336 / 345
にゃんにゃん 2
しおりを挟む
直人視点
「にゃんにゃん」
「…どうしたの?」
「にゃんにゃんといっしょにねんねする…」
「ももはまだ眠くないんじゃないかな。ほらじたばたしてるよ?離してあげて?」
「やーねんね…」
「また今度にしようね」
柚を抱き上げて猫を下ろし、ソファーに寝かせてタオルケットをかけた。
「お昼寝だからここでいいよね?」
「ぬい…」
「こちらにありますよ。今日はわんちゃんです」
「…すぴぃ」
ぬいぐるみを渡すとすぐに眠りについた。
…やっぱり本物の猫は辞めるべきだったかな。
するとももはソファーによじ登り、柚の隣に丸くなった。
「ももも眠たかったのかな」
「せっかく名付けたのに柚琉様はにゃんにゃんと呼んでましたね」
「まぁそれが柚だからね」
「…柚ここにいる?って…寝ちゃったか」
「夏どうしたの?」
夏が何か紙を持ってリビングに入ってきた。
「柚のマネージャー、夏がやることになったから。母さんは寝込むことが多いし翔兄さんと直人兄さんは仕事あるでしょ?」
「使用人に頼めばよかったのに…夏もやりたい事あるでしょ?」
「夏は柚のそばにいたいの。それ次のスケジュール。柚が楽しめる程度にしかレッスン入れてないからライブは回数少ないかもね」
「…モデルの方も入ってるんだ」
「当然。柚の活動は全部夏が管理するからね。まぁ柚についてなきゃいけないから電話対応とかは使用人に任せちゃうけど…」
「それでいいんだよ。夏もまだ子供だし」
夏はまだ父さんと母さんに甘えたいだろうに。
あの二人が突然出ていったから混乱してたこともあるだろうしこれからは僕達兄が守ってやらないと。
「…しっぽぉ…」
「「え」」
突然モゾモゾ動きだした柚が夏のしっぽを強引に引っ張り、口に含んでまた寝た。
「地味に痛い…!」
「夏…大丈夫?もう少し近づいたら引っ張られないかな。夏も柚琉の隣で寝る?」
「…ソファーに座る…ここで過ごすよ」
「ごめんね夏」
ももはこんな騒ぎの中でも平然と寝ていた。
…飼い主に似るって言うけど似るのはや過ぎない?
「にゃんにゃん」
「…どうしたの?」
「にゃんにゃんといっしょにねんねする…」
「ももはまだ眠くないんじゃないかな。ほらじたばたしてるよ?離してあげて?」
「やーねんね…」
「また今度にしようね」
柚を抱き上げて猫を下ろし、ソファーに寝かせてタオルケットをかけた。
「お昼寝だからここでいいよね?」
「ぬい…」
「こちらにありますよ。今日はわんちゃんです」
「…すぴぃ」
ぬいぐるみを渡すとすぐに眠りについた。
…やっぱり本物の猫は辞めるべきだったかな。
するとももはソファーによじ登り、柚の隣に丸くなった。
「ももも眠たかったのかな」
「せっかく名付けたのに柚琉様はにゃんにゃんと呼んでましたね」
「まぁそれが柚だからね」
「…柚ここにいる?って…寝ちゃったか」
「夏どうしたの?」
夏が何か紙を持ってリビングに入ってきた。
「柚のマネージャー、夏がやることになったから。母さんは寝込むことが多いし翔兄さんと直人兄さんは仕事あるでしょ?」
「使用人に頼めばよかったのに…夏もやりたい事あるでしょ?」
「夏は柚のそばにいたいの。それ次のスケジュール。柚が楽しめる程度にしかレッスン入れてないからライブは回数少ないかもね」
「…モデルの方も入ってるんだ」
「当然。柚の活動は全部夏が管理するからね。まぁ柚についてなきゃいけないから電話対応とかは使用人に任せちゃうけど…」
「それでいいんだよ。夏もまだ子供だし」
夏はまだ父さんと母さんに甘えたいだろうに。
あの二人が突然出ていったから混乱してたこともあるだろうしこれからは僕達兄が守ってやらないと。
「…しっぽぉ…」
「「え」」
突然モゾモゾ動きだした柚が夏のしっぽを強引に引っ張り、口に含んでまた寝た。
「地味に痛い…!」
「夏…大丈夫?もう少し近づいたら引っ張られないかな。夏も柚琉の隣で寝る?」
「…ソファーに座る…ここで過ごすよ」
「ごめんね夏」
ももはこんな騒ぎの中でも平然と寝ていた。
…飼い主に似るって言うけど似るのはや過ぎない?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
一日だけの魔法
うりぼう
BL
一日だけの魔法をかけた。
彼が自分を好きになってくれる魔法。
禁忌とされている、たった一日しか持たない魔法。
彼は魔法にかかり、自分に夢中になってくれた。
俺の名を呼び、俺に微笑みかけ、俺だけを好きだと言ってくれる。
嬉しいはずなのに、これを望んでいたはずなのに……
※いきなり始まりいきなり終わる
※エセファンタジー
※エセ魔法
※二重人格もどき
※細かいツッコミはなしで
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる