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高校生編
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「柚、起きて」
「んにゅ…」
「良かった…教室着いたよ」
「ん…」
僕は寝ぼけたまま夏の肩に顔を埋めた。
「授業受けないの?」
「…夏に教えてもらうからいい…」
それより眠たい。
ベッドで寝たい。
このまま夏に抱っこされて寝るのもいいな。
「そこイチャイチャするな!!…と言いたいところだが…大丈夫か?藤沢」
「先生。藤沢って呼ばれると夏も藤沢なんだけど?」
「弟の方だ。足どうした?」
「捻挫したんだってさ。誰かさんに突き落とされて」
夏、僕落ちてないよ。
樹くんが助けてくれたもん。
でも…押された時かな?
ぐきって変な方向に足曲がっちゃった。
「…大丈夫なのか?」
「大丈夫。もう手当てしたし犯人の目星もついてるしあとは処分するだけだよ~」
「…藤沢兄。お前先生への言葉遣いを改めろ」
「だってあんまり敬う必要ない気がするんだもん。教えることはつまらないし社会に出たら夏よりも下だし」
「…お前なぁ」
「先生…ごめんなさい。夏ね、僕以外に冷たいんだよ。僕も蛍くんから聞いたやつしか知らないけど他の人は敬ったりしないし近くにも寄せないんだって」
…でもたまに違う人の匂いするよね、夏。
僕が気づいてないと思ってるのかな?
シャワー浴びるとさすがにわかんないけど1日着た服のままだったら分かる。
夏の匂いは覚えてるもん。
「んにゅ…」
「良かった…教室着いたよ」
「ん…」
僕は寝ぼけたまま夏の肩に顔を埋めた。
「授業受けないの?」
「…夏に教えてもらうからいい…」
それより眠たい。
ベッドで寝たい。
このまま夏に抱っこされて寝るのもいいな。
「そこイチャイチャするな!!…と言いたいところだが…大丈夫か?藤沢」
「先生。藤沢って呼ばれると夏も藤沢なんだけど?」
「弟の方だ。足どうした?」
「捻挫したんだってさ。誰かさんに突き落とされて」
夏、僕落ちてないよ。
樹くんが助けてくれたもん。
でも…押された時かな?
ぐきって変な方向に足曲がっちゃった。
「…大丈夫なのか?」
「大丈夫。もう手当てしたし犯人の目星もついてるしあとは処分するだけだよ~」
「…藤沢兄。お前先生への言葉遣いを改めろ」
「だってあんまり敬う必要ない気がするんだもん。教えることはつまらないし社会に出たら夏よりも下だし」
「…お前なぁ」
「先生…ごめんなさい。夏ね、僕以外に冷たいんだよ。僕も蛍くんから聞いたやつしか知らないけど他の人は敬ったりしないし近くにも寄せないんだって」
…でもたまに違う人の匂いするよね、夏。
僕が気づいてないと思ってるのかな?
シャワー浴びるとさすがにわかんないけど1日着た服のままだったら分かる。
夏の匂いは覚えてるもん。
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