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〇〇期 1
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柚琉視点
「んにゅ…」
あっちゅい。
「柚琉様おはようござ…どうされたんですか!?」
「あちゅい…」
「暑い…ですか?空調の温度を変えましょう」
「お召し物も薄いものに変えましょうか」
「うにゅ…」
あちゅくてぽやぁってして…。
「柚琉様!?」
ほにゃ…。
僕はメイドさんの方に倒れ込んで…意識を失った。
「…大丈夫よ。少し体の変化によって発熱しているだけ」
「…へん…か?」
「柚の体が大きくなろうと頑張っているってことよ」
「…ふにゅ…」
ママは僕のベッドに腰掛けて頭を撫でてくれた。
「…1日…か2日程度かしらね」
「…いや多分変化と…淫魔として目覚め始めてるんだと思う」
「あら?柚はもう吸血鬼よ?」
「淫魔としての軸があるから能力とか残っちゃったのかもね」
先生は僕の首を触ったり目を覗き込んだりした。
「…フェロモン系は出てないみたいだけど…その目は見た事あるね。精一杯魅了かけようとしてるのかな?」
「何もならないわよ?」
「かけようとしてるだけで力の発動には至ってないからね。…これに関しては頑張って、としか言えないね。とりあえずこの部屋への男性の立入禁止を付けようか」
「そこまでしないといけないの?」
「さぁね。こんな子診るの初めてだし…念の為やれる事はやっておくよ」
…よく分かんない。
「まま…」
「なぁに?」
「あいしゅ…たべちゃい」
「いいわよ。食べられるものを食べておきましょうね」
「…くれーぷ…」
「甘いものよね?」
「うん…」
「今日はバニラアイス入りのクレープにしましょうか」
アイスのクレープ!?
「はい。興奮して起き上がろうとしないの。熱があることには変わりないんだからちゃんと寝てるんだよ?」
「ふぁい…」
眠くないもん…。
遊びたいのにはふはふしちゃうの。
うー…。
「…ベッドの上なら遊んでていいから」
「ほんと!?」
「人形遊びくらいかな?…これ?」
「ちあう」
「じゃあこっち?」
「ちあうの」
「…どれ」
「きゅあ」
「…女児向けアニメは分かんないよ…」
キュアだもん。
「んにゅ…」
あっちゅい。
「柚琉様おはようござ…どうされたんですか!?」
「あちゅい…」
「暑い…ですか?空調の温度を変えましょう」
「お召し物も薄いものに変えましょうか」
「うにゅ…」
あちゅくてぽやぁってして…。
「柚琉様!?」
ほにゃ…。
僕はメイドさんの方に倒れ込んで…意識を失った。
「…大丈夫よ。少し体の変化によって発熱しているだけ」
「…へん…か?」
「柚の体が大きくなろうと頑張っているってことよ」
「…ふにゅ…」
ママは僕のベッドに腰掛けて頭を撫でてくれた。
「…1日…か2日程度かしらね」
「…いや多分変化と…淫魔として目覚め始めてるんだと思う」
「あら?柚はもう吸血鬼よ?」
「淫魔としての軸があるから能力とか残っちゃったのかもね」
先生は僕の首を触ったり目を覗き込んだりした。
「…フェロモン系は出てないみたいだけど…その目は見た事あるね。精一杯魅了かけようとしてるのかな?」
「何もならないわよ?」
「かけようとしてるだけで力の発動には至ってないからね。…これに関しては頑張って、としか言えないね。とりあえずこの部屋への男性の立入禁止を付けようか」
「そこまでしないといけないの?」
「さぁね。こんな子診るの初めてだし…念の為やれる事はやっておくよ」
…よく分かんない。
「まま…」
「なぁに?」
「あいしゅ…たべちゃい」
「いいわよ。食べられるものを食べておきましょうね」
「…くれーぷ…」
「甘いものよね?」
「うん…」
「今日はバニラアイス入りのクレープにしましょうか」
アイスのクレープ!?
「はい。興奮して起き上がろうとしないの。熱があることには変わりないんだからちゃんと寝てるんだよ?」
「ふぁい…」
眠くないもん…。
遊びたいのにはふはふしちゃうの。
うー…。
「…ベッドの上なら遊んでていいから」
「ほんと!?」
「人形遊びくらいかな?…これ?」
「ちあう」
「じゃあこっち?」
「ちあうの」
「…どれ」
「きゅあ」
「…女児向けアニメは分かんないよ…」
キュアだもん。
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