13 / 50
第1章
第3話(4)ドラゴン、一臭
しおりを挟む
「俺はキョウだ……以上」
「以上じゃありんせんわよ! なんでそんな恰好しているのか聞いているのよ⁉」
「いや、なんと言えば良いのかな……」
「もしかして……」
「うん?」
「そのポニーテールの奴隷?」
「ど、奴隷じゃねえよ!」
「だって、そうじゃないと説明つかねえじゃありんせんの!」
「なんでそうなるんだよ!」
「だって全裸って……」
「まあ、それはあれだ……」
「あれって?」
「色々と事情があるんだよ」
「その色々を聞いているんだけど⁉」
「説明するよりも、分かりやすい方法がある……」
「え……?」
「お前さんをこらしめる」
「なっ……」
俺は赤毛の女にゆっくりと近づく。
「行くぞ……」
「や、やれるものなら、やってみなんし!」
「むっ!」
赤毛の女が本を開く。開かれたページが光を放つ。全身が真っ赤な、巨躯のドラゴンが出てきた。俺は圧倒され、やや後ずさりしてしまう。赤毛の女がそれを見て笑う。
「ふふん! 怖気付いたかえ⁉ この『ファイアドラゴン』の威圧感に!」
「ファ、ファイアドラゴンだって⁉」
「そいんす!」
「わ、わりと安直っていうか……ダサいネーミングだな……」
「んなっ⁉」
俺は思ったことをそのまま口にしてしまう。赤毛の女がムッとする。
「あ、わ、悪い……」
「謝ったって遅いわよ! やっておしまい、ファイアドラゴン!」
「シャアア……!」
ファイアドラゴンがその大きな口を開く。口の中には火が燃え盛っているのが見える。
「おいおい、火炎放射かよ!」
「その通りでありんす! さあ、放て!」
「シャアアア!」
「ふん!」
「!」
「はあっ⁉」
ファイアドラゴンが口から大量の火炎を、俺に向かって放射する。俺は鼻の穴を片方強く押して、もう片方の穴から強い鼻息を出す。その鼻息が火炎を一瞬で消し去る。
「【特殊スキル:荒々しい息吹を発動しました】」
なんだかどうにかして良い感じに言い換えようとしているが、単なる鼻息だろうが。それをやってみようという俺も俺なのだが。俺は鼻の頭をポリポリと擦る。
「ふう……」
「なっ、なにをやったの……?」
「見ての通りだ。鼻息で火炎を消し去った」
「そ、そんな馬鹿なことが……!」
「出来てしまったんだからしょうがないだろう……」
俺は後頭部を抑える。ファイアドラゴンが赤毛の女を見つめる。
「……」
「ええい、動揺すりなんすな! アンタにはまだその鋭い爪がありんす!」
「……!」
赤毛の女の言葉にハッとなったファイアドラゴンが黒い爪をギラりと光らせる。
「黒光りするそれを、これ見よがしに見せつけてくるな……」
「い、言い方がなにか卑猥!」
「? そうか? 考え過ぎじゃないか?」
「え、ええい! 今度こそやっておしまい! ファイアドラゴン!」
「シャアアア!」
ファイアドラゴンが爪で俺を引き裂こうとする。
「むん!」
「なっ⁉ 自らの指をくわえた⁉」
「むうん!」
俺の体が一回り大きくなる。赤毛の女が驚く。
「なっ……巨大化⁉」
「そらあっ!」
「‼」
「はああっ⁉」
俺の振るった拳が、ファイアドラゴンの爪を全て折ってしまう。赤毛の女が信じられないと言った様子の声を上げる。
「【特殊スキル:ストロングポイント吸収セルフを発動しました】」
これはあれか……『爪の垢を煎じて飲む』ってやつか……。なるほど、自身のストロングポイント、長所を吸収して力に換えたのか……一種のドーピングか……。そもそもとして煎じてないし、飲むのなら他者の爪の垢だと思うんだがな。まあ、慣用句をうる覚えでやってみようという俺も俺なんだがな……。
「自慢の爪は折っちまったぜ?」
「ぐっ……」
「シャア……」
「ろ、露骨に動揺すりなんすな! まだ尻尾がありんす!」
「! シャア!」
ファイアドラゴンが太い尻尾をふりふりと振る。
「極太のそれを、ひけらかすように見せつけてくるな……」
「だ、だから、そういう言い方はやめなんし!」
「? なんだ、さっきから? 考え過ぎなんじゃないか?」
「え、ええい! 次こそはやっておしまい、ファイアドラゴン!」
「シャアアアア!」
ファイアドラゴンが尻尾を振り回して、俺を殴りつけようとする。
「ぬん!」
ドーピング効果が持続している俺には、その尻尾を受け止めることは容易だった。
「う、受け止めたところで!」
「それもそうだ……な!」
「⁉」
「はあああっ⁉」
俺はファイアドラゴンの尻尾を引っこ抜いた。
「【特殊スキル:シンプルに怪力を発動しました】」
これで怪力かよ……我ながら恐ろしいな……。ってか、スキル名はなんだよ?
