78~運命のカード

ルカ(聖夜月ルカ)

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秘策

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それからは秘密裏に、婚姻の準備が進められた。
ネクタリオス王は、大変驚き、リアナのことを心配したが、リアナの熱い想いを知り、反対はしなかった。
とにかく、事は急を要する。
そのため、婚姻の時に着るドレスも、王妃のものが使われることになった。
リアナはそんなことは気にしていなかったが、ネクタリオス王は本人以上にそのことを気にしていた。
娘には最高のことをしてやりたいという、親としての気持ちからだった。



やがて、準備が整い、リアナとネクタリオス王、そして、スピロスとロダン、それに数人の側近達が、トラニキア頂上の結界を通り、リンガーの地に着いた。



「信じられぬ。まさか、結界に扉がついていようとは。」

ネクタリオス王や側近達は、たいそう驚いていた。



「よくいらっしゃいました。
これから、リンガーの城へお連れ致します。」



リガスを始めとする魔導師達が、一同をリンガーの城に連れて行った。
そこでは、すでに婚姻の儀式の準備が整えられており、リアナの着替えがすむと、すぐに婚姻の儀式が始まった。



「皆の者、今日ここに、リンガーの王子ディオニシスと、ロージックの王女リアナは婚姻した。」

バルコニーからセルギオスの声が響き渡り、国民からは歓声と拍手がわきあがった。
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