普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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お手伝い 1

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柚琉視点

「ん…にゅぅ…」
「柚おはよ。よく寝てたね」
「たもつく…」
「もう帰ったよ。ついでに言うと父さん達もお仕事から帰ってきた」
「ほんと!?」
ベッドから降りて扉に向かおうとするとにぃにに抱っこされた。
「お着替えしてからね?」
「…はぁい」



























「ぱぱ!!にぃに!!おかーりなさい!!」
「ただいま」
「…柚今の今まで寝てたのか」
「ほっぺ真っ赤だね。何かにぎゅーってしたまま寝てたの?」
「にゅ?」
ほっぺ?
ほっぺをぺたぺた触ってみたりうにゅーって伸ばしてみたりしたけどよく分からない。
「柚琉様、お手伝いしてもらえますか?」
「うん!!」
この言葉をかけられるってことは…ご飯の時間!!
僕はメイドさんにエプロンをかけてもらってから声をかけたメイドさんの後についていった。
「こちらを皆様の元まで運んでください」
「わかった!!」
ちっちゃなお盆にお箸やスプーン、フォークが乗っている。
これが僕のお仕事!!
みんなにお箸どーぞってするの!!
お盆を持ってみんなの元までゆっくり向かった。
「どーじょ!!」
「ありがとう」
「今日は柚の食器まで持ってきたんだね」
「がんばった!!」
「えらいね」
なおにぃににはいって渡したら頭を撫でられた。
えへへ~。
僕えらいって!!
「おりょーりもはこぶ!!」
「「「「「それはやめて(ちょうだい)!!」」」」」
…ふにゅ?
まだだめ…?
しょぼーんってしていると翔にぃにが僕を抱っこしてお膝に乗せた。
「あつあつだから柚にはまだ危ないだろ?おてて痛い痛いなっちゃうぞ」
「…むぅ…ぼくもおてつだいするぅ…」
「…ねぇ、雫。柚なんでこんなにお手伝いに目覚めてるの?ここ1週間くらいで急にやるようになったよね?」
「教育番組でお手伝いのコーナーが出来たのよ」
「あぁ…それで」
僕も頑張るんだもん!!
お料理零さないようにがんばる!!
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