49 / 345
おもちゃ 1
しおりを挟む
柚琉視点
「まま!!これおとする!!おとするよ!!」
「本当ね。このアニメの女の子の武器らしいわ」
「あにめ…?」
「この際だからテレビも買って繋げようか。多分気に入るよね」
「そうね」
ふりふりすると音が鳴るステッキと変身衣装とコンパクトと…全部買ってくれた。
「かわいいのするのー」
「お姫様にもなって魔法少女にもなるの?」
「まほーしょーじょ?」
「えぇ。魔法を使う女の子のことよ」
「ぼくおとこのこだよー?」
「じゃあ魔法少年かしら。あら?でもこの子は男の子だけど魔法少女みたいよ?変身で女の子になるみたい」
女の子じゃなくてもまほーしょーじょでいいの?
僕ピンクの子みたいになりたい!!
「お待たせ。画面大きいやつ選んできたし設置もやってくれるって」
「あら、優しいのね」
「柚のアニメのDVDも買いに行かなきゃね」
「それはこの上の階にあるらしいわ。セットであるならそれにしましょうか」
「メイドと一緒に遊ぶかな?おもちゃもう2セットくらい買ってきた方がいい?」
「…それより全員分揃える方がいいんじゃないかしら」
「だね。じゃあその通りに買っておいてくれる?というか魔法少女シリーズあったら買っておいて。3つ揃えてね」
「はい」
僕はパパに抱っこされて2階へ。
…メイドさん達いたの!?
どこにいたの!?
でもおもちゃ買うの知ってるってことは後で一緒に遊んでくれるのかなー?
「柚眠たくなっちゃったの?」
「もう大分お外にいるもんね。パパの抱っこでねんね出来るかな」
「んぅ…」
とんとんされたら瞼が重たくなってきた。
だって…眠たくなっちゃうんだもん。
「んにゅぅ…にぃ…にぃ…」
「あらあら。にぃにが恋しいのかしら」
「そんなぁ…パパに抱っこされてにぃにを呼ばないでよ…そんなに下手?確かに子育ては使用人に任せきりだったけどさ…」
「ふふ、これから一緒に甘やかしましょうね」
「翔と直人に怒られない範囲でね」
「そうだね」
「またこんなに買い与えて!!」
「まだ少しよ?」
「シリーズひとつ分だよ?」
「自重してって言ったでしょ!!人族の方で目立つのは嫌って言ったのは誰だっけ!?」
「私ね。だって変な2つ名が出回って欲しくなかったんだもの」
「あのねぇ…」
「にぃに!!みてみてー!!」
僕はお説教中のにぃににぎゅーって抱きついた。
「柚、それじゃ見えないよ」
「ぴんくのこなの!!まほーしょーじょなの!!」
「ん、可愛い」
「あのね、ぼくがおもちゃほしいっていったの。だからね、ぱぱとままおこらないで…こわいにぃにやぁ…」
「…柚」
ぎゅーする?
僕のおもちゃあげればいい?
うー…新しいおもちゃだけど…にぃにに…。
「何を考えてるのか分からないけどおもちゃは渡さなくていいから。もう怒ってないよ」
「ほんと?」
「本当」
「じゃああそんで!!」
「え?」
「あのねあのね!!まほーしょーじょごっこするの!!それでね!!にぃにわるものなの!!」
「え?え?どういうこと?」
ピンクの子のお兄ちゃんは悪者だったの。
だからね、僕もピンクの子だからね、悪者のにぃに倒さなきゃいけないの。
倒してね、仲良しするの。
「にぃにたおすー!!」
「え!?ちょ、にぃに武器ないよ!?」
「えい!!えい!!」
ぽこぽこ。
「…あのね、柚…ステッキは魔法を出すものであって叩くものじゃ…」
「『まほう』でないもん」
「柚…」
ふぇー?
ステッキがキラキラ輝いた。
「ふぁぁ!!あにめといっしょだー!!」
「…自分の力の有効活用…なのかしら?」
「…主人の欲望に忠実な力だね…」
きらきらすごーい!!
