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ダルマータ国
52. 面会 4(ヴィヴィアン×)
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リルルが昨夜の王城での出来事を説明したのは、王との謁見前の予備知識だった。
昨夜はちょうどシトリン家のヴィヴィアンが王城を訪れ、カトリーヌに用意された部屋に挨拶に来た際、どうやらアルフィアスと会った後と言うことがわかった。
ヴィヴィアンの特異体質なのか、魔法なのかわからないが、彼女の心は他者に読み取ることができる。それを彼女の家族が知らないとは思えないので、王妃側の考えなのか、わからないが、その日のヴィヴィアンの心の内をリルルやカトリーヌの夫のヨシュアも知るところとなる。
ヴィヴィアンが訪れる1時間ほど前に、ヨシュアは倒れて王城で休んでいる妻を見舞いに王都の邸宅から駆けつけたのだ。
妻の美しい金色の髪をなでながら、海のように青いその瞳が開くのを待っていた。
「私とカトリーヌは不思議な縁でね、婚約前に会ったことがあるのだよ。その頃は、よもや結婚するとは思っていなかった。そして、こんなに愛おしいと思うとは……考えていなかった」
ヨシュアはカトリーヌの額にそっと口づけをすると、だらんとベッドの上に横たえている妻の手をとり、握りしめる。
「絶世の美少女が、妻になったのだ。それだけでも果報者なのに、私には過ぎたる子を二人も産んでくれた。そして国のために、己の命も差し出している。こんなに献身的な彼女を、好きになるのは必然だろう」
(意外だな……)
リルルがヨシュアとカトリーヌが二人でいるところに、接したことはほとんどなかった。
最も、エドワードは両親とは別邸で暮らしていたこともあり、また、この二人も徐々に積もったすれ違いから、つい最近まで会話をまともにしていなかったように見えたからだ。
「妻とは三十年以上前に知り合ったのだが、あの頃から変わったようで変わってない」
うっとりする目で妻を見つめながら、金の髪を一房、ゆっくりと指と指のあいだを使って撫でながら、ヨシュアは妻の頬にキスをした。
「君の愛しい妻を救うために、パール家は十分過ぎるほど働いたと言っても過言ではないだろう」
「ええ、ありがたい限りです」
ヨシュアはリルルの返答を聞くと、視線を妻からリルルへと移し「そうおもうのならば、そろそろ教えてくれないかな? どうしてエドと契約することになったのかを」長年、腹の底から思っていた一つの疑問を投げかけた。
ヨシュアの言葉にリルルの瞳が揺らいだのを、ヨシュアは見逃すことなく、淡々と己の考えを述べていく。
「君は少なくとも300年生きていたはずだ。その中で、エメラルド家にリュカス王がいることも気づいたはずだ。そして、なぜリュカスがダルマータにいるのか、と疑問を持つだろう。普通に考えれば、いくら苦手意識があれど、自身の妻子の状況を確認するために、リュカスとコンタクトを取るだろう。だからね、君はコンタクトを取った上でエドワードに近づいた、と私は思った。違うかな?」
リルルはゴクリと唾を飲み込んだ。
「いつから、そのように思いましたか?」
ヨシュアは自分の考えがある程度正しかったと理解し、妻の寝ているベッドの側から離れると、リルルのそばにあるソファに腰を下ろした。
「君がエドの従属精霊になった頃からだ」
「……なるほど、そうでしたか」
「責めたいるわけではない。君の状況を鑑みると、その選択が妥当だと、思う。ただ、息子を思うと、気の毒だと思ったよ」
リルルは、深く息を吐いた。
「ヨシュア様のお考えの通り、私はリュカス王にコンタクトを取りました。そして、妻が息子を産んだ後に誘拐されたこと、息子もダルマータにいることを知りました。ただ、私がリュカス王がエメラルド家に仕えていることを知ったのが、二十年ほど前でした。その頃には息子はエメラルド家から離れて放浪していました。最も生きていることはわかっていましたし、300年生きていることを考えると、精霊の血が濃いので、易々と死なないとは思っていました。ただ、妻は、リュカス王も王冠の中にいることしか突き止められませんでしたので」
クリスタの安否だけはわかっていたが、すでに放浪しており、リュカスもいつ現れるかなどわからなかった。生存確認が取れている息子よりも、生死のわからない妻を優先したいと思ったのだ。
だから、パルクルトの街でクリスタに会ったのは、リュカスの計らいが大きいところだろう。
きっと、エドワードやリルルに残した暗号のようなものをクリスタにもあったのだろうと、リルルは思うが、それを確認する術は今はない。
生きているか、死んでいるか、それすらわからないよりも、生きていることがわかるだけでも随分と安心できるものだ。
一方、消息が明らかでないアビーが王冠に閉じ込められているので、王族に近しい者と接点が必要だった。
「二十年前……、長男は別の従属精霊と契約をしていた頃で、カトリーヌがエドを宿していた頃だ」
「はい。カトリーヌ様のお子の誕生を心より望みました」
カトリーヌであれば、サファイア家の姫であり、王の姪御だ。王とプライベートで会う機会などいくらでもある。ましてや、生まれてくる子が姫であれば、その子が王太子妃となる可能性は高く、きっと易々と王冠に触れることができる。
だが、生まれた子は男児だったが、それでも、接点が持てる。
生まれたばかりのエドの前にまとわりつき、ドジな精霊のふりをして、エドと契約をした。
「だから、エドワードだったのか」
「お察しの通りでございます」
「君が私たちに害をなしたことなどないことを知っているし、息子を守ってくれたことも感謝している。だから、できるだけリルルの力になりたいと思う。だが、私も私の愛する者を守りたい。それはわかってくれるね? これ以上、パール家の者に危険が及ばないようにしてくれ」
当然の言葉だった。リルルはヨシュアの前で跪く。
「承知しました」
そんなやりとりをしていると、勢いよく扉をノックする音が聞こえたので、ヨシュアが「はい」と言って、扉を開けると、カトリーヌの髪質とは異なった、黄色みの強い金色の髪に、金色の瞳を持つ少女が青い顔をして立っていた。
「ヴィヴィアン嬢? どうしましたか?」
「あの、あの……、カトリーヌ様がお倒れになったと聞きましたので、お見舞いに参りました」
少女の手には赤色の箱が収められており、それをヨシュアに差し出した。
「そうでしたか……。もし、お嫌でなければ、散らかっていますが、お入り下さい。妻も喜びます」
王城内をいとも簡単に出歩けるとは、特別待遇を施されているのだろうか。そして、その特典は恐らく、この国でかなり権力のある人物であり、彼女の姉である王妃が付与している。
そんなことを思ったら、ヨシュアもリルルもヴィヴィアンの心のうちを読み取りたいと、即座に思考が巡ったのだ。
昨夜はちょうどシトリン家のヴィヴィアンが王城を訪れ、カトリーヌに用意された部屋に挨拶に来た際、どうやらアルフィアスと会った後と言うことがわかった。
ヴィヴィアンの特異体質なのか、魔法なのかわからないが、彼女の心は他者に読み取ることができる。それを彼女の家族が知らないとは思えないので、王妃側の考えなのか、わからないが、その日のヴィヴィアンの心の内をリルルやカトリーヌの夫のヨシュアも知るところとなる。
ヴィヴィアンが訪れる1時間ほど前に、ヨシュアは倒れて王城で休んでいる妻を見舞いに王都の邸宅から駆けつけたのだ。
妻の美しい金色の髪をなでながら、海のように青いその瞳が開くのを待っていた。
「私とカトリーヌは不思議な縁でね、婚約前に会ったことがあるのだよ。その頃は、よもや結婚するとは思っていなかった。そして、こんなに愛おしいと思うとは……考えていなかった」
ヨシュアはカトリーヌの額にそっと口づけをすると、だらんとベッドの上に横たえている妻の手をとり、握りしめる。
「絶世の美少女が、妻になったのだ。それだけでも果報者なのに、私には過ぎたる子を二人も産んでくれた。そして国のために、己の命も差し出している。こんなに献身的な彼女を、好きになるのは必然だろう」
(意外だな……)
リルルがヨシュアとカトリーヌが二人でいるところに、接したことはほとんどなかった。
最も、エドワードは両親とは別邸で暮らしていたこともあり、また、この二人も徐々に積もったすれ違いから、つい最近まで会話をまともにしていなかったように見えたからだ。
「妻とは三十年以上前に知り合ったのだが、あの頃から変わったようで変わってない」
うっとりする目で妻を見つめながら、金の髪を一房、ゆっくりと指と指のあいだを使って撫でながら、ヨシュアは妻の頬にキスをした。
「君の愛しい妻を救うために、パール家は十分過ぎるほど働いたと言っても過言ではないだろう」
「ええ、ありがたい限りです」
