78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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決意

16

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「陛下、お呼びでしょうか?」

「あぁ、ネストル…
今回のことを、そなたにも話しておこうと思ってな。」

「今回のこと…?一体、何のことですか?」

「実は、な……」

セルギオスは、ネストルに、麓のトンネルのことを話した。



「な、なんですって!
ロージックの者達が攻めて来るというのですか?」

「その通りだ。」

「な、なぜ、そのように大切なことを今まで話して下さらなかったのですか?」

「そなたには、トラニキアで大事な任務がある。
忙しいことはわかっていたから、話さなかったのだ。」

「そのようなお気遣いは無用です。
それで、ロージックはいつどこから攻めて来るのですか?」

「麓の町だ。
リンガー側からトンネルを掘り、もうすぐ開通する。」

ネストルは、驚くと同時に裏切られたような気分を感じた。
当然、そのようなことはロージック側からは何も聞かされていない。
ロマノスという男は、このことを知っていた上で自分を欺いていたのかと思うと、ネストルの胸には激しい怒りが込み上げた。
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