8 / 50
星影のセレナーデ
8
しおりを挟む
「美雨、ここでちょっと休もうか」
九条先輩は中庭のベンチを指差して、腰掛けると、ヒョイと美雨の体を抱きかかえて、自分の膝の上に乗せる。
「あっ」と思った時には、美雨の体は先輩の腕の中に抱き込まれ、はむっと唇が啄まれる。
先輩の柔らかな舌が美雨の口内をまさぐり、ちゅっと唾液を吸い取る。甘い口づけを味わいながらも、先輩の左手は美雨の甚平の胸元からスルリと入り込み、真っ赤な突起をツンと摘まみあげた。
「ああっ… 」
(先輩の指先、凄く気持ちいい……)
思わず美雨が喉を鳴らして仰け反ると、更に追い立てるように、ぎゅっぎゅっと突起物を摘まむ。
小さく喘ぎながら、もじもじと美雨が膝の上で腰を動かすと、九条先輩の浴衣の裾が割れて、色っぽい先輩の生足が視界にチラリと晒された。
(先輩の肌、きれい……)
思わず美雨が手を伸ばして、先輩の太腿を撫でると、
「っく… 」と呻いて、今度は先輩が喉を反らせ、硬く立ち上がった先輩の屹立が美雨の可愛いお尻を押し上げた。
「いけない子だね。美雨。男を誘う方法をどこで覚えたの?」
九条先輩が耳元で淫らに囁く。
(もしかして、僕…Hなコって思われた?……)
美雨は顔を赤くすると、思わず顔を隠すように先輩の首に腕をまわして、ぎゅっと抱きつく。先輩は美雨の真っ白な首筋に、優しくキスを落とした。
「可愛いよ。美雨」
「っああん……」
敏感なそこに息を吹きかけられて、美雨は早くも達しそうになってしまい、ビクン!と体を震わせる。
その時、向こうから巡回の警備員がやって来るのが見えた。
「さぁ、部屋に帰ろうか」
先輩は立ち上がって、乱れた浴衣の裾を直す。
(まだ帰りたくない…!もう少しだけこうしていたいのに……)
けれど、ただの『後輩』の美雨に、そんなワガママを言う権利なんてものは、無かった。
もし、僕が先輩の恋人だったら、「まだ一緒にギュッとくっついていたい」と言えるけれど、僕はまだそんなポジションには、いない。
だから大人しく頷いて、先輩の後をついて行くしかないのだ。
中途半端に体に熱を与えられた美雨は、少しだけ先輩の事を恨んだ。
火照った体を引き摺るようにして、部屋に帰ると、九条先輩はしゅるしゅると帯を解いて、浴衣を脱ぐ。バランスの良い綺麗な裸体が視界に飛び込んできて、ドキリとした美雨は思わず目を反らす。
美雨も着ていた甚平の上を脱ぎ、続けて下のズボンも脱ごうとウエストのゴムに手をかけると、自分のソコが再び大きくなっているのに気がついた。
九条先輩は中庭のベンチを指差して、腰掛けると、ヒョイと美雨の体を抱きかかえて、自分の膝の上に乗せる。
「あっ」と思った時には、美雨の体は先輩の腕の中に抱き込まれ、はむっと唇が啄まれる。
先輩の柔らかな舌が美雨の口内をまさぐり、ちゅっと唾液を吸い取る。甘い口づけを味わいながらも、先輩の左手は美雨の甚平の胸元からスルリと入り込み、真っ赤な突起をツンと摘まみあげた。
「ああっ… 」
(先輩の指先、凄く気持ちいい……)
思わず美雨が喉を鳴らして仰け反ると、更に追い立てるように、ぎゅっぎゅっと突起物を摘まむ。
小さく喘ぎながら、もじもじと美雨が膝の上で腰を動かすと、九条先輩の浴衣の裾が割れて、色っぽい先輩の生足が視界にチラリと晒された。
(先輩の肌、きれい……)
思わず美雨が手を伸ばして、先輩の太腿を撫でると、
「っく… 」と呻いて、今度は先輩が喉を反らせ、硬く立ち上がった先輩の屹立が美雨の可愛いお尻を押し上げた。
「いけない子だね。美雨。男を誘う方法をどこで覚えたの?」
九条先輩が耳元で淫らに囁く。
(もしかして、僕…Hなコって思われた?……)
美雨は顔を赤くすると、思わず顔を隠すように先輩の首に腕をまわして、ぎゅっと抱きつく。先輩は美雨の真っ白な首筋に、優しくキスを落とした。
「可愛いよ。美雨」
「っああん……」
敏感なそこに息を吹きかけられて、美雨は早くも達しそうになってしまい、ビクン!と体を震わせる。
その時、向こうから巡回の警備員がやって来るのが見えた。
「さぁ、部屋に帰ろうか」
先輩は立ち上がって、乱れた浴衣の裾を直す。
(まだ帰りたくない…!もう少しだけこうしていたいのに……)
けれど、ただの『後輩』の美雨に、そんなワガママを言う権利なんてものは、無かった。
もし、僕が先輩の恋人だったら、「まだ一緒にギュッとくっついていたい」と言えるけれど、僕はまだそんなポジションには、いない。
だから大人しく頷いて、先輩の後をついて行くしかないのだ。
中途半端に体に熱を与えられた美雨は、少しだけ先輩の事を恨んだ。
火照った体を引き摺るようにして、部屋に帰ると、九条先輩はしゅるしゅると帯を解いて、浴衣を脱ぐ。バランスの良い綺麗な裸体が視界に飛び込んできて、ドキリとした美雨は思わず目を反らす。
美雨も着ていた甚平の上を脱ぎ、続けて下のズボンも脱ごうとウエストのゴムに手をかけると、自分のソコが再び大きくなっているのに気がついた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…
月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた…
転生したと気づいてそう思った。
今世は周りの人も優しく友達もできた。
それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。
前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。
前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。
しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。
俺はこの幸せをなくならせたくない。
そう思っていた…
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる