66 / 345
閑話 僕の好きな物
しおりを挟む
柚琉視点
僕のお家には僕の大好きなものがいっぱいあるの。
ぬいでしょ?
おやつでしょ?
それにパパとママとにぃに!!
「柚琉様?どうされたんですか?」
でもね…僕の宝物箱にはみんな入らないの。
キラキラの箱はちっちゃくて好きなキラキラの髪留めしか入れられなかったの。
「…そちらの髪留めを使いたいんですか?結び直しましょうか?」
「うん!!」
僕のお部屋は僕の好きな物しかないお部屋。
嫌いなお野菜やおばけさんもいないの。
僕がおばけさんやって言ったらね、にぃにがまほーかけてくれたの。
おばけさんが入れないようにしておくから安心してねんねしてねって。
でも暗いのは怖いの。
だから僕のお部屋はいつも明るい。
ライトをずーっとつけておくの。
ねんねの時は消しちゃうけどその時はにぃにやメイドさんが近くにいてくれるもん。
おばけさんが来たらやっつけてあげるって。
「出来ましたよ」
「ありがと!!」
鏡の中の僕はすっごく可愛いの。
でも…髪だけちょっとやなの。
ママみたいになりたいのに僕の髪は短いままなの。
ママはね、おズボンのところまで髪があるの!!
僕の髪は背中の1番上のリボンのところまで。
なんで伸びてくれないのかな?
「…どこか不満でもありましたか?」
「ううん…かわいいの」
「ではどうしたんです?」
「お茶でもしながら話しましょうか」
僕は小さな椅子に、メイドさん達は床に座った。
「ぼくのかみ…なんでままみたいにならないの」
「奥様のように…ですか?」
「うん…ままみたいになりたいの。でもぜんぜん…のびてくれないの…おねがいしてるのに」
「お願いでは伸びませんよ?」
そうなの?
お願いしても伸びてくれないの?
じゃあどうすればいいの?
「今度旦那様に相談いたしましょうか」
「うん!!ありがと」
「「…こちらこそ素敵な笑顔をありがとうございます…」」
「にゅ?なんて、いったの?」
よく分かんない。
お話する時は簡単なことしかわかんないの。
前ににぃにとパパがお話してるところに行ったことあるけどね、全然わかんなかったの。
…もっと頑張らなきゃいけないのかな。
僕のお家には僕の大好きなものがいっぱいあるの。
ぬいでしょ?
おやつでしょ?
それにパパとママとにぃに!!
「柚琉様?どうされたんですか?」
でもね…僕の宝物箱にはみんな入らないの。
キラキラの箱はちっちゃくて好きなキラキラの髪留めしか入れられなかったの。
「…そちらの髪留めを使いたいんですか?結び直しましょうか?」
「うん!!」
僕のお部屋は僕の好きな物しかないお部屋。
嫌いなお野菜やおばけさんもいないの。
僕がおばけさんやって言ったらね、にぃにがまほーかけてくれたの。
おばけさんが入れないようにしておくから安心してねんねしてねって。
でも暗いのは怖いの。
だから僕のお部屋はいつも明るい。
ライトをずーっとつけておくの。
ねんねの時は消しちゃうけどその時はにぃにやメイドさんが近くにいてくれるもん。
おばけさんが来たらやっつけてあげるって。
「出来ましたよ」
「ありがと!!」
鏡の中の僕はすっごく可愛いの。
でも…髪だけちょっとやなの。
ママみたいになりたいのに僕の髪は短いままなの。
ママはね、おズボンのところまで髪があるの!!
僕の髪は背中の1番上のリボンのところまで。
なんで伸びてくれないのかな?
「…どこか不満でもありましたか?」
「ううん…かわいいの」
「ではどうしたんです?」
「お茶でもしながら話しましょうか」
僕は小さな椅子に、メイドさん達は床に座った。
「ぼくのかみ…なんでままみたいにならないの」
「奥様のように…ですか?」
「うん…ままみたいになりたいの。でもぜんぜん…のびてくれないの…おねがいしてるのに」
「お願いでは伸びませんよ?」
そうなの?
お願いしても伸びてくれないの?
じゃあどうすればいいの?
「今度旦那様に相談いたしましょうか」
「うん!!ありがと」
「「…こちらこそ素敵な笑顔をありがとうございます…」」
「にゅ?なんて、いったの?」
よく分かんない。
お話する時は簡単なことしかわかんないの。
前ににぃにとパパがお話してるところに行ったことあるけどね、全然わかんなかったの。
…もっと頑張らなきゃいけないのかな。
7
あなたにおすすめの小説
ルームメイトが釣り系男子だった件について
perari
BL
ネット小説家として活動している僕には、誰にも言えない秘密がある。
それは——クールで無愛想なルームメイトが、僕の小説の主人公だということ。
ずっと隠してきた。
彼にバレないように、こっそり彼を観察しながら執筆してきた。
でも、ある日——
彼は偶然、僕の小説を読んでしまったらしい。
真っ赤な目で僕を見つめながら、彼は震える声でこう言った。
「……じゃあ、お前が俺に優しくしてたのって……好きだからじゃなくて、ネタにするためだったのか?」
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一日だけの魔法
うりぼう
BL
一日だけの魔法をかけた。
彼が自分を好きになってくれる魔法。
禁忌とされている、たった一日しか持たない魔法。
彼は魔法にかかり、自分に夢中になってくれた。
俺の名を呼び、俺に微笑みかけ、俺だけを好きだと言ってくれる。
嬉しいはずなのに、これを望んでいたはずなのに……
※いきなり始まりいきなり終わる
※エセファンタジー
※エセ魔法
※二重人格もどき
※細かいツッコミはなしで
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる