全てはあの日から

来栖瑠樺

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第2章

同業者

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 「よお、selfish person。元気か?」
freedomは手を挙げた後、こちらに近づいてきた。
「何の用だ」
「相変わらず、愛想ないな。顔は良いのに、もったいねえ」
「どうでもいい」
私の返答に呆れ顔した後、椅子に座った。
「おい、用件はなんだ」
「特にない」
「は?」
「あえて言うなら世間話?」
「帰れ」
freedomに向かって、手でシッシッとする。
「そう、冷たくするなよ。本当に、selfish personは変わらねえな」
freedomは、私がボスの組織に一緒にいたときに所属してた奴だ。お互い顔は知っていたが、話すことはなかった。初めて話したのは、私がフリーで活動するようになってからだ。今は、情報屋の道1本でNo.2である。
「お前のところに来る客、青い顔をして帰っていく奴が多いようだな」
「・・・」
「情報を渡してるだけじゃねえのか?なんで、そうなる」
「知らない」
説明するのはめんどうだし、知らないフリをした。
そんな私をfreedomは、愉快そうに笑う。
どこに笑う要素があるのか理解できない。
「俺さー、お前のこと嫌いじゃないぞ」
「・・・はあ」
いきなり、なんだ。freedomは定期的に顔を出すし、何の目的だ。
「お前、何か目的があるのか?」
「ないぞ」
freedomは、不思議そうな顔をしている。
「まー、お前に興味はある」
「私は、お前に興味がない」
「ハハ!ズバッと言うな~。そうゆうところも嫌いじゃないぜ。俺さ、お前がmanipulatorを殺したこと悪く思ってない。逆に、興味を惹くきっかけになったな」
「アイツに不満でもあったのか?」
「いや、ない。ただ大それたことをしたな~って思った。お前が、この世界に入るきっかけの人だろ。正直この言葉が合っているか分からないが、恩を仇で返すことをしたなって感じか」
「恩を感じてたかは分からない」
「お前、感情が乏しいからな。俺は、あの一件以来、情報屋1本。まあ、あの一件の前から考えていてmanipulatorに言おうと思ったら、その事件が起きた。今のボスは軽いタイプだから言いやすかったよ」
「・・・良かったな。前から言ってるが、次からは用もないのに来るな」
「聞こえねえな」
そう言って、freedomは席立ち上がり、そのまま去っていった。
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