大関誠は温泉大臣~俺、異世界に温泉旅館作ります!~

八百十三

文字の大きさ
4 / 32
第1章 一体ここはどこだ?

第3話 入植なう

しおりを挟む
 そこそこ人通りのあるルブルーム通りを、女性に腕を引かれながら、時折通行人にぶつかりそうになりながら、俺は歩いて……否、歩かされていく。
 何しろテンパってるこちらのことなどお構いなしに、ぐいぐいと引っ張っていくのだ。こちらの意思など働こうはずもない。
 通行人がずんずん進む彼女と、その彼女に手を引かれる俺に対し、驚愕と好奇の入り混じった視線を向けてくるのを感じる。
 顔を俯かせつつそのまま足を動かすこと5分、彼女は通りに面した立派な建物の前で足を止める。急に止まられたものだから、彼女にぶつかりそうになって地味に焦った。

「ここが来訪者マレビトについて担当するお役所、異局いきょくです!
 来訪者マレビトの皆さんの入植、ステータスやスキルの確認、住居や職業の斡旋や生活面でのサポート……いろんなことで力になってくれるんですよ」
「へぇ……思っていたよりも、手厚くサポートしてくれるんです、ね」

 レンガ造りの背の高い立派な建物を見上げて、俺は感嘆の声を漏らした。
 転移してきたときの不安と心配が、どんどん軽くなっていっているのが分かる。想像していた以上に、転移してきた人々……来訪者マレビトへの対応システムが整備されているようだ。
 俺は日本人だし、都民だったので、ある程度行政のシステムが整っている環境からやってきた。転移した先でもその辺りが整っているのは、単純に安心感を覚える。
 ここでようやく手を放し、意気揚々と異局の中に入ろうとした彼女が、ふと足を止めてこちらを振り返った。

「そういえば、貴方の……お名前は何て仰るんですか?」

 彼女の突然の問いかけに、俺は目を数度瞬かせた。
 確かに、互いに自己紹介をしていない。ずっと彼女や貴女と呼び続けるのも、地味に申し訳がなくてむず痒い気分だった。
 俺は静かに呼吸を整えつつ、自分の名前をそっと口にした。

「……マコト。大関おおぜき まこと、です。
 そういえば俺、あ、僕も、貴女の名前を知らない」
「マコトさん、ですね……あ、大丈夫ですよそんなに畏まらなくても。
 私の名前はアリシア・ヴォコレです。どうぞアリシアとお呼びくださいね。よろしくお願いします」

 犬獣人の女性――アリシアがこれまで何度も見せてきた人懐っこい笑顔を、改めて俺に見せてきた。
 コミュニケーション能力の高い、人当たりのいい彼女の笑顔に和みつつ、そのコミュ力の高さを何とも羨ましく思う。
 というか俺、こんなにコミュ力低くて異世界で生きていけるのだろうか。言葉が通じてもこれじゃあどうしようもない気がする。
 ともあれ、まずはこの世界で生きていく上での必要な手続きをしなくては。俺はアリシアの後ろについて、異局の建物に足を踏み入れた。



 異局の建物の中は、いかにもファンタジー風の異世界という風合いで、実に心が躍る空間だった。
 色とりどりのレンガが組まれた壁、その壁に掛けられた色鮮やかなタペストリーに旗、木製のカウンターの奥ではエルフの女性がにこやかに微笑んで来客に応対し、さらに向こうでは獣人や妖精が書類片手にせわしなく動き回る。
 あぁ、でも、接客業務はどこの世界でも見目麗しい女性優位の仕事なんだなぁ。人の第一印象は見た目が9割だというし、そりゃそうか。

 傍らに立つアリシアが、腕をすっと伸ばしながら異局の内部を説明する。

「1階の、正面奥のカウンターが総合受付です。あそこに行けば殆どの用事に対応してくれますし、別の場所への案内もしてくれます。
 左手の部屋はチェッカールーム、レベル・ステータス・スキルの確認を行える部屋が5つくらい並んでいます。個人情報保護もばっちりです。
 右手には換金屋と喫茶店ティースペースがあります。換金屋では手持ちのお金を両替したり、不用品を買い取ってもらったりできますよ。
 とりあえず、まずは総合受付に行きましょう」

 アリシアが真っすぐ、正面のカウンター目指して足を踏み出す。対して俺は、その場から動けずに、否、動かずに建物内を見ていた。
 これでも社会学を学ぶ学生だ、行政の建物の構造や業務の正常性は気にかかる。実際、異世界の行政というのもなかなか直接目にできるものではない。
 もうちょっと、時間が許せば観察に時間を使いたいところだが、まぁ、これは今やらなければいけないことでもないか。
 俺はカウンターの前で手を振るアリシアと、その向こうで微笑みかける受付の女性の方へ、ゆっくりと近づいて行った。

 カウンターの傍まで寄ると、抜けるように肌色の白いエルフの女性が微笑みかけてきた。
 唐突に、緊張のせいでか心臓の鼓動が早くなる。耳がぼうっと熱を持ってくるのが感じられた。ただの事務手続きでここまで緊張して、果たして俺はこの先大丈夫なのだろうか、いろんな意味で。
 心臓が早鐘を打ち出す俺を一瞥して、受付の女性は手元に紙を引き寄せて羽ペンを執った。

「新規の入植手続きと伺っております、来訪者マレビトよ、神聖クラリス帝国へようこそ。
 まずはお名前を名、姓の順で、次に性別、年齢、種族を伺います。口頭で仰ってください」
「あ……はっ、はい。
 名前はマコト・オオゼキ。男性。年齢は20歳。
 種族は……えー……」

 緊張で上ずった声になりながら、俺は自己のパーソナリティを述べ始めた。
 だが、種族のところで言葉に詰まる。ただ「人間」と言ってしまってよいものだろうか。俺は俺自身を「人間」だと認識しているのだけれど。
 たまらず、隣に立つアリシアに目配せする。視線を受け取ったアリシアが俺に耳打ちしてきた。

「(マコトさんの場合は、人間ヒューマンで問題ないと思います)」
「(ありがとう)」

 アリシアに小声で礼を述べ、改めて受付の女性に向き直る。

「種族は、人間ヒューマンです」
「マコト・オオゼキさん、男性、20歳、人間ヒューマン。ありがとうございます。
 ……はい、申請書類についてはOKです。これからステータス確認と並行してパーソナリティー検査を実施いたします。
 案内の者が立っておりますので、チェッカールーム2番にお入りください」

 受付の女性の右手が、俺の左後方、先程アリシアが説明したチェッカールームの方へと伸びる。
 俺は女性にそっと頭を下げると、指示された方へと歩いて行った。後ろからアリシアもぱたぱたとついてくるようだ。

 まぁ、彼女は「お付き添いの方は部屋の外でお待ちください」と、中に入るのは止められてたんだけど。



 チェッカールームは異局の建物の内装と大きく異なり、魔術的で神秘的な様相を呈していた。
 濃紺色の壁に不規則にラインが走り、明滅しているのが見える。
 案内してくれた、ブラウスをぴしっと着こなした竜人の女性が、ルームの中央に据えられた謎の球体を指し示す。

「マコト様の目の前にあります球体に、両手で触れていただければ、パーソナリティーチェックと同時にステータスが表示されます」

 言われるがままに俺は部屋の中央へと進み、謎の球体の前へと立つ。
 一切の歪みもないほどに真球に誂えられた球体は、見た感じ水晶玉のようだ。透き通った内部で光が不規則に脈動しているのが見て取れる。
 恐らく、魔法とか魔術とかそういう不思議パワーで満ちているのだろう。
 俺はごくりと唾を飲み込むと、そっと球体に両手を添えた。

 刹那、目の前にいくつもの光が浮かび上がる。浮かび上がった光は数度瞬くと、バッと広がって長方形を形成する。
 その長方形の中に、数々の文字や数字が自動で入力されていくのが見える。ただし問題が一つ。
 こちらの文字で記されているせいで、全く読めない。
 傍らに立つ竜人の女性が記された内容を一瞥し、目を光らせる。

「来歴世界、ソレーア。魂色ソウルカラー桜色ブロッサム。なるほど、『ニホン』の方ですね。
 そちらの言語に翻訳を行います、少々お待ちください」

 女性が球体に触れて目を閉じると、空中に形成された長方形が崩れて球体に吸い込まれ、再び浮かび上がり形成された。
 そして表示されている内容は、全て日本語に翻訳されている。便利すぎて眩暈がしてくる機能だ。グー○ル先生だってここまでは出来ない。
 改めて、表示された内容に目を通してみる。

『マコト・オオゼキ(人間)

 職業クラス:なし
 レベル:1
 経験値:0/15

 前衛職適性 :●
 魔法職適性 :●●
 炎属性適性 :●
 水属性適性 :●●●●●
 風属性適性 :●
 大地属性適性:●●●
 光属性適性 :●
 影属性適性 :●
 衝属性適性 :●●

 所持技能スキル:鑑定(温泉) 知識(温泉) 深部探知 基礎技能』

 目が点になった。
 職業が「なし」なのはいい。適性がやたら偏ってるのもまぁいい。
 問題は所持スキル。なんで温泉関連のスキルが二つもあるんだ俺。いくら温泉マニアだからって、こんな尖ったスキル構成していていいものか。
 傍らの女性がすぅと目を細めてくる。

「ご確認いただけましたでしょうか。ただいま表示されたのが、マコト様のステータスになります。
 ご覧いただければわかりますが、かなり特殊な……えぇ、特殊なスキルをお持ちでいらっしゃいますね。適性もそれに特化していらっしゃるご様子。
 これらのステータス確認は技能「基礎技能」の一つ、『ステータス閲覧コンフィルメ』にて簡易的にですが確認いただけます。
 それと、お手持ちの魔法板タブレット……あぁ、お持ちですね。そちらをお貸し願えますか?」
「……魔法板タブレットって、このスマホですか?」

 尻ポケットからスマホを取り出し、女性に差し出すと、確かにと頷き、丁寧に受け取った。
 何故ここでスマホが必要なのか、事態を飲み込めずに俺が首をかしげていると、女性が俺のスマホを手に持ち、指さしながら説明を始めた。

「これからマコト様の『スマホ』に魔法回路を組み込みます。
 『ニホン』からお越しの方ですし、こちらは電力で動作するものと判断しますが、魔法回路を組み込むことでこちらの世界に充満する『魔力』を電力に変換することが出来るようにいたします。
 また、魔力波発信機能、暦や時間、地図情報、言語情報をインストールし、こちらの世界でも『スマホ』が使用できるようにいたします。
 機能をインストールした『スマホ』は大気中の魔力を伝播してやり取りしますので、通常通り通信が行え、翻訳機としても動作いたします」

 女性の説明に、俺は再び目が点になった。
 俺の愛用のスマホが、なんだかやたらとハイスペックになって返ってくるらしい。それに会話は問題ないにしても、文字を読めない現実がある以上、翻訳機能を持たせられるのはありがたい。
 俺のスマホを持った女性が、それを球体へとそっと押し当てると、球体からぶわっと魔法陣のようなものが浮かび上がる。
 浮かび上がった魔法陣は数度回転すると、急速に収束して俺のスマホへと吸い込まれていった。

「インストールが終わりました、ご確認下さい」
「おぉ……」

 恐る恐る、女性の手から差し出されたスマホを受け取る。いつも通りの草津温泉の湯棚の写真が表示されているが、左上のキャリアの表示がされるとこが「Magica」になっていることが確認できる。
 ついでに画面上に表示されるカレンダーも地球上の西暦のそれではない。カレンダーアプリを起動させて月表示に切り替えると、今の年については何とも言えないが、こちらも月は12あり、一月は30日程度のようだ。
 俺がスマホに見入っていると、竜人の女性は深々と頭を下げた。そして告げることには。

「改めましてマコト様、ようこそ『チェルパ・・・・』へ。
 神聖クラリス帝国は、貴方を心より歓迎いたします」

 よかった、俺はこの世界に、少なくともこの国に拒絶されることは無いらしい。
 ホッとした面持ちで、俺は頭を下げ返したのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
 2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。  死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。  命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。  自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...