78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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「それで、ロダンさん…話というのは?」

「はい、リアナのことを話しておこうと思いましてな。」

「リアナさんの?」

皆の視線が、リアナに注がれた。



「実は、このリアナは、魔導の力を持っておるのです。」

「えっ!?」

本来、魔導の力は男性にしか受け継がれないとされている。
それを、女性のリアナが持っていると言われても、皆、半信半疑だった。



「リアナ、リガスさんを連れて頂上に転移するんじゃ。」

「はい。失礼します。」

リアナは、リガスの手を取り、その場から掻き消えた。



「あっ!」



再び、その場にリアナとリガスが現れた。



「間違いありません。
リアナさんには魔導の力があります。」

リガスの言葉に、皆が感嘆の声をもらした。



「それだけではありません。
リアナは、ロージックの王女なのです。」



(王女!?まさか…)

ディオニシスは、先日見たカードのことを思い出していた。



「ロダンさん、それはどういうことですか?」

「リアナは生まれてすぐに力を封印され、キーファの両親に預けられました。
キーファの両親はもう亡くなっていますから、詳しいことはわかりませんが、おそらく、誰かがリアナを救いたい一心で預けたのでしょう。
リアナには念の入ったことに五枚の封印の護符が埋め込まれており、つい最近、それを全て外したのです。」
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