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幼児編
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「…けほっ…」
う~喉痛い…風邪ひいたかな。
「…湿度上げましょうか。はちみつレモン持ってきますね」
やった!!
樹くんの作ってくれるやつだ!!
風邪の時飲ませてくれるの。
お湯とはちみつとレモンとあとは秘密って言われた~。
美味しいんだよ?
…残念ながら目の霞はちょっとは良くなったけどまだはっきりとは見えないんだよね。
赤ちゃんの頃に戻った気分だよ…。
「…っと。樹もいないのか?柚、樹どこ行ったかわかるか?」
あ!!
翔兄さんだ!!
「…答えられるはずないか。ん?どうした?」
僕は必死に重たい腕を上げた。
…ぎゅーしてほしいのに…伝わるかな?
「抱っこ?体辛くないのか?」
大丈夫!!
寝すぎて最近夜、眠れなくなっちゃったぐらいだもん。
翔兄さんは僕を抱っこしてくれた。
「前髪伸びたな。切らないと目に入って痛いだろ」
ん~?
…もしかして見にくいのって前髪も関係してる?
「…目、目薬さそうな。ちょっと充血してるぞ。何したんだ?」
…暇だから色んなとこ見てた。
本も読めないんだもん。
たまに樹くんが動画見せてくれたり歌流してくれたりするけど…大体途中で寝ちゃうから。
「持ってくるから待ってな」
ひしっと翔兄さんの首に掴まった。
縦抱きだから届くけどいつも横抱きだもん。
子供扱いされてるのかそれともお姫様抱っこのつもりなのか…。
「…離れたくないのか?まぁこんなところに1人は寂しいよな。自分の部屋といえど色々と模様替えしたし」
え?
どこどこ?
天井が変わってるのは気づいたけど他にもあるの?
「柚、あの天井の星座の絵は夏が描いたんだぞ?柚がいつも寝てるから退屈しないようにだってさ。元気になったらお礼言わないとな」
…僕の目、早く治れ。
夏の絵見たい!!
あんまり見えないから色しかわかんないもん!!
う~喉痛い…風邪ひいたかな。
「…湿度上げましょうか。はちみつレモン持ってきますね」
やった!!
樹くんの作ってくれるやつだ!!
風邪の時飲ませてくれるの。
お湯とはちみつとレモンとあとは秘密って言われた~。
美味しいんだよ?
…残念ながら目の霞はちょっとは良くなったけどまだはっきりとは見えないんだよね。
赤ちゃんの頃に戻った気分だよ…。
「…っと。樹もいないのか?柚、樹どこ行ったかわかるか?」
あ!!
翔兄さんだ!!
「…答えられるはずないか。ん?どうした?」
僕は必死に重たい腕を上げた。
…ぎゅーしてほしいのに…伝わるかな?
「抱っこ?体辛くないのか?」
大丈夫!!
寝すぎて最近夜、眠れなくなっちゃったぐらいだもん。
翔兄さんは僕を抱っこしてくれた。
「前髪伸びたな。切らないと目に入って痛いだろ」
ん~?
…もしかして見にくいのって前髪も関係してる?
「…目、目薬さそうな。ちょっと充血してるぞ。何したんだ?」
…暇だから色んなとこ見てた。
本も読めないんだもん。
たまに樹くんが動画見せてくれたり歌流してくれたりするけど…大体途中で寝ちゃうから。
「持ってくるから待ってな」
ひしっと翔兄さんの首に掴まった。
縦抱きだから届くけどいつも横抱きだもん。
子供扱いされてるのかそれともお姫様抱っこのつもりなのか…。
「…離れたくないのか?まぁこんなところに1人は寂しいよな。自分の部屋といえど色々と模様替えしたし」
え?
どこどこ?
天井が変わってるのは気づいたけど他にもあるの?
「柚、あの天井の星座の絵は夏が描いたんだぞ?柚がいつも寝てるから退屈しないようにだってさ。元気になったらお礼言わないとな」
…僕の目、早く治れ。
夏の絵見たい!!
あんまり見えないから色しかわかんないもん!!
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