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さらなる復讐
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「オルジェス、起きてたのか?
傷の具合はどうなんだ?」
「もちろん、まだ痛むさ。
あんたは思いっきり刺してくれたからな。
だけど……本当にすごいもんだな。
なんて言えば良いんだろう…?
身体の中から何かに突き動かされるような…よくわからないが、そんな感覚があるんだ。」
その言葉に、ベルナールは微笑んだ。
「それこそが、上級悪魔の力だ。
どうだ?オルジェス…上級悪魔の力とはすごいものだろう?」
「確かにすごい!
今までとは明らかに違う感覚だ。
ベルナール!俺達、ついに力を手に入れたんだな。」
興奮気味に語るオルジェスに、ベルナールは失笑する。
「オルジェス…この程度のことで満足するな。
私達が目指すものはこんなもんじゃないぞ…」
ベルナールの表情に宿った不敵な笑みは氷のように冷たい。
オルジェスは背筋に寒いものを感じた。
「ベルナール…一つだけ聞かせてくれ。
シャールのことは…最初から殺るつもりだったのか…?
奴は、俺達のことを信用してたと思う。
親切にしてくれたし、友人だと言ってくれた…それなのに…」
「……気の毒だが、仕方がなかったのだ。
今、騒ぎを大きくするわけにはいかんからな。
オルジェス、おまえは悪魔の世界のことをよく知らんようだが…上級悪魔が命を落とすと言うことはめったにないことなのだ。
しかも、エドガーのような強力な悪魔ならよほどのことがない限り、殺られることはない。
だからこそ、この事件はきっと皆の知る所となってしまうだろう…だからこそ、どうでも犯人を明らかにしておかねばならなかったのだ。
そうでなければ、今後、私達が動きにくくなる…
それだけではない。
トレルと親しい悪魔が、私達のことを嗅ぎ回っている。
そいつにも知られたくないからな。」
「オルジェス、起きてたのか?
傷の具合はどうなんだ?」
「もちろん、まだ痛むさ。
あんたは思いっきり刺してくれたからな。
だけど……本当にすごいもんだな。
なんて言えば良いんだろう…?
身体の中から何かに突き動かされるような…よくわからないが、そんな感覚があるんだ。」
その言葉に、ベルナールは微笑んだ。
「それこそが、上級悪魔の力だ。
どうだ?オルジェス…上級悪魔の力とはすごいものだろう?」
「確かにすごい!
今までとは明らかに違う感覚だ。
ベルナール!俺達、ついに力を手に入れたんだな。」
興奮気味に語るオルジェスに、ベルナールは失笑する。
「オルジェス…この程度のことで満足するな。
私達が目指すものはこんなもんじゃないぞ…」
ベルナールの表情に宿った不敵な笑みは氷のように冷たい。
オルジェスは背筋に寒いものを感じた。
「ベルナール…一つだけ聞かせてくれ。
シャールのことは…最初から殺るつもりだったのか…?
奴は、俺達のことを信用してたと思う。
親切にしてくれたし、友人だと言ってくれた…それなのに…」
「……気の毒だが、仕方がなかったのだ。
今、騒ぎを大きくするわけにはいかんからな。
オルジェス、おまえは悪魔の世界のことをよく知らんようだが…上級悪魔が命を落とすと言うことはめったにないことなのだ。
しかも、エドガーのような強力な悪魔ならよほどのことがない限り、殺られることはない。
だからこそ、この事件はきっと皆の知る所となってしまうだろう…だからこそ、どうでも犯人を明らかにしておかねばならなかったのだ。
そうでなければ、今後、私達が動きにくくなる…
それだけではない。
トレルと親しい悪魔が、私達のことを嗅ぎ回っている。
そいつにも知られたくないからな。」
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