78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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魔導士

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「よし、まぁこのくらい聞いておけば大丈夫だろう。
それと、俺が本当におまえの依頼で探しに来たということを証明するために、何か、おまえとそいつらしか知らないようなことはないか?」

 「えっと…どういうことを言えば…」

 「そうだな…
たとえば、子供の頃の話だったり、友達の名前だったり…」

それを聞いたダニエルの顔に笑みが宿った。



 「だったら、薔薇の好きな友達の名前はラビスだと伝えて下さい。
それで信用してもらえるはずです。」

 「よし、わかった。ラビスだな。
じゃあ、明日の朝、早速出発する。
 奴らは馬車でラーフィンに向かったらしいから、セモリュナからしばらく歩いてランバーで馬車に乗りかえるはずだ。
きっとそのあたりの町のどこかで捕まえられるだろう。
けっこう距離もあるし二人を同時に運ぶのは大変だから、帰りは馬車になると思うが、まぁ遅くとも一週間以内には戻って来れると思う。
それまでに、養生して身体を治しとくんだぞ。
 俺は店に行くから、ゆっくり休んでくれ。
 質問攻めで疲れただろう?悪かったな。」

 優しい笑みを浮かべ、ダニエルの肩を優しく叩き、アレクは店の方へ出て行った。



 「良かったですね、ダニエル。
アレクに任せておけば、もう何も心配はありませんよ。」

 「スピロスさん、ちょっと気になったんですが…
アレクさんは、メモを取られていませんでしたが大丈夫でしょうか?」

スピロスは、ダニエルの質問に苦笑いを浮かべる。



 「ダニエル…言ったでしょう?
 彼はとても優秀な魔導師なんですよ。
 彼は、なにげなく話したことでもしっかりと覚えてますから大丈夫ですよ。」

 「そうでしたか…」

つまらない心配をしてしまったことに、頬を赤らめながら、ダニエルはそっと俯いた。 
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