色の少女。
「僕はマーリン。君の知ってる世界のマーリンだよ。気軽にマーリンお姉さんと呼んでくれると嬉しいな」
「マーリンって確かアーサー王伝説のマーリンだよな。何しに人の夢の中に?」
「ちょっとした忠告さ。魔王には気を付けた方がいい。僕の魔法も通じなくてほとほと困っていた所さ。」
「魔法が効かない魔王ってのも珍しいな。お前の話術で何とか出来ねぇのかよ」
「それが僕の話を聞いてくれなくてね。即攻撃が飛んで来るんだよ。」
「めんどくせぇ相手だな・・・。まぁでもこの世界を救うのは仕事だしやるしかねぇか・・・」
夢の中でため息をつく薫。
「頼んだよ」
そう言うとマーリンは光の粉となって姿を消した。
薫はそのまま深い眠りに入るのであった。
波乱の一日はようやく終わりを告げるのであった。
「それなら【アリスティア邸】にむかうといいよー!宮古があんないしてあげる!」
「お、また異世界から来た人間か。」
そう言ってやってきたのは白髪の少女。
「私はギーゼラ。ようこそ、薫」
ギーゼラと名乗る少女と握手を交わす薫。
それを楽しそうに見守る宮古。
「宮古ちゃんも一緒だったんだね。それなら私も護衛させてもらうよ」
「お、おう・・・」
「とりあえず薫は喋り方を女の子に変えた方がいいよ。怪しまれるからね」
「おう・・・じゃなくて、うん・・・」
「そうこう、そんな感じ。それじゃ行こうか」
そう言って歩き始めるギーゼラと宮古。
慌ててついて行く薫なのであった。
アリスティア邸に着くと、洋風の建物が目に入った。
「ここだよー!じゃあ宮古はおうちにかえるね!ばいばーい!」
大きく手を振る宮古。
「う、うん・・・」
余りにもアッサリとした別れに戸惑いながらも軽く手を振って宮古を見送る。
「おや、宮古ちゃんは帰ったんだね。ここがアリスティア邸だよ。ガードナー財閥のお嬢様が暮らしてるんだ。私の顔パスで何とかなるから安心してね」
そう言うとスタスタと歩いていくギーゼラ。
門を通ると青髪の大きな魔女帽子を被った少女と、白髪の少女が話し込んでるのが見えた。
「うん?アリスティアちゃん、お客様だよ」
青髪の少女がそう言うと、アリスティアと呼ばれた少女はギーゼラ達の方を向く。
「こんにちは、ギーゼラさん、見知らぬお方。当家へようこそおいでくださいました。」
深々とお辞儀をする少女。
「私はアリスティア・ガードナーと申します。」
「俺・・・じゃなくて私は明美 薫。よろしくね」
そう言って握手を交わす薫とアリスティア。
「アリスティアちゃん、彼女に一部屋貸してやってくれないかい?」
「ん?別に構わないですよ」
「お嬢様。・・・お客様をお連れでしたか。失礼致しました」
そう言ってドアを開けてやってきた赤髪の少女。
「構わないよ、気にしないで。彼女は涼風 このみ。当家に使えている使用人です。」
「話は聞いていたので分かります。お部屋をお貸し致します。着いてきてください」
コツコツとヒールを鳴らして歩く少女。
それについて行く薫とギーゼラ。
「お客様もいることだし、僕はそろそろお暇するよ」
青髪の少女が薫達を見送った後、アリスティアにそう告げる。
「はい、またお話しましょうね、マーリンさん」
「うん、またね」
そう言うとマーリンと呼ばれた少女は光の粉となって姿を消した。
「こちらのお部屋をお貸し致します。ご自由に使ってください。なにかご不明点等ございましたらお気軽にお呼びくださいませ。それでは失礼致しましす」
そう言って深々とお辞儀をするこのみ。
ギーゼラはこのみと話があると言って別れた。
部屋に入ると、アンティークな部屋が視界に入る。
見るからにふかふかそうなベッドにアンティーク調の置物や家具。
洋館そのものであった。
とりあえず窓を開けて換気がてら外の空気を思い切り取り込む。
そよそよとした優しい風が吹いていた。
ベッドに飛び込むと、案の定ふかふかだった。
靴を脱いでしばらくゴロゴロとしていると、ノックの音が聞こえてきた。
「薫様。お食事の用意が出来ました。食堂にご案内致します」
「はーい」
