78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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魔導士

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「じゃあ、早速、その二人の特徴を詳しく教えてもらおうか。」

 「アレク、そんなことは後で良いじゃないか。
とりあえず、食事でもして…」

 「だめだ。仕事のことをちゃんと片付けてからじゃないと、食事もうまくない。」

アドニアはその言葉に失笑する。



 「……わかったよ。
じゃあ、店で待ってるからしっかり相談しておくれ。
ダニエル、アレクにしっかり伝えるんだよ。」

 「あ…は、はい。」

アドニアは機嫌の良い笑顔を浮かべ、店に戻った。



 「じゃあ、話してくれ。
 二人についてのことなら、どんなことでも良いが…まずは容姿からだな。」

 「は、はい。
まず、マウリッツは、年は僕と同じですが、体格が良いせいか僕よりも少し大人っぽく見えます。」

ダニエルは、緊張した様子で答えた。



 「同い年って…おまえ、いくつなんだ?」

 「え……えっと24です。」

 「24?」

 二人の会話を黙って聞いていたスピロスが不意に口を挟んだ。



 「あ…すみません。
 君はもっと若いのかと思ってたものですから…」

 「確かにその通りだな。
おまえはてっきり十代かと思ってたよ。
スピロス、おまえも確かそのくらいだったよな?」

 「ええ、僕は今年で26ですから二つ違いですね。」

 「そうなんですか?!」

ダニエルも、スピロスのことをもう少し年上だと考えていたため、少し驚いたようにスピロスの顔をみつめた。



 「それで、そのマウリッツの体格はどんな感じなんだ?」

 「えっと…僕よりはずっと背が高く…アレクさんと同じくらいあります。
 筋肉質で、逞しい感じです。」

 「髪の色や瞳の色は?」

アレクはマウリッツとウォルトのことを事細かに質問し、ダニエルはその一つ一つに出来るだけ丁寧に答えた。
だが、一度しか会ったことのないウォルトについては、それほどはっきりとした記憶はなく曖昧な記憶しか思い出すことが出来なかった。
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