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さーてぃー お友達とおうちで遊ぶぞー!うん本当に幼児化が止まらなーいアハハ☆

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 ゼム達の親にも了承をもらい、早速バルドお兄さんにお願いして転移してもらった。

「俺はまだ仕事があるから戻るからな。ジュースもおやつも戸棚に入ってるから」
「はーい」
「「「おじゃまします」」」

 えーと戸棚にあるんだっけ?

 人数分のコップと瓶入りのジュース。あとクッキーとあのチョコケーキ味のバームクーヘン。それぐらいかなーこのスパイシータンチキンは渡さぬ!僕のものだ!

「どうぞー」
「…さすがギルマスだな。この瓶ジュースとかウルトのとこのやつだろ」
「そうだねー…んっとこれは一級品のやつかなーこれ以上の上物っていうと王室御用達のやつぐらいかもー」
「へ?」
「これ一本で1000リルはくだらないわ」
「りる?」

 お金はまだ教えてもらってないからなー。ちゃんと覚えないとまずいよな。

「飲んで食べてってしながらでいいからお金のこと教えて」
「金?」
「まさか教えてもらってないのー?」
「会計なんて僕の前じゃなかなかしないんだよね。りるってのがお金の単位であってるのー?」
「えぇ…小銅貨、銅貨、小銀貨、銀貨、小金貨、金貨、白金貨があるわ」
「俺たち平民が目にするのは最高でも銀貨だな」

 うむ。わからぬ。なんで小説に出てくる人たちはすぐに判断できるんだろうねー。あ、店のものの単価と比べるからか。

「りんごってどれくらいの値段?」
「ものにもよるけど…僕たちの口に入るものだと200リルかな。銅貨2枚だよ」
「ふむふむ…」

 100リルで銅貨1枚か。りんごってどのくらいの値段したっけ。やばい、普段買い物なんて自分の本ぐらいしか買わないから全然わからん!

「わかんない」
「あらあら」
「まぁ…ハルキならそれでもやっていけるんだろ」
「ハルキだしねー」
「何その感想」

 僕だからってなんだー!確かにこのままだとバルドお兄さんの脛をかじり続けることになりそうだけどー!

「1000リルは?」
「小銀貨1枚よ」
「銀貨とかなかなか使わないよな」
「そうかなー父さんの手伝いしてる時に何度か見たことあるよー小金貨もたまにあるかなー金貨とか白金貨だと僕の目の届くところでは取引されないよー奥の個室とか小切手になるねー」
「そうなんだ」

 …バルドお兄さんに言ったらしれっと出されそうな気がする。もういいや。なんとなくは分かったしあとは買い物とか連れて行ってもらえるように頼んでおこ。

「わぁ…このクッキー美味しいわね」
「ん、これは僕も初めて食べたかも。いつの間に買ってたんだろー」
「…西方のやつだねー。よく卸されてるから知ってるよー。女性客に受けがいいんだー」
「これだったのか…」
「ゼムは甘いの苦手?他の出す?」
「いや…別にこれぐらいなら食べれるけど前に母さんがこれを真似して作ったもの出されてさ…それが激甘だったんだよ」

 砂糖の分量間違えたの?お菓子作りってそういうの間違えちゃダメって聞いたことあるよ。大雑把にやったらダメになるってママが言ってたー。
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