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看板 1

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柚琉視点

「じゃあそろそろペットショップの方行ってみよっか」
「転移していくの?」
「まぁ…それが一番だろうね」
「あんよするー!!」
「「「「「え?」」」」」
あんよしたい!!
さっき買ってくれたころころのわんちゃんする!!
「…柚このおもちゃはおうちで遊ぼう?」
「やー!!あんよするのー!!」
「…疲れちゃうわよ?」
「いーの!!」
「…まぁ…途中までね」
わんちゃんの紐を握ってママとおててを繋いでてとてと歩いた。
えへへ~わんちゃんころころ楽しいっ!!
「あ、柚。段差あるからちょっと待って」
「にゅ?」
にぃにはわんちゃんを抱っこすると僕の隣に置いた。
「変なところで引っかかったりすると紐切れたりわんちゃん壊れちゃったりするからね」
「はぁい」
てとてところころてとてところころ。
「あっ!!」
その時、僕はあるものを見つけた。
「まま!!あれ!!あれ!!」
「まぁ…」
「こんな大きい看板になってたんだな」
「柚の可愛い姿がみんなに見てもらえるね」
前にお写真撮ったのがおっきい看板になって街中に出されていたのだ。
「みてみて!!これぼく!!ぼくなの!!」
ぴょんぴょんして写真の僕をペちペち叩いた。
「ふふ。みんな分かってるわよ」
「んとね、こー?」
写真と同じポーズを取ってみた。
「おいすない…」
「柚この時小鳥さんと遊んでたの?膝の上にいるけど」
「いっしょにくっきーたべたー!!」
「…動物用クッキーも作ろうかな」
「父さん?どれだけ拡大するつもり?」
「柚の好きな物網羅するまで」
「それ永遠と増え続けるよね?」
「だろうね。でも苦ではないから」
あ!!そうだ!!
「まま!!おしゃしん!!」
「え?」
「おしゃしんとってー!!」
「ママ、カメラは持ってないわ」
「奥様」
「こちらで宜しければ」
「めいどさんだー!!」
「柚琉様、奇遇ですね」
「私達も
「「」」
「すごいねー」
その後、メイドさん達がいっぱいお写真撮ってくれた。
…でもね不思議なの。
最初はかめらが2つだったのにどんどん増えてたの。
メイドさん達以外もカメラ持ってたの。
知らない人にお写真撮られるのちょっと怖い…。
けどみんなが見てくれるの嬉しいっ!!
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