「な、なんてことを……尻尾はまた生えてくるからいいけれど……」
「生えてくるのか、それは良かった」
「シャ、シャアアア……」
俺は安心する。対してファイアドラゴンは戦意を喪失した模様だ。
「戻りなんし、ファイアドラゴン! アンタを失うわけにはいかねえわ……」
赤毛の女が本を開くと、ファイアドラゴンが本の中に戻る。俺が尋ねる。
「自分で戦う気になったのか?」
「冗談も休み休み言いなんし! ここは退却しんす! はっ⁉」
その場から離れようとした赤毛の女が足を止める。ファイアドラゴンよりもさらに大きな黒いドラゴンが空中から見下ろしていたからである。
「エリー、魔族の恥さらしめ……」
「ド、ドラゴンが喋った⁉」
「世の中にはそういう種類もいるのよ!」
エリーと呼ばれた赤毛の女が俺に向かって声を上げる。ああ、そう言われてみると、そんなドラゴンも過去のシリーズにはいたっけか……。黒いドラゴンが話す。
「今ならまだ間に合う……長の下に戻れ……」
「お、お断りでありんす! 型にハマったような生き方は嫌なのでありんす! あちきはもっと自由に生きたい!」
「! 自由に……!」
「そうか、残念だ……命に従わないなら始末せよとの仰せだ……」
「くっ……」
「自由に生きたいやつの邪魔をするなよ!」
「なにっ⁉」
俺は空高く飛び上がり、黒いドラゴンの上に達すると、尻の穴を向ける。
「ファッ〇、ユー!」
「ぐはあっ⁉」
俺は尻の穴に突っ込まれていた骸骨騎士の中指の骨を噴き出させる。弾丸のように飛んだ骨が黒いドラゴンの心臓を貫き、黒いドラゴンは力なく落下し、動かなくなる。
「【特殊スキル:ジェット噴射を発動しました】」
どんなスキルだよ……。俺は着地する。ドーピング効果も切れ、大きさも元に戻った。
「あ、ありがとうござりんす!」
「うおっ⁉」
エリーが俺に抱き着いてきた。
「もう駄目かと思いんした……あやつは魔族が飼っている中でも、強い部類に入るドラゴンでありんした。それを一蹴するとは、なんという強さ……」
「い、いや、それほどでもないって……」
一蹴っていうか、一臭ってやつかな……。どちらかと言えば……。
「謙虚なところもまた素敵でありんす……!」
「い、いやあ……」
エリーが体をさらに密着させてくる。小柄だが、どうしてなかなか豊満な体つきじゃないか。俺はだらしなく鼻の下を伸ばしてしまう。
「ごほん! キョウ殿……」
「はっ⁉ ア、アヤカ!」
「いかがしますか? あの黒いドラゴンの討伐を組合に報告すれば、しばらくはお金には困らないと思われますが……」
「あ、ああ、そうだな、そうしよう……!」
俺たちは街に戻り、ドラゴン討伐を報告する。確認作業を経て、討伐が認定され、俺たちには多額の報奨金が支払われた。金だ! 金が手に入ったのならば……豪遊だ! 俺たち
は街の酒場で飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎをする。エリーが声をかけてくる。
「キョウ様、先ほどからお尻の方を妙に気にしているようでありんすが……?」
「あ、ああ、ちょっと痛くてな……」
「それは大変……そちらの部屋で、魔族に伝わる薬を差し上げんす……こちらです」
「そ、そうか、悪いな……うん……? な、なんだか眠くなってきたな……はっ!」
翌朝、俺はベッドの上で目が覚める。それを確認したエリーが俺に告げる。
「あちき、キョウ様についていくことに決めました……」
「ええっ⁉ ど、どうして……?」
「まるでドラゴン……」
エリーが俺の股間を見て、顔を赤らめながら呟く。またナニかあったんだろうな。何故に眠らせるんだ。なんか損した気分だぜ……尻の痛みは引いたけどさ……。
「以上じゃありんせんわよ! なんでそんな恰好しているのか聞いているのよ⁉」
「いや、なんと言えば良いのかな……」
「もしかして……」
「うん?」
「そのポニーテールの奴隷?」
「ど、奴隷じゃねえよ!」
「だって、そうじゃないと説明つかねえじゃありんせんの!」
「なんでそうなるんだよ!」
「だって全裸って……」
「まあ、それはあれだ……」
