78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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企み

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ロマノスはただ驚き、慌てふためくばかりだった。
クレオンとは大して親しくはなかったが、そんなことを言っている場合ではない。
仕事がうまくさばけなければ、すぐにもロマノスはクビになるだろう。
せっかく手に入れた金の成る木をロマノスは手放したくはなかった。
実力は無いが、金にはけっこう執着のある男だった。



(仕方ない…また、別の誰かを探すか…)



瓶に残った僅かな酒をグラスに注ぐ。
それを飲み干そうとした時、その場に男が現れた。



「クレオン!」

それは、ロマノスの待ちわびた男だった。



「それで、どうだったんだ!?」

ロマノスは、身を乗り出してクレオンに訊ねた。
クレオンは、ゆっくりとロマノスの向かいの席に腰を降ろした。



「どう、だと?
馬鹿にするな。
私に、出来ないこと等あるはずがなかろう。」

「ほ、本当か!?
役に立ちそうな奴らがみつかったのか?」

「当たり前だ。
一流の者達に話を付けてきた。
失敗等有り得ない。」

自信に満ち溢れたクレオンの話を聞いていると、ロマノスも今回の難しい指令がうまくいくような気になって来た。



「ありがとう、クレオン!
あんたなら、やってくれると思ったよ。」

クレオンは、鼻で笑った。



「一応、今回参加する魔道士の名前を書いてきた。」

クレオンは、一枚の紙を懐から取り出してテーブルの上に広げた。
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