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ロミオの純情
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音楽ルームで、先輩とナイショの秘め事をした翌日は、林間学校へと出発の日だった。
着替えの入ったボストンバッグを抱えて、悠斗と一緒に部屋を出る直前に、美雨のスマホに先輩から電話が入る。
「美雨、今日から林間学校だね!気をつけて行って来るんだよ」
そう言うと、先輩の電話はあっさりと切れた。
その短い電話は、ちょっとだけ、美雨を残念に思わせる。
(先輩のヤキモチ焼く姿、もう少しだけ見たかったのに…… !)
学院の人気者の先輩にヤキモチを焼くのは、いつも美雨の方だったから、『林間学校に行く』と聞いた時に先輩が見せた、狼狽の姿を美雨は微笑ましく思っていたのだ。
何だかんだ言っても、先輩は大人なんだ。
そう考えた美雨は、後でそれが大きな間違いだったと思い知らされた。
「美雨!こっち!見て!」
森林の中で、悠斗が指差す方向を双眼鏡で覗くと、小さく美しい小鳥が木の枝の上で、パタパタと青色の羽を広げていた。
「わー!綺麗!」
美雨も感動の声をあげる。
御殿場に学院が所有する、広大な敷地の中で、美雨たち一年生は、野鳥を観察したり、ハイキングで植物を採取したりと、充実した野外学習を行っていた。
昼間の実習でクタクタの腹ペコになった後は、学院お抱えのシェフが腕を振るった絶品のフランス料理のフルコースに舌鼓を打ち、食後は温泉が湧き出る豪華な大浴場での入浴タイムとなった。
男子生徒達が少しハシャぎながら服を脱いでいる、ガヤガヤとした着替場で、美雨も悠斗と一緒に服を脱ぐ。
美雨も悠斗も、これから入る温泉にワクワクと待ちきれずにいた。
「美雨!先に入ってるから!」
豪快に服を脱いだ悠斗が、お尻丸出しで、駆けるようにして、大浴場に消えていき、
「悠斗、待って!」
と慌てて美雨も服を脱ぐ。
その時、美雨は自分の胸に赤い小さな跡を見つけ、それが何だか気がついた瞬間、
(やられた!)
慌ててそれを隠す。
それは先輩がつけた、キスマークの跡だった。
(もう!!先輩っっ!!!!)
他にも無いかと必死で探すと、足の付け根の、際どいところにも、もう一つ、ポツンとつけられていた。
多分、あの音楽ルームでつけられたんだ!
(これじゃあ、いかにもHしましたと言っているようじゃないか…… )
美雨は自分の肌が見えないように、必死でタオルで全身を隠しながら、大浴場に入る。
学院のOB達も使う施設だけあって、まるでローマ時代の貴族達が使うかのような、華やかなモザイク画に覆われた雰囲気の良い空間には、大きな湯船だけでなく、打たせ湯や足湯、サウナルームも完備されていて、男子生徒たちは、各々にリラックスしてくつろいでいた。
着替えの入ったボストンバッグを抱えて、悠斗と一緒に部屋を出る直前に、美雨のスマホに先輩から電話が入る。
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その短い電話は、ちょっとだけ、美雨を残念に思わせる。
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何だかんだ言っても、先輩は大人なんだ。
そう考えた美雨は、後でそれが大きな間違いだったと思い知らされた。
「美雨!こっち!見て!」
森林の中で、悠斗が指差す方向を双眼鏡で覗くと、小さく美しい小鳥が木の枝の上で、パタパタと青色の羽を広げていた。
「わー!綺麗!」
美雨も感動の声をあげる。
御殿場に学院が所有する、広大な敷地の中で、美雨たち一年生は、野鳥を観察したり、ハイキングで植物を採取したりと、充実した野外学習を行っていた。
昼間の実習でクタクタの腹ペコになった後は、学院お抱えのシェフが腕を振るった絶品のフランス料理のフルコースに舌鼓を打ち、食後は温泉が湧き出る豪華な大浴場での入浴タイムとなった。
男子生徒達が少しハシャぎながら服を脱いでいる、ガヤガヤとした着替場で、美雨も悠斗と一緒に服を脱ぐ。
美雨も悠斗も、これから入る温泉にワクワクと待ちきれずにいた。
「美雨!先に入ってるから!」
豪快に服を脱いだ悠斗が、お尻丸出しで、駆けるようにして、大浴場に消えていき、
「悠斗、待って!」
と慌てて美雨も服を脱ぐ。
その時、美雨は自分の胸に赤い小さな跡を見つけ、それが何だか気がついた瞬間、
(やられた!)
慌ててそれを隠す。
それは先輩がつけた、キスマークの跡だった。
(もう!!先輩っっ!!!!)
他にも無いかと必死で探すと、足の付け根の、際どいところにも、もう一つ、ポツンとつけられていた。
多分、あの音楽ルームでつけられたんだ!
(これじゃあ、いかにもHしましたと言っているようじゃないか…… )
美雨は自分の肌が見えないように、必死でタオルで全身を隠しながら、大浴場に入る。
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