ヨシュアはリルルの返答を聞くと、視線を妻からリルルへと移し「そうおもうのならば、そろそろ教えてくれないかな? どうしてエドと契約することになったのかを」長年、腹の底から思っていた一つの疑問を投げかけた。
ヨシュアの言葉にリルルの瞳が揺らいだのを、ヨシュアは見逃すことなく、淡々と己の考えを述べていく。
「君は少なくとも300年生きていたはずだ。その中で、エメラルド家にリュカス王がいることも気づいたはずだ。そして、なぜリュカスがダルマータにいるのか、と疑問を持つだろう。普通に考えれば、いくら苦手意識があれど、自身の妻子の状況を確認するために、リュカスとコンタクトを取るだろう。だからね、君はコンタクトを取った上でエドワードに近づいた、と私は思った。違うかな?」
リルルはゴクリと唾を飲み込んだ。
「いつから、そのように思いましたか?」
ヨシュアは自分の考えがある程度正しかったと理解し、妻の寝ているベッドの側から離れると、リルルのそばにあるソファに腰を下ろした。
「君がエドの従属精霊になった頃からだ」
「……なるほど、そうでしたか」
「責めたいるわけではない。君の状況を鑑みると、その選択が妥当だと、思う。ただ、息子を思うと、気の毒だと思ったよ」
リルルは、深く息を吐いた。
「ヨシュア様のお考えの通り、私はリュカス王にコンタクトを取りました。そして、妻が息子を産んだ後に誘拐されたこと、息子もダルマータにいることを知りました。ただ、私がリュカス王がエメラルド家に仕えていることを知ったのが、二十年ほど前でした。その頃には息子はエメラルド家から離れて放浪していました。最も生きていることはわかっていましたし、300年生きていることを考えると、精霊の血が濃いので、易々と死なないとは思っていました。ただ、妻は、リュカス王も王冠の中にいることしか突き止められませんでしたので」
クリスタの安否だけはわかっていたが、すでに放浪しており、リュカスもいつ現れるかなどわからなかった。生存確認が取れている息子よりも、生死のわからない妻を優先したいと思ったのだ。
だから、パルクルトの街でクリスタに会ったのは、リュカスの計らいが大きいところだろう。
きっと、エドワードやリルルに残した暗号のようなものをクリスタにもあったのだろうと、リルルは思うが、それを確認する術は今はない。
生きているか、死んでいるか、それすらわからないよりも、生きていることがわかるだけでも随分と安心できるものだ。
一方、消息が明らかでないアビーが王冠に閉じ込められているので、王族に近しい者と接点が必要だった。
「二十年前……、長男は別の従属精霊と契約をしていた頃で、カトリーヌがエドを宿していた頃だ」
「はい。カトリーヌ様のお子の誕生を心より望みました」
カトリーヌであれば、サファイア家の姫であり、王の姪御だ。王とプライベートで会う機会などいくらでもある。ましてや、生まれてくる子が姫であれば、その子が王太子妃となる可能性は高く、きっと易々と王冠に触れることができる。
だが、生まれた子は男児だったが、それでも、接点が持てる。
生まれたばかりのエドの前にまとわりつき、ドジな精霊のふりをして、エドと契約をした。
「だから、エドワードだったのか」
「お察しの通りでございます」
「君が私たちに害をなしたことなどないことを知っているし、息子を守ってくれたことも感謝している。だから、できるだけリルルの力になりたいと思う。だが、私も私の愛する者を守りたい。それはわかってくれるね? これ以上、パール家の者に危険が及ばないようにしてくれ」
当然の言葉だった。リルルはヨシュアの前で跪く。
「承知しました」
そんなやりとりをしていると、勢いよく扉をノックする音が聞こえたので、ヨシュアが「はい」と言って、扉を開けると、カトリーヌの髪質とは異なった、黄色みの強い金色の髪に、金色の瞳を持つ少女が青い顔をして立っていた。
「ヴィヴィアン嬢? どうしましたか?」
「あの、あの……、カトリーヌ様がお倒れになったと聞きましたので、お見舞いに参りました」
少女の手には赤色の箱が収められており、それをヨシュアに差し出した。
「そうでしたか……。もし、お嫌でなければ、散らかっていますが、お入り下さい。妻も喜びます」
王城内をいとも簡単に出歩けるとは、特別待遇を施されているのだろうか。そして、その特典は恐らく、この国でかなり権力のある人物であり、彼女の姉である王妃が付与している。
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