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本編
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「リオ。今日の茶会は楽しかったか?」
「はい。途中で…ジェイドさんが…来て…」
「…それであれか」
棚の上に飾られた2枚の羽。…僕の分は後日アクセサリーに加工されるらしい。
「ジェイドのいる緑の地にはたまにフェニックスが来るんだ。その時に羽を落としていくことがあるからそれを持ってきたんだろう」
「…羽…」
…羽を…落とす?そんなに簡単に抜けるものなの?
僕はそれを見た事がなくてきょとんとした。
「…リオは見たことがないのか?」
「はい。…僕は…部屋から出ることも…あまりしなかったので」
「…何故だ?そこまで行動の制限はしていなかったはずだが…?」
「…背中に風があたるだけでも…ムズムズして…部屋の中にいる方が…良かったんです」
「…悪かった」
サトは僕の昔のことを話すとすぐに謝ってしまう。
「…あの…サト」
「ん?」
「僕は…いつ…降ろしてもらえますか」
サトが帰ってきてからずーっと膝の上に乗せられているけど…重たくないのかな?僕…ここに来てからたくさん食べちゃったし重たくなってると思う…。
「このままでいいだろう」
「…あの…僕…重たい…ので」
「重たくない。むしろ軽いぞ」
「…本当…ですか?」
前よりも食べる量増えたのに?…人族用のご飯を用意してくれるって言ってからご飯は僕の口に合うものしか出てこなくなったし…お菓子も甘すぎないものがたくさん用意されるようになった。…しかも毎日1回お茶の時間があってそこでもお菓子を食べてるのにそれでも重くない?
「あぁ。…ここに来た当初よりは腕も足も太くなってはいるがまだ折れそうで怖い」
「…そう簡単に折れないです」
「竜族は人族よりも力が強いものなのだ」
じゃあ今腰に添えられている手も…かなり手加減している?僕のために?
「サトになら…壊されてもいいですよ」
「…っ。そんなことを言うな…危うく力を込めるところだったぞ」
壊されてもいいって言ってるのに。
「はい。途中で…ジェイドさんが…来て…」
「…それであれか」
棚の上に飾られた2枚の羽。…僕の分は後日アクセサリーに加工されるらしい。
「ジェイドのいる緑の地にはたまにフェニックスが来るんだ。その時に羽を落としていくことがあるからそれを持ってきたんだろう」
「…羽…」
…羽を…落とす?そんなに簡単に抜けるものなの?
僕はそれを見た事がなくてきょとんとした。
「…リオは見たことがないのか?」
「はい。…僕は…部屋から出ることも…あまりしなかったので」
「…何故だ?そこまで行動の制限はしていなかったはずだが…?」
「…背中に風があたるだけでも…ムズムズして…部屋の中にいる方が…良かったんです」
「…悪かった」
サトは僕の昔のことを話すとすぐに謝ってしまう。
「…あの…サト」
「ん?」
「僕は…いつ…降ろしてもらえますか」
サトが帰ってきてからずーっと膝の上に乗せられているけど…重たくないのかな?僕…ここに来てからたくさん食べちゃったし重たくなってると思う…。
「このままでいいだろう」
「…あの…僕…重たい…ので」
「重たくない。むしろ軽いぞ」
「…本当…ですか?」
前よりも食べる量増えたのに?…人族用のご飯を用意してくれるって言ってからご飯は僕の口に合うものしか出てこなくなったし…お菓子も甘すぎないものがたくさん用意されるようになった。…しかも毎日1回お茶の時間があってそこでもお菓子を食べてるのにそれでも重くない?
「あぁ。…ここに来た当初よりは腕も足も太くなってはいるがまだ折れそうで怖い」
「…そう簡単に折れないです」
「竜族は人族よりも力が強いものなのだ」
じゃあ今腰に添えられている手も…かなり手加減している?僕のために?
「サトになら…壊されてもいいですよ」
「…っ。そんなことを言うな…危うく力を込めるところだったぞ」
壊されてもいいって言ってるのに。
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