普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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お土産 1

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柚琉視点

「ただいま!!」
「おかえり…楽しかったの…?」
「うん!!」
遊ぶの楽しかった!!
お部屋の中にいーっぱい遊ぶのあったの。
それでね、お着替えして遊ぶところもあってね。
僕なーすってのに着替えたんだ~。
お写真撮ってもらったからいっぱい見せるの。
「あのね!!これどーぞ」
「ん?」
僕はパパに持っていた袋を渡した。
「おみあげ!!」
「お土産ね」
先生に直されちゃった。
「…これ」
「ねこちゃんの…えっと…」
「栞」
「そう!!しおり。ぱぱいっぱいごほんよむってきいたから。ちょこんっておすわりしてるねこちゃんかわいいでしょ?」
「ありがとう!!大切にするよ!!」
「にゅ?つかってね?」
「うん(絶対保存しよ。後で同じの買いに行かせてそっちを使って誤魔化そう)」
パパはすっごく喜んでくれてぎゅーってしてくれた。
「むぎゅー」
「柊二、柚琉くんが潰れる」
「あ、ごめんね?」
「うれし?」
「うん、とっても嬉しいよ。ありがとう」
「えへへ」
ほんとはね、お土産買うの迷ってたの。
帰る途中で見つけて…でも僕お金もってなくて。
そしたら先生が1個だけならって買ってくれたの。
でも後でちゃんと返すよ?
僕お小遣い貰ってるけど…どこにあるか分かんないからメイドさんに聞いて、そこから出してもらうの。
「…でも柚、なんか髪もボロボロだね?」
「遊んでたからな。遊具に引っ掛けたりすることも多かったから」
「お風呂にしようか。汚れ落として、また髪結んでもらおう?」
「うん!!」
今度はゴムじゃなくてリボンにするの。
何色がいいかな?
お風呂入るならお着替えするよね。
お着替えした後のお洋服に合わせて選ぼうかな。
「ままにもおみあげしたかったな」
「お土産、でしょ?それは今度パパとお出かけした時に一緒に選ぼうか。実はね、もうすぐママの誕生日なんだ」
「ほんと!?」
「一緒に誕生日プレゼント、選ぼうね」
「うん!!」
ママにあげるの!!
ママも可愛いの好きかな?
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