教室ごと転移したのに陽キャ様がやる気ないのですが。

かーにゅ

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とぅえんてぃつー 魔導士さん…なの?普通のお姉さんじゃないの?

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「バルドごめんお待たせ」
「あぁ。どうせ新しい魔方陣の構築でもしてたんだろ?」
「なんでバレてるの!?」

 僕らのテーブルについたのは綺麗なお姉さん。あ、耳がとがってる。エルフかな?でもって服がザ・普通!って感じ。魔導士って言ってたしローブとかつけてるんじゃないの?何もないの?

「…作るのはこの子のため?」
「防犯用にいくつか作ってほしい。材料費はこちらが持つ」
「防犯用ね。どんなのをつけるの?」
「バルドお兄さん…」
「そうだったな。季節のパンケーキ2つ。飲み物は?」
「僕はまだあるからいい」
「私もバルドと同じのをお願い」
「かしこまりました」

 パンケーキの注文を済ませ、まあすぐに届いた。ふわふわのやつだー!

 僕はそれを口いっぱいにほおばった。あまいー!ふわふわー!なにこれ!日本のよりうまい!最高!また食べにくる!

 夢中にほおばると小さなパンケーキはすぐになくなった。

「どうする?アクセ?それともオーブでこの子自身につける?」
「そうだな…」

 あ、なんかまじめな話になった。どうしよ、僕食べ終わっちゃったし暇だな。絵本持ってくればよかった。家に帰る…のは無理か。

「ハル、暇か?じゃあこれ使って先に帰ってろ」
「…これ何?」
「転移石。座標はうちに固定してあるから」
「どうやるの?」
「それを握っていきたい場所を思い浮かべればいい」

 握って思い浮かべる…。目を閉じて言われたとおりにしてみると次に目を開いた時にはバルドお兄さんのおうちにいた。

「おー!」

 遊んでろってことだよね。この公園使ってみるかー。

 近くにあった滑り台に上り…滑ってみると意外と楽しかった。

「なにこれなにこれなにこれー!見た目より滑る時間長い!なにこれ楽しい!」

 この滑り台だけでこんなに楽しいなら…あっちの遊具はどうなんだろう。

 ごくり、と唾を飲み込んだ。























「…ずいぶんと気に入ったようだな」
「あ!バルドお兄さん!これ買ってくれてありがと!すっごく楽しい!」
「そうやって遊んでいると年相応に見えるな」
「僕15歳だからね?」
「あぁわかっている」

 といいながらなぜ僕の頭をなでているのでしょうか。これは子ども扱いとは言わないとか?

「パンケーキは美味かったか?」
「とっても!」
「だろうな」
 
 バルドお兄さんの指は僕の口の端を撫でてバルドお兄さんの口へと消えていった。

「ついてたぞ」
「え!?」
「そんなに好きならあそこにも転移をつなげようか」
「できるの?」
「店の中の1部屋を貸してもらえるのならな。転移先に人やモノがあると危険なんだ。この家の座標は結界内の庭に設定してあるから大丈夫だろう」

 それ…僕が庭で遊んでたらどうなるんだろう。

「ここだけ何か変えておくか。ハルが間違ってここに立っていることのないように」
「はーい」

 今度ゼムたちも連れてこよー。あ、子供クエストやるの忘れてた。薬草採取だったよね?まいっか。ゼムたちいるし。
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