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さらなる復讐
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「普通、リュタンの姿は人間には見えないが、おまえはケイトの血をひいているから見えるはずだ。
おまえは、この森でリュタンが来るのを待て。
村から出歩くのはおそらくリンクだ。
万一、違ったら、リンクに会わせてくれと言うんだ。
相手が躊躇したら、自分はオルジェの息子だって言うんだ。
そうすれば、必ず、奴らの村に入れる。」
「でも、ベルナール、奴らはトレル達と親しいんだろ?
ルークがオルジェさんの息子じゃないってことは知ってるんじゃないのか?」
「大丈夫だ。
そう言えば、ランディがルークにはそう言ってるのだろうと奴らは考えるだろうからな。
つまり、ルークは何も知らないと逆に奴らを油断させられる。」
「なるほど…!
でも、それなら、こんな所で待たずにこっちから奴らの村に攻めこめば良いじゃないか。」
「それがな…奴らの村は巧妙に隠されており、リュタンがいなくては入れない。
さらに念の入ったことには結界が張ってあって、悪魔は中へは入れないんだ。」
「……悪魔は入れない…?……そうか!わかったぜ。
それでルークが奴らの村に入れたら、ルークには悪魔の血は混じっていない。
つまり、ランディかトレルが父親で、入れなかったらイアンの子だってわかるっていうことなんだな!」
ベルナールは、微笑みながら頷いた。
「オルジェス、おまえの言う通りだ。
ルーク、今、聞いた通りだ。
もしも村に入れたら、おまえは平静を装い、夜まで奴らと時間を潰せ。
夜になったら、リンクとアルグを殺る…そして、油をまいて村に火をつけるんだ。
そしたらすぐに村を出ろ。
このあたりには馬車がないから徒歩で行くしかないが、ロートレアという町で落ち合おう。」
そう言いながら、ベルナールは袋と地図を手渡した。
「……ルーク、奴らの外見に惑わされるな。
奴らは悪魔と手を組む悪党だということを忘れちゃいけない。
おまえの母親を酷い目にあわせた仇だということを忘れるな。
……それと、奴らはとんでもない嘘吐きだ。
奴らの言うことは全部でたらめだから信じるな。
良いな!」
おまえは、この森でリュタンが来るのを待て。
村から出歩くのはおそらくリンクだ。
万一、違ったら、リンクに会わせてくれと言うんだ。
相手が躊躇したら、自分はオルジェの息子だって言うんだ。
そうすれば、必ず、奴らの村に入れる。」
「でも、ベルナール、奴らはトレル達と親しいんだろ?
ルークがオルジェさんの息子じゃないってことは知ってるんじゃないのか?」
「大丈夫だ。
そう言えば、ランディがルークにはそう言ってるのだろうと奴らは考えるだろうからな。
つまり、ルークは何も知らないと逆に奴らを油断させられる。」
「なるほど…!
でも、それなら、こんな所で待たずにこっちから奴らの村に攻めこめば良いじゃないか。」
「それがな…奴らの村は巧妙に隠されており、リュタンがいなくては入れない。
さらに念の入ったことには結界が張ってあって、悪魔は中へは入れないんだ。」
「……悪魔は入れない…?……そうか!わかったぜ。
それでルークが奴らの村に入れたら、ルークには悪魔の血は混じっていない。
つまり、ランディかトレルが父親で、入れなかったらイアンの子だってわかるっていうことなんだな!」
ベルナールは、微笑みながら頷いた。
「オルジェス、おまえの言う通りだ。
ルーク、今、聞いた通りだ。
もしも村に入れたら、おまえは平静を装い、夜まで奴らと時間を潰せ。
夜になったら、リンクとアルグを殺る…そして、油をまいて村に火をつけるんだ。
そしたらすぐに村を出ろ。
このあたりには馬車がないから徒歩で行くしかないが、ロートレアという町で落ち合おう。」
そう言いながら、ベルナールは袋と地図を手渡した。
「……ルーク、奴らの外見に惑わされるな。
奴らは悪魔と手を組む悪党だということを忘れちゃいけない。
おまえの母親を酷い目にあわせた仇だということを忘れるな。
……それと、奴らはとんでもない嘘吐きだ。
奴らの言うことは全部でたらめだから信じるな。
良いな!」
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