【R18】Hで淫らなボクの夏休み!【完結】

瀬能なつ

文字の大きさ
9 / 50
星影のセレナーデ

9

しおりを挟む
(先輩に見られちゃう!)と脱ぐのをモジモジと躊躇していると、

「美雨…… 」

 後ろから先輩の熱い体に抱き込まれた。

 夏の暑さで少し火照った肌と肌とが密着して、美雨の心臓はドキンと跳ね上がる。

「先輩……」

「今日の甚平姿の美雨、凄く可愛かった」

 先輩の心臓がドキドキと早鐘のように打っているのが伝わってきて、美雨の顔は赤くなる。

「せ、先輩の浴衣姿も、凄く格好良かったです!」

 お世辞じゃなく、心からいうと、先輩は嬉しそうに微笑んで、美雨の髪にそっとキスを落とす。

「……美雨、ベッドに行こうか」

「はい……」

 断る理由なんて、もう無かった。

 素直にコクンと頷いた美雨の体を、ベッドにそっと寝かせると、先輩は上から覆い被さって、美雨の真っ赤な唇にキスを与える。

「んっ…んん」

 暫くキスだけを堪能していた先輩に、美雨の方が我慢出来なくなって、とうとう、先輩のふくらんだソコに下着の上からそっと手を伸ばす

 初めて触る先輩のソコは、まだ完全に勃ちあがっていないのに、それでも自分の硬くなったものよりも大きくて、美雨は思わず息を呑む。

 さわさわと、己をさする美雨の手を感じながら、先輩は美雨の下着に手をかけると、一気に剥ぎ取って、美雨を全裸にする。

 傷ひとつない、真っ白な美雨の肌を、まるで高価な陶磁器でも愛でるように、そうっと大切そうに撫で、
「美雨、うつぶせになって、お尻あげて」と命令する。

 言われるままに、すべすべのお尻を先輩の前に突き出すと、
「ひゃうぁん!」
 ぺちゃり、と湿った生暖かい何かが触れた。

(や、やぁん… なんでそんなトコ舐めるの?!)

 それが九条先輩の舌だと気がついた美雨は慌ててお尻を引っ込めて逃げようとするが、足をガシッと掴まれて、身動きが取れないようにさせられる。

「ほら、動かないの」

 叱られて、美雨は固まったままお尻をあげ、恥ずかしさで涙をポロポロと流し続けた。

 暫くぴちゃぴちゃと蕾を解すようにしていた先輩は、そこが柔らかくなると、顔をあげて、指を一本、二本と差し入れる。

「まだ、少しキツいかな……。今日は挿れるのは無理だな……もう少し時間をかけて慣らすのが必要みたいだね」

 先輩は独り言のように呟く。
 けれど、美雨もう既に聞いてはいなかった。

 淫らに蠢く先輩の指先だけで、イキそうになってしまって、堪えるのに必死で、目をぎゅっと瞑り続ける。

 先輩は美雨のすべすべのお尻に大事そうに、触れるようなキスを落とす。

「あっ… あぁん 」

 ぷるぷると真っ白なお尻を美雨が震わせると、先輩は二本の指を出し入れしながら、美雨の形の良い茎をそっと握りしめて扱きはじめる。

「だっ、ダメ!先輩… もう、イッちゃう…… 」

「もうイクの?美雨の体は感じやすいね」

 クスリと先輩の笑い声がして、美雨の茎は更にギュッギュッと力強く擦られる。

「あっ!ああんっ!やだ!いっちゃう!あああんんんんんんんんンンンンン」

 ひときわ大きな喘ぎ声を出すと、美雨は体をビクン!と震わせて、先輩の手のひらに熱いミルクを全て零すと、気を失ってベッドに倒れ込んだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

転生したら魔王の息子だった。しかも出来損ないの方の…

月乃
BL
あぁ、やっとあの地獄から抜け出せた… 転生したと気づいてそう思った。 今世は周りの人も優しく友達もできた。 それもこれも弟があの日動いてくれたからだ。 前世と違ってとても優しく、俺のことを大切にしてくれる弟。 前世と違って…?いいや、前世はひとりぼっちだった。仲良くなれたと思ったらいつの間にかいなくなってしまった。俺に近づいたら消える、そんな噂がたって近づいてくる人は誰もいなかった。 しかも、両親は高校生の頃に亡くなっていた。 俺はこの幸せをなくならせたくない。 そう思っていた…

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)

ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子 天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。 可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている 天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。 水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。 イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする 好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた 自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

言い逃げしたら5年後捕まった件について。

なるせ
BL
 「ずっと、好きだよ。」 …長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。 もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。 ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。  そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…  なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!? ーーーーー 美形×平凡っていいですよね、、、、

処理中です...