「あれって?」
「色々と事情があるんだよ」
「その色々を聞いているんだけど⁉」
「説明するよりも、分かりやすい方法がある……」
「え……?」
「お前さんをこらしめる」
「なっ……」
俺は赤毛の女にゆっくりと近づく。
「行くぞ……」
「や、やれるものなら、やってみなんし!」
「むっ!」
赤毛の女が本を開く。開かれたページが光を放つ。全身が真っ赤な、巨躯のドラゴンが出てきた。俺は圧倒され、やや後ずさりしてしまう。赤毛の女がそれを見て笑う。
「ふふん! 怖気付いたかえ⁉ この『ファイアドラゴン』の威圧感に!」
「ファ、ファイアドラゴンだって⁉」
「そいんす!」
「わ、わりと安直っていうか……ダサいネーミングだな……」
「んなっ⁉」
俺は思ったことをそのまま口にしてしまう。赤毛の女がムッとする。
「あ、わ、悪い……」
「謝ったって遅いわよ! やっておしまい、ファイアドラゴン!」
「シャアア……!」
ファイアドラゴンがその大きな口を開く。口の中には火が燃え盛っているのが見える。
「おいおい、火炎放射かよ!」
「その通りでありんす! さあ、放て!」
「シャアアア!」
「ふん!」
「!」
「はあっ⁉」
ファイアドラゴンが口から大量の火炎を、俺に向かって放射する。俺は鼻の穴を片方強く押して、もう片方の穴から強い鼻息を出す。その鼻息が火炎を一瞬で消し去る。
「【特殊スキル:荒々しい息吹を発動しました】」
なんだかどうにかして良い感じに言い換えようとしているが、単なる鼻息だろうが。それをやってみようという俺も俺なのだが。俺は鼻の頭をポリポリと擦る。
「ふう……」
「なっ、なにをやったの……?」
「見ての通りだ。鼻息で火炎を消し去った」
「そ、そんな馬鹿なことが……!」
「出来てしまったんだからしょうがないだろう……」
俺は後頭部を抑える。ファイアドラゴンが赤毛の女を見つめる。
「……」
「ええい、動揺すりなんすな! アンタにはまだその鋭い爪がありんす!」
「……!」
赤毛の女の言葉にハッとなったファイアドラゴンが黒い爪をギラりと光らせる。
「黒光りするそれを、これ見よがしに見せつけてくるな……」
「い、言い方がなにか卑猥!」
「? そうか? 考え過ぎじゃないか?」
「え、ええい! 今度こそやっておしまい! ファイアドラゴン!」
「シャアアア!」
ファイアドラゴンが爪で俺を引き裂こうとする。
「むん!」
「なっ⁉ 自らの指をくわえた⁉」
「むうん!」
俺の体が一回り大きくなる。赤毛の女が驚く。
「なっ……巨大化⁉」
「そらあっ!」
「‼」
「はああっ⁉」
俺の振るった拳が、ファイアドラゴンの爪を全て折ってしまう。赤毛の女が信じられないと言った様子の声を上げる。
「【特殊スキル:ストロングポイント吸収セルフを発動しました】」
これはあれか……『爪の垢を煎じて飲む』ってやつか……。なるほど、自身のストロングポイント、長所を吸収して力に換えたのか……一種のドーピングか……。そもそもとして煎じてないし、飲むのなら他者の爪の垢だと思うんだがな。まあ、慣用句をうる覚えでやってみようという俺も俺なんだがな……。
「自慢の爪は折っちまったぜ?」
「ぐっ……」
「シャア……」
「ろ、露骨に動揺すりなんすな! まだ尻尾がありんす!」
「! シャア!」
ファイアドラゴンが太い尻尾をふりふりと振る。
「極太のそれを、ひけらかすように見せつけてくるな……」
「だ、だから、そういう言い方はやめなんし!」
「? なんだ、さっきから? 考え過ぎなんじゃないか?」
「え、ええい! 次こそはやっておしまい、ファイアドラゴン!」
「シャアアアア!」
ファイアドラゴンが尻尾を振り回して、俺を殴りつけようとする。
「ぬん!」
ドーピング効果が持続している俺には、その尻尾を受け止めることは容易だった。
「う、受け止めたところで!」
「それもそうだ……な!」
「⁉」
「はあああっ⁉」
俺はファイアドラゴンの尻尾を引っこ抜いた。
「【特殊スキル:シンプルに怪力を発動しました】」
これで怪力かよ……我ながら恐ろしいな……。ってか、スキル名はなんだよ?
