【R18】Hでショタな淫魔くん♡淫らな大冒険♡美形の兄たちに毎晩溺愛されてます!【完結】

瀬能なつ

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Hなお勉強タイム…♡

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 も、もうこうなったら、自分でしてやる……涙

「……兄さまぁ……」

 僕は兄さまとのHを想像しながら、ペニスをぎゅっと握りしめる。

「ぁ…ん…ンん……」

 手を上下に動かしながら筒を擦ると、僕の腰はベッドから浮かび、ペニスはビクンと震えだす。

「レイ兄さまっ、気持ち…いい……アア♡…」

 少し汗ばんだ顔の兄さまが大きく腰を動かす姿を思い浮かべる。

 レイ兄さまは誰よりもハンサムだけど、Hの最中の僕を見つめる真剣な顔が、僕は何よりも好き ーー

「あん♡……あぁぁンンンン♡……兄さまぁ、レイ兄さま大好き…ァッ……」

 喘ぎながら、兄さまの美しい顔を思い浮かべて必死で手淫をしていると、あっという間に弾けそうになる手のひらの中の僕の小さなペニス。

「兄さまぁ! イっちゃう! 僕、いっちゃう!」

 びくんびくんと、体を震わせて、達しようとした、その瞬間、

 ボフッ と音を立てて、さっきの使い魔のカラスが、若い青年の人の姿に戻った。

 その姿は背中までの艶やかな黒髪を後ろに結び、白い手袋を嵌め、銀糸の刺繍の装飾がついた、黒いロングコートを羽織っていた。

 いかにも、"侍従" といったスタイルーー


「ざ、ザファール! い、い、いたのっ?!」

 僕は心臓が止まりそうなくらい、驚く。

 夢中になってたから、気がつかなかった……

 こんな乱れた姿を見られた事に、僕は赤面する。

「坊ちゃん、私の事は気にせずに、続きをどうぞ」

 ザファールは、しれっとした顔で言い放つ。


「人前で、、でで…で、出来るわけないじゃないか!」
「おやおや、坊ちゃんにも恥じらいという言葉があったのですね。それとも、わたくしがお手伝いいたしましょうか?」

 クスクスと、からかうようにザファールは笑う。

「いっ、いい!手伝わなくていい!僕、ひとりで出来る!」
「では、坊ちゃんがちゃんと達する事が出来るか、見守っていてあげましょう」
「だ、だから、そんな事しなくていいってば!!」
 
 僕は首を横に振る。

「坊ちゃん、ひとりでするよりも、二人でする方が気持ち良く、早く達する事ができますよ」

 ザファールはそう言いながら、僕のベッドに近づく。

「ざ、ザファール……」

 僕の喉がゴクリと鳴る。

 ザファールはベッドの上の僕に覆い被さると、

「坊ちゃん、どこを触って欲しいのですか?」

 と、僕の耳元で淫らしく囁く。

「さぁ、ご命令を。坊ちゃん」

 カラスを思わせる青緑色の瞳が僕をグリンと覗きこむ。

「ペ……ニ…スを…さわって…欲しい……」

 小さな声で呟くと、

「坊ちゃん、良く聞こえませんでした。もう一度、大きな声で仰ってください。どこをどうして欲しいのですか?」

 ザファールは意地悪く聞き返す。

 もう! ホントは聞こえているクセに!

 ザファールは昔から僕をからかう事にかけては、一流の仕事をする。

「ぼ、僕のペニスを、触って!」

 大きな声で叫ぶと、

「触るだけで、よいのですか?」

 くすり、とザファールは笑う。

「いかせて! ぼ、僕のペニスをイかせて欲しい!」
 恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら叫ぶと、

「かしこまりました。坊ちゃん」

 僕に覆い被さっていたザファールは、一度立ち上がり、胸元に手を当てて、慇懃にお辞儀をすると、右手の白い手袋をシュルリ…と外す。

「それでは、失礼します」

 ザファールの温かい手のひらの中に、僕のペニスがそっと握り込まれる。

「あ、あああん……」

 まるで羽のように優しい感触。うっとりと僕は目を閉じる。

「坊ちゃん……」

 耳元で色っぽいザファールの声に囁かれると、僕のペニスはビクビクンと震えだす。

「坊ちゃんのペニスは赤子のように小さいのに、立派に感じるんですね」

 ザファールはキュッキュッと手を動かしながら唇に笑みを浮かべる。

 あ、赤子のように小さい、は余計なお世話だっ!
 僕はキッとザファールを睨みつける。

「怒った顔も可愛らしいですよ。坊ちゃん……」
「あ…ん……」

 僕を見つめるザファールの顔が、僕の唇に静かに近づいてくる。

「ザファール……、ボク…もう、イきそう……」

 僕のペニスはこれ以上ないくらいに、パンパンに膨れ上がって、先端からはトロトロの雫がこぼれていた。

 ペニスをピクンと震わせながら、あともう僅かで、二人の唇が触れそうになったその時、

 ピーーーッ

 と窓の外でザファールを呼ぶレイ兄さまの口笛が響き、ザファールの顔が、僕の唇の上のスレスレで止まる。

「坊ちゃん、申し訳ありません。すぐに行かなくてはならなくなりました」

「えっ?ええっ??」

 ザファールは体を起こして手袋をはめると、「失礼します」と僕に向かってお辞儀をし、再び、ボフッ と音を立てて烏の姿になる。

「ざっ、ザファールっ?!」

 ザファールは驚いている僕を置いて、あっという間に窓の外へと羽ばたいていった。
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