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宦官・蔡両
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かすかに雲雀(ひばり)の声が聞こえ、蒼花は目を覚ました。
しかし倦怠感がひどい。
昨夜も身体がガタガタになりそうなほど貪られたのだった。
明かり取りから差し込む日射しの眩しさに目を細める。
この日の差し方からそろそろ昼近くだ。といって、時間などわかったところで、蒼花に何かやらなければならないことがあるわけではないのだが。
身体はくたくただったが、それでも心はまだ折れてはいない。
(皇太后様が、陛下の母上様を殺したと仰られた……)
それでも、そんなことは信じられない。いや、信じたくだけかもしれない……。
(誰がそんな嘘を陛下に囁いたか知らないけど、皇太后様の濡れ衣は私が払ってみせる。皇太后様がそんなひどいことをされるはずがないものっ)
蒼花は頬をパンと叩いて、気合いを入れる。
たとえここに閉じ込められたとしても情報を仕入れることは不可能ではない。
と、扉が開く。
「賤人(ジィェンレン)!」
いつもの呼び方と、傲慢を画に描いたような蔡両が姿を見せる。女官たちがいそいそと食事を運び込んでくる。
蒼花は頭を垂れた迎え入れた。
食事は饅頭と、くず野菜と、肉の切れ端があるかないかの羹(スープ)。
いつものように蔡両と下女たちから見られながらの食事だ。丁寧にそれでいて早く、いつものように平らげれば、さっさと容器(うつわ)を下げられる。
下女たちが消え、蔡両もそれに続こうとするところを呼び止めた。
「蔡両(さいりょう)様」
「なんだ」
「お聞きしたいことがございます」
「何故、貴様の問いに私が答えなければならん」
馬鹿かと、蔡両は鼻を鳴らした。
蒼花はそれでもにこりと笑いかければ、ぎょっとしたように蔡両はややたじろいだ。
「私は陛下より毎夜、お情けをたまわっております。いずれ、お子ができるでしょう」
「馬鹿な。そのときはおろすに決まっている。性奴ふぜいが口を叩くな」
「性奴と、仰せでございますか」
「そう。本当のことだろう」
蔡両は嘲り笑う。
「しかし、その性奴ごときに食事や身繕いの世話をつけるのはなぜでしょうか。後宮には、陛下の寵愛を臨んでいるものが数多いるというのに……」
「そんなことは知らん」
「蔡両様は陛下が、どなかを妃嬪にすえた、という話をお聞きになられたことはございますでしょうか」
「……ない」
かすかな間を置いて、蔡両は言った。
その反応に、英麟が蒼花をここへ閉じ込めた理由を明確にはしていないと分かる。
「ここに私を閉じ込められたのは、陛下の趣向なの。陛下はこのように女を奴隷のように扱われる特別な嗜好をお持ちなの。私が陛下と皇太后様に助けられたことは知っていて?」
徐々に言葉を尊大にしていく。相手が怯え、傅くように。
蔡両は黙して聞き入り、頷く。その目は不安に揺れていた。
「陛下は私を皇后にしたいと仰られたの。陛下の特別な趣向に絶えられる女は、後宮広しといえども私くらいであると」
蒼花は立ち上がり、ゆったりとした動きで臥榻(ベッド)へ座った。
「蔡両」
呼びかけると、宦官はぴくりと震えた。
芳皇太后のお側につくこと五年あまり。そこで宦官たちの性質などは見知っている。
宦官は陽物を切り落とし、男でも女でもない、宦官という生き物になったのだ。宦官は朝廷でしか生きられない。
女官や廷臣たちから蔑まされ、生き続ける。
そんな彼らが望むのは皇帝や皇后に目をかけられ、出世をすること。
だから誰もが出世のにおいや気配には敏感だ。
そして目の前にいる蔡両という宦官。
側室の一人ももってはいない英麟の後宮における暴室を管理する職ははっきりいって、閑職もいいところであろう。
それに蔡両は見るところ、痩せている。
宦官というのは身分が上になればなるほど丸々と太っていくものである。
金持ちになり、食べるものが贅沢になる、というわけではない。
毎食、皇帝のお膳には山海の珍味が食べきれないほどに並べられ、皿を空にすれば、さらに新しい食事が運ばれてくるのだ。
もちろん食べきれるはずもなく、大量の残り物がでる。
これが宦官たちに下げ渡されるわけで、身分が高ければ高いほど豪華な食事にあずかれ、身分が低ければ残飯程度のものしか食べることはできない。
そんな彼が下女たちと共にやってくるのは、このお務めを自分が差配して、しっかりやりとげれば、少しは出世の糸口を掴めると思っているからだ。
それほどに賭けているのだ。
そして蔡両の、蒼花を見つめる目には希望の光が宿っている。
「蔡両。聞きたいことがあるのですが、良いですか?」
蔡両は膝を折り、叩頭した。
「ははっ」
「大将軍についている羌士忠というのは誰ですか。私ははじめて見ましたが……」
「羌大将軍は最近、陛下に任じられた御人です」
「そうですか。変に思わないでください。陛下には夜を存分に楽しんでもらいたいからこそ、このような質問をおするわけにはいかないのです。あくまで奴隷として振る舞わなければいけませんから」
「それはもちろん」
「ですが、羌将軍は若すぎませんか」
「羌将軍は、陛下の母君の甥御だということでございます」
「母君……というのは、皇太后様、ではありませんね」
「羌美人でございますっ」
まさかこんなところでその人の存在に触れることになるなんて。
驚きを殺し、務めて冷静に言葉を続ける。
「羌美人はお尊顔を拝見したことが何度かあります」
蔡両の顔を窺うと、やや目を伏せ、口元をもごつかせる。
「どうしたのです」
「それが、陛下は先日、文武百官に、羌美人が芳皇太后に殺された、それを自分は芳皇太后より聞いたと、宣われたそうで……」
「そんな!」
思わず声が大きくなると、蔡両は深く深く叩頭する。
「すっかり宮中の噂でございます……。それもあって、芳皇太后の陵墓がつくられないと」
芳皇太后は先帝の正妻。陵墓がつくられないことは全体未聞だ。
羌美人。
数多の女官を従え、軽やかに歩くその姿は、同性ながら見とれずにはいられないほど洗練された美しさの持ち主。三十代にして未亡人になったとは思えない馥郁とした色香を湛え、結い上げた黒髪に挿した簪は玉と歩揺で飾られ、耳元には金耳墜、唇には目にもあでやかな赤い紅、小指と薬指に翡翠の護指、そして身体には麝香(ムスク)を塗り、大陸の西方・胡国より取り寄せた様々な練香を手放すことがなく、どんな季節でも甘い香りをまとっていた。
宝飾などにはまったく関心をもたない、地味な芳皇太后とは正反対で、華美で派手好きな人という印象を受けた。
そんな方が亡くなられたのが二年前。
その数日前から病で伏せっていたが、突然容態が悪化し、そのまま……――そんな急使が皇太后のもとにはしってきたのだ。
その時、蒼花は皇太后のそばで書類整理などを手伝っていたときで居合わせたからよく覚えている。
急使が息を切らしながら、羌美人の死を伝えると、皇太后は顔色ひとつ変えず、葬儀の手配などを何事もないかのように指示したのだ。
その時は、皇太后の冷静さにただただ関心するばかりであったが。
「蒼花様……?」
不思議そうに、蔡両が聞いてくる。
「なんでもないわ」
「何か、ご不自由があれば、是非に仰ってください。すぐに直させていただきます」
「では、身体を洗うものですが、たらいにお湯を張ったものをもってきなさい。それから食事には野菜をたんと入れるように。色つやをなくした肌を陛下のお目にさらすわけにはいかないので」
「た、ただちに! それから、これまでのご無礼、平にご容赦を……っ!」
石の床に額を擦りつけ、蔡両は言った。
自分がしていることが露見すれば、首をはねられ、遺骸を犬にでも食われると思っているに違いない。
「事情を知らなかったのだから仕方ありません。それから私については他言無用です。陛下に知られては御不興を買わないとも限りませんから。いきなさい」
蔡両が部屋を出て行くと、ふうっと息をついた。
母親の親族をわざわざ軍事を総覧する要職につけたことは、皇太后への痛烈な意趣返しだろう。しかしそんな人事は国の乱れのもと。
