普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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ふれあいコーナー 2

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雫視点

「うさちゃぁん♡」
…どうしましょう。
柚がハートマークを飛ばし始めたわ。
実際に見えているわけじゃないのだけれど…何となく雰囲気で見えるのよね。
「柚、モルモットはいいの?」
「もるもっと?」
「夏にぃにのお膝にいる子だよ。こっちの子もふわふわだよ」
「なでなでするー!!」
「柚の好きなふわふわの子いっぱいで良かったね」
「うん!!」
いつの間にか私たちの周りの人が居なくなっていた。
何かあったのかしら?
「…もうお昼だからみんなお昼ご飯食べに行ったんだろうね。僕達も行こうか」
「園内のレストランにする?それとも園外行く?」
「柚の土産も買ってないし園内で済ませよう。柚もその方がいいだろ?」
「にゅー?」
柚は分かってないわよ。
園内のレストランというと…。
「ここから少し行ったところにお子様用ライオンカレーのお店があるわ」
「いくー!!」
あ、でもこれ野菜カレーって書いてあったわね。
まぁ柚を騙してしまうことになるけど大丈夫でしょう。
「あのねあのねぼくかれーすきなのー」
「どこかで食べたことあったっけ?」
「ままとおでかけー」
…どのお店のことかしら。
「たべほーだい?のおみせでままがたべてたー」
「あの時柚辛いって大騒ぎしたじゃないの」
「からいしたーけどおいしかったのー」
「…待って?その話初めて聞いたよ?2人でどれだけ出かけてるの?」
「週に3回くらいは行ってるわよね」
「ねー」
「週1くらいかと思ってたよ!?聞いてないよ!?」
「ふたりでーだもん」
「2人だけだと色んなところに行けるから便利なのよね。席もすぐに案内してもらえるし」
「なんでパパは置いてかれるの!?」
「ぱぱおちごとー」
「だから休めるんだって!!」
あら?
柊二が仕事を休むの?
…明日は雪かしら。
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