「まま!!これおとする!!おとするよ!!」
「本当ね。このアニメの女の子の武器らしいわ」
「あにめ…?」
「この際だからテレビも買って繋げようか。多分気に入るよね」
「そうね」
ふりふりすると音が鳴るステッキと変身衣装とコンパクトと…全部買ってくれた。
「かわいいのするのー」
「お姫様にもなって魔法少女にもなるの?」
「まほーしょーじょ?」
「えぇ。魔法を使う女の子のことよ」
「ぼくおとこのこだよー?」
「じゃあ魔法少年かしら。あら?でもこの子は男の子だけど魔法少女みたいよ?変身で女の子になるみたい」
女の子じゃなくてもまほーしょーじょでいいの?
僕ピンクの子みたいになりたい!!
「お待たせ。画面大きいやつ選んできたし設置もやってくれるって」
「あら、優しいのね」
「柚のアニメのDVDも買いに行かなきゃね」
「それはこの上の階にあるらしいわ。セットであるならそれにしましょうか」
「メイドと一緒に遊ぶかな?おもちゃもう2セットくらい買ってきた方がいい?」
「…それより全員分揃える方がいいんじゃないかしら」
「だね。じゃあその通りに買っておいてくれる?というか魔法少女シリーズあったら買っておいて。3つ揃えてね」
「はい」
僕はパパに抱っこされて2階へ。
…メイドさん達いたの!?
どこにいたの!?
でもおもちゃ買うの知ってるってことは後で一緒に遊んでくれるのかなー?
「柚眠たくなっちゃったの?」
「もう大分お外にいるもんね。パパの抱っこでねんね出来るかな」
「んぅ…」
とんとんされたら瞼が重たくなってきた。
だって…眠たくなっちゃうんだもん。
「んにゅぅ…にぃ…にぃ…」
「あらあら。にぃにが恋しいのかしら」
「そんなぁ…パパに抱っこされてにぃにを呼ばないでよ…そんなに下手?確かに子育ては使用人に任せきりだったけどさ…」
「ふふ、これから一緒に甘やかしましょうね」
「翔と直人に怒られない範囲でね」
「そうだね」
「またこんなに買い与えて!!」
「まだ少しよ?」
「シリーズひとつ分だよ?」
「自重してって言ったでしょ!!人族の方で目立つのは嫌って言ったのは誰だっけ!?」
「私ね。だって変な2つ名が出回って欲しくなかったんだもの」
「あのねぇ…」
「にぃに!!みてみてー!!」
僕はお説教中のにぃににぎゅーって抱きついた。
「柚、それじゃ見えないよ」
「ぴんくのこなの!!まほーしょーじょなの!!」
「ん、可愛い」
「あのね、ぼくがおもちゃほしいっていったの。だからね、ぱぱとままおこらないで…こわいにぃにやぁ…」
「…柚」
ぎゅーする?
僕のおもちゃあげればいい?
うー…新しいおもちゃだけど…にぃにに…。
「何を考えてるのか分からないけどおもちゃは渡さなくていいから。もう怒ってないよ」
「ほんと?」
「本当」
「じゃああそんで!!」
「え?」
「あのねあのね!!まほーしょーじょごっこするの!!それでね!!にぃにわるものなの!!」
「え?え?どういうこと?」
ピンクの子のお兄ちゃんは悪者だったの。
だからね、僕もピンクの子だからね、悪者のにぃに倒さなきゃいけないの。
倒してね、仲良しするの。
「にぃにたおすー!!」
「え!?ちょ、にぃに武器ないよ!?」
「えい!!えい!!」
ぽこぽこ。
「…あのね、柚…ステッキは魔法を出すものであって叩くものじゃ…」
「『まほう』でないもん」
「柚…」
ふぇー?
ステッキがキラキラ輝いた。
「ふぁぁ!!あにめといっしょだー!!」
「…自分の力の有効活用…なのかしら?」
「…主人の欲望に忠実な力だね…」
きらきらすごーい!!
7
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
俺の居場所を探して
夜野
BL
小林響也は炎天下の中辿り着き、自宅のドアを開けた瞬間眩しい光に包まれお約束的に異世界にたどり着いてしまう。
そこには怪しい人達と自分と犬猿の仲の弟の姿があった。
そこで弟は聖女、自分は弟の付き人と決められ、、、
このお話しは響也と弟が対立し、こじれて決別してそれぞれお互い的に幸せを探す話しです。
シリアスで暗めなので読み手を選ぶかもしれません。
遅筆なので不定期に投稿します。
初投稿です。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
もういいや
ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが……
まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん!
しかも男子校かよ………
ーーーーーーーー
亀更新です☆期待しないでください☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる