普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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しっぽの怪我 1

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柚琉視点

「ふにゃぁ…」
「柚おはよ」
「おは……うにゅ?」
もふもふ…の中に違和感が。
「にゅぅにゅぅ…くちゃい!!」
「消毒の匂いかな?」
「しょーどく?」
しょーどくって…痛い痛いした時の?
にぃに痛い痛いしたの!?
「いたいいたい!?」
「…したね」
「いたいのいたいのとんでけー!!なくなった?」
「もう大丈夫だよ。ありがとう」
「えへへ~」
にぃにがしっぽ痛い痛いするなんて珍しい…。
「「…」」
「柚?いるかしら?」
「まま!!」
「あら、直人と夏もいたの?…夏のそれ」
「あー…母さんならわかるか」
「寝ぼけた子にちょっとやられちゃった」
「大丈夫?しっぽなんて…」
「うん、直人兄さんが手当てしてくれたし柚も飛んでけってしてくれたから平気」
にゅ?
やられた?
誰かがにぃにに痛い痛いしたの!?
「にぃにだれにやられたの!?」
「「「…」」」
ママもにぃに達もじって見てた。
「ふにゅ?」
「柚の牙もそんなに大きくなっていたのね…」
「もう1年と…半年くらい?そりゃ大きくなるよね」
「あと半年で2歳だもんね」
「…となるとそろそろ実践練習が必要かしら」
「「あ…」」
「「私達にやらせてください!!」」
にゅ?
よくわかんないお話してる…僕遊んでよ。
「…女性の方が肌も柔らかいだろうしいいわね」
「味は…」
「「ここ数ヶ月間はこの邸宅で出されたもののみ食べております」」
「問題ないわね」
「にゅ?」
僕はブロックで遊んでいたのに急にだっこされた。
「うにゅー!!ぼくのおしろー!!」
「ごめんね。柚、今日から練習しましょうね」
「にゅ?」
れんしゅー?
はっ!!
僕のお菓子なくなっちゃう!?
「ぅやぁぁぁ!!やぁや!!れんしゅーしない!!」
「柚?どうしたの?」
「なんでそんな暴れるの?」
「練習…嫌なのかしら」
おやつとご飯は無くしちゃやぁ!!
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