(早く、陛下の御懸念をとかなければ……)
そして正気を取り戻してもらうのだ。
しかし倦怠感がひどい。
昨夜も身体がガタガタになりそうなほど貪られたのだった。
明かり取りから差し込む日射しの眩しさに目を細める。
この日の差し方からそろそろ昼近くだ。といって、時間などわかったところで、蒼花に何かやらなければならないことがあるわけではないのだが。
身体はくたくただったが、それでも心はまだ折れてはいない。
(皇太后様が、陛下の母上様を殺したと仰られた……)
それでも、そんなことは信じられない。いや、信じたくだけかもしれない……。
(誰がそんな嘘を陛下に囁いたか知らないけど、皇太后様の濡れ衣は私が払ってみせる。皇太后様がそんなひどいことをされるはずがないものっ)
蒼花は頬をパンと叩いて、気合いを入れる。
たとえここに閉じ込められたとしても情報を仕入れることは不可能ではない。
と、扉が開く。
「賤人(ジィェンレン)!」
いつもの呼び方と、傲慢を画に描いたような蔡両が姿を見せる。女官たちがいそいそと食事を運び込んでくる。
蒼花は頭を垂れた迎え入れた。
食事は饅頭と、くず野菜と、肉の切れ端があるかないかの羹(スープ)。
いつものように蔡両と下女たちから見られながらの食事だ。丁寧にそれでいて早く、いつものように平らげれば、さっさと容器(うつわ)を下げられる。
下女たちが消え、蔡両もそれに続こうとするところを呼び止めた。
「蔡両(さいりょう)様」
「なんだ」
「お聞きしたいことがございます」
「何故、貴様の問いに私が答えなければならん」
馬鹿かと、蔡両は鼻を鳴らした。
蒼花はそれでもにこりと笑いかければ、ぎょっとしたように蔡両はややたじろいだ。
「私は陛下より毎夜、お情けをたまわっております。いずれ、お子ができるでしょう」
「馬鹿な。そのときはおろすに決まっている。性奴ふぜいが口を叩くな」
「性奴と、仰せでございますか」
「そう。本当のことだろう」
蔡両は嘲り笑う。
「しかし、その性奴ごときに食事や身繕いの世話をつけるのはなぜでしょうか。後宮には、陛下の寵愛を臨んでいるものが数多いるというのに……」
「そんなことは知らん」
「蔡両様は陛下が、どなかを妃嬪にすえた、という話をお聞きになられたことはございますでしょうか」
「……ない」
かすかな間を置いて、蔡両は言った。
その反応に、英麟が蒼花をここへ閉じ込めた理由を明確にはしていないと分かる。
「ここに私を閉じ込められたのは、陛下の趣向なの。陛下はこのように女を奴隷のように扱われる特別な嗜好をお持ちなの。私が陛下と皇太后様に助けられたことは知っていて?」
徐々に言葉を尊大にしていく。相手が怯え、傅くように。
蔡両は黙して聞き入り、頷く。その目は不安に揺れていた。
「陛下は私を皇后にしたいと仰られたの。陛下の特別な趣向に絶えられる女は、後宮広しといえども私くらいであると」
蒼花は立ち上がり、ゆったりとした動きで臥榻(ベッド)へ座った。
「蔡両」
呼びかけると、宦官はぴくりと震えた。
芳皇太后のお側につくこと五年あまり。そこで宦官たちの性質などは見知っている。
宦官は陽物を切り落とし、男でも女でもない、宦官という生き物になったのだ。宦官は朝廷でしか生きられない。
女官や廷臣たちから蔑まされ、生き続ける。
そんな彼らが望むのは皇帝や皇后に目をかけられ、出世をすること。
だから誰もが出世のにおいや気配には敏感だ。
そして目の前にいる蔡両という宦官。
側室の一人ももってはいない英麟の後宮における暴室を管理する職ははっきりいって、閑職もいいところであろう。
それに蔡両は見るところ、痩せている。
宦官というのは身分が上になればなるほど丸々と太っていくものである。
金持ちになり、食べるものが贅沢になる、というわけではない。
毎食、皇帝のお膳には山海の珍味が食べきれないほどに並べられ、皿を空にすれば、さらに新しい食事が運ばれてくるのだ。
もちろん食べきれるはずもなく、大量の残り物がでる。
これが宦官たちに下げ渡されるわけで、身分が高ければ高いほど豪華な食事にあずかれ、身分が低ければ残飯程度のものしか食べることはできない。
そんな彼が下女たちと共にやってくるのは、このお務めを自分が差配して、しっかりやりとげれば、少しは出世の糸口を掴めると思っているからだ。
それほどに賭けているのだ。
そして蔡両の、蒼花を見つめる目には希望の光が宿っている。
「蔡両。聞きたいことがあるのですが、良いですか?」
蔡両は膝を折り、叩頭した。
「ははっ」
「大将軍についている羌士忠というのは誰ですか。私ははじめて見ましたが……」
「羌大将軍は最近、陛下に任じられた御人です」
「そうですか。変に思わないでください。陛下には夜を存分に楽しんでもらいたいからこそ、このような質問をおするわけにはいかないのです。あくまで奴隷として振る舞わなければいけませんから」
「それはもちろん」
「ですが、羌将軍は若すぎませんか」
「羌将軍は、陛下の母君の甥御だということでございます」
「母君……というのは、皇太后様、ではありませんね」
「羌美人でございますっ」
まさかこんなところでその人の存在に触れることになるなんて。
驚きを殺し、務めて冷静に言葉を続ける。
「羌美人はお尊顔を拝見したことが何度かあります」
蔡両の顔を窺うと、やや目を伏せ、口元をもごつかせる。
「どうしたのです」
「それが、陛下は先日、文武百官に、羌美人が芳皇太后に殺された、それを自分は芳皇太后より聞いたと、宣われたそうで……」
「そんな!」
思わず声が大きくなると、蔡両は深く深く叩頭する。
「すっかり宮中の噂でございます……。それもあって、芳皇太后の陵墓がつくられないと」
芳皇太后は先帝の正妻。陵墓がつくられないことは全体未聞だ。
羌美人。
数多の女官を従え、軽やかに歩くその姿は、同性ながら見とれずにはいられないほど洗練された美しさの持ち主。三十代にして未亡人になったとは思えない馥郁とした色香を湛え、結い上げた黒髪に挿した簪は玉と歩揺で飾られ、耳元には金耳墜、唇には目にもあでやかな赤い紅、小指と薬指に翡翠の護指、そして身体には麝香(ムスク)を塗り、大陸の西方・胡国より取り寄せた様々な練香を手放すことがなく、どんな季節でも甘い香りをまとっていた。
宝飾などにはまったく関心をもたない、地味な芳皇太后とは正反対で、華美で派手好きな人という印象を受けた。
そんな方が亡くなられたのが二年前。
その数日前から病で伏せっていたが、突然容態が悪化し、そのまま……――そんな急使が皇太后のもとにはしってきたのだ。
その時、蒼花は皇太后のそばで書類整理などを手伝っていたときで居合わせたからよく覚えている。
急使が息を切らしながら、羌美人の死を伝えると、皇太后は顔色ひとつ変えず、葬儀の手配などを何事もないかのように指示したのだ。
その時は、皇太后の冷静さにただただ関心するばかりであったが。
「蒼花様……?」
不思議そうに、蔡両が聞いてくる。
「なんでもないわ」
「何か、ご不自由があれば、是非に仰ってください。すぐに直させていただきます」
「では、身体を洗うものですが、たらいにお湯を張ったものをもってきなさい。それから食事には野菜をたんと入れるように。色つやをなくした肌を陛下のお目にさらすわけにはいかないので」
「た、ただちに! それから、これまでのご無礼、平にご容赦を……っ!」
石の床に額を擦りつけ、蔡両は言った。
自分がしていることが露見すれば、首をはねられ、遺骸を犬にでも食われると思っているに違いない。
「事情を知らなかったのだから仕方ありません。それから私については他言無用です。陛下に知られては御不興を買わないとも限りませんから。いきなさい」
蔡両が部屋を出て行くと、ふうっと息をついた。
母親の親族をわざわざ軍事を総覧する要職につけたことは、皇太后への痛烈な意趣返しだろう。しかしそんな人事は国の乱れのもと。
(早く、陛下の御懸念をとかなければ……)
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