ベッドから起き上がり、靴を履いてドアを開ける。
すんとした佇まいで待っていたこのみ。
「お待たせしました。案内お願いします」
「かしこまりました。こちらでございます」
コツコツとヒールを鳴らして歩くこのみと、それに続く薫。
「こちらでございます」
食堂に着くと、先に来ていたギーゼラが軽く手を振る。
広い食堂に大きなテーブル。
いかにも豪邸の食堂であった。
「今からお料理をお持ち致しますので少々お待ちください。」
深々とお辞儀をすると、このみは厨房の方へ戻って行った。
「薫、この世界について軽く説明するよ。まずこの世界は魔界から侵攻を受けています。魔王を何とかすればいいんだけど魔法が聞かなくてね・・・」
はぁ、とため息をつくギーゼラ。
「魔王を何とかねぇ・・・俺戦闘力ねぇぞ?」
「薫、言葉言葉。」
「あっ、そうだった。なれないなぁ・・・」
「別に倒せとは言わないよ。君の話術で丸く収めてくれるなら本望だよ」
「話術でねぇ・・・」
うぅん、と唸る薫。
「薫は言葉を翻訳する能力を持っているんだろう?アンスリアから聞いたよ」
「アンスリア様と聞いて!!」
バァン!と勢い良くドアを開けて来た紫髪の少女。
「アンスリア様ある所に私あり!このニコラエヴナ、アンスリア様のためなら喜んで薫ちゃんを応援するわ!」
「ちょっと待って、誰!?」
「見て分からない?アンスリア様の将来の相手(自称)、ニコラエヴナよ!話はアンスリア様から聞いたわ!」
「は、はぁ・・・」
若干引き気味の薫とギーゼラ。
「とりあえずは食事ね!私は神だから必要ないけど、一応貰うわ!いいわよね、使用人さん?」
「ニコラエヴナ様、突然のご訪問はお控え下さいと以前申しましたが・・・」
「だってアンスリア様の話が出たんだもの。仕方ないじゃない。」
「よくありません。・・・とりあえずお食事は用意しておきます」
「ありがと~!」
そう言うとこのみは厨房へ戻って行った。
しばらくニコラエヴナの話を聞くと、アンスリアはこの世界の要となる存在らしい。
この世のものとは思えない美しさだ、とニコラエヴナは熱く語るがその度に軽く引いていた。
その少し後、料理が運ばれて来る。
「本日のお食事は魚の煮付けとポテトサラダ、ご飯に味噌汁、デザートにアイスクリームを用意しております」
豪華な食事かと思ったら案外質素な食事であった。
おそらく来たばかりの薫を思っての事だろう。
各々食事を始めると、無言の時間が続く。
「・・・そういえば魔王ってどんな感じなの?」
ふと思ったのか薫がそう問いかける。
「傍若無人、無慈悲で名高い魔王だよ。」
ギーゼラがそう答える。
「あのアンスリア様でさえ苦戦する相手よ・・・!ただの人間にどうにかできるのかしら?」
小馬鹿にしたように問いかけるニコラエヴナ。
「・・・何とか頑張ってみる。」
ボソリと呟く薫。
その後は無言の食事となった。
デザートのリンゴのアイスを食べ終えると、各々部屋に戻る。
薫はベッドに飛び込むと、すやすやと寝息を立てて眠り始めるのであった。
「やぁ、おじゃまするよ」
夢の中。
話しかけてきたのは青色の少女。
「僕はマーリン。君の知ってる世界のマーリンだよ。気軽にマーリンお姉さんと呼んでくれると嬉しいな」
「マーリンって確かアーサー王伝説のマーリンだよな。何しに人の夢の中に?」
「ちょっとした忠告さ。魔王には気を付けた方がいい。僕の魔法も通じなくてほとほと困っていた所さ。」
「魔法が効かない魔王ってのも珍しいな。お前の話術で何とか出来ねぇのかよ」
「それが僕の話を聞いてくれなくてね。即攻撃が飛んで来るんだよ。」
「めんどくせぇ相手だな・・・。まぁでもこの世界を救うのは仕事だしやるしかねぇか・・・」
夢の中でため息をつく薫。
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そう言うとマーリンは光の粉となって姿を消した。
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