「な、なんてことを……尻尾はまた生えてくるからいいけれど……」
「生えてくるのか、それは良かった」
「シャ、シャアアア……」
俺は安心する。対してファイアドラゴンは戦意を喪失した模様だ。
「戻りなんし、ファイアドラゴン! アンタを失うわけにはいかねえわ……」
赤毛の女が本を開くと、ファイアドラゴンが本の中に戻る。俺が尋ねる。
「自分で戦う気になったのか?」
「冗談も休み休み言いなんし! ここは退却しんす! はっ⁉」
その場から離れようとした赤毛の女が足を止める。ファイアドラゴンよりもさらに大きな黒いドラゴンが空中から見下ろしていたからである。
「エリー、魔族の恥さらしめ……」
「ド、ドラゴンが喋った⁉」
「世の中にはそういう種類もいるのよ!」
エリーと呼ばれた赤毛の女が俺に向かって声を上げる。ああ、そう言われてみると、そんなドラゴンも過去のシリーズにはいたっけか……。黒いドラゴンが話す。
「今ならまだ間に合う……長の下に戻れ……」
「お、お断りでありんす! 型にハマったような生き方は嫌なのでありんす! あちきはもっと自由に生きたい!」
「! 自由に……!」
「そうか、残念だ……命に従わないなら始末せよとの仰せだ……」
「くっ……」
「自由に生きたいやつの邪魔をするなよ!」
「なにっ⁉」
俺は空高く飛び上がり、黒いドラゴンの上に達すると、尻の穴を向ける。
「ファッ〇、ユー!」
「ぐはあっ⁉」
俺は尻の穴に突っ込まれていた骸骨騎士の中指の骨を噴き出させる。弾丸のように飛んだ骨が黒いドラゴンの心臓を貫き、黒いドラゴンは力なく落下し、動かなくなる。
「【特殊スキル:ジェット噴射を発動しました】」
どんなスキルだよ……。俺は着地する。ドーピング効果も切れ、大きさも元に戻った。
「あ、ありがとうござりんす!」
「うおっ⁉」
エリーが俺に抱き着いてきた。
「もう駄目かと思いんした……あやつは魔族が飼っている中でも、強い部類に入るドラゴンでありんした。それを一蹴するとは、なんという強さ……」
「い、いや、それほどでもないって……」
一蹴っていうか、一臭ってやつかな……。どちらかと言えば……。
「謙虚なところもまた素敵でありんす……!」
「い、いやあ……」
エリーが体をさらに密着させてくる。小柄だが、どうしてなかなか豊満な体つきじゃないか。俺はだらしなく鼻の下を伸ばしてしまう。
「ごほん! キョウ殿……」
「はっ⁉ ア、アヤカ!」
「いかがしますか? あの黒いドラゴンの討伐を組合に報告すれば、しばらくはお金には困らないと思われますが……」
「あ、ああ、そうだな、そうしよう……!」
俺たちは街に戻り、ドラゴン討伐を報告する。確認作業を経て、討伐が認定され、俺たちには多額の報奨金が支払われた。金だ! 金が手に入ったのならば……豪遊だ! 俺たち
は街の酒場で飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎをする。エリーが声をかけてくる。
「キョウ様、先ほどからお尻の方を妙に気にしているようでありんすが……?」
「あ、ああ、ちょっと痛くてな……」
「それは大変……そちらの部屋で、魔族に伝わる薬を差し上げんす……こちらです」
「そ、そうか、悪いな……うん……? な、なんだか眠くなってきたな……はっ!」
翌朝、俺はベッドの上で目が覚める。それを確認したエリーが俺に告げる。
「あちき、キョウ様についていくことに決めました……」
「ええっ⁉ ど、どうして……?」
「まるでドラゴン……」
エリーが俺の股間を見て、顔を赤らめながら呟く。またナニかあったんだろうな。何故に眠らせるんだ。なんか損した気分だぜ……尻の痛みは引いたけどさ……。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
外れスキル【畑耕し】で辺境追放された俺、チート能力だったと判明し、スローライフを送っていたら、いつの間にか最強国家の食糧事情を掌握していた件
☆ほしい
ファンタジー
勇者パーティーで「役立たず」と蔑まれ、役立たずスキル【畑耕し】と共に辺境の地へ追放された農夫のアルス。
しかし、そのスキルは一度種をまけば無限に作物が収穫でき、しかも極上の品質になるという規格外のチート能力だった!
辺境でひっそりと自給自足のスローライフを始めたアルスだったが、彼の作る作物はあまりにも美味しく、栄養価も高いため、あっという間に噂が広まってしまう。
飢饉に苦しむ隣国、貴重な薬草を求める冒険者、そしてアルスを追放した勇者パーティーまでもが、彼の元を訪れるように。
「もう誰にも迷惑はかけない」と静かに暮らしたいアルスだったが、彼の作る作物は国家間のバランスをも揺るがし始め、いつしか世界情勢の中心に…!?
元・役立たず農夫の、無自覚な成り上がり譚、